- 福島競馬場ダート1150mがどんなコースか分かる!
- 8つの傾向とデータを紹介!
- 福島競馬場ダート1150mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!
今回紹介するコース福島ダート1150mです。この記事を参考に馬券を予想してみてください。
データを制するものは馬券を制す!
福島競馬場ダート1150mの概要・特徴
はじめに、福島競馬場ダート1150mのコースの概要や特徴、レコードタイムや平均タイムについて解説していきます。
コース概要
スタート地点は向こう正面の左側、第2コーナーの外側、芝の上からのスタートになります。フルゲートでも16頭で、中山ダート1200mに似た雰囲気で、芝とダートの境目を走ってのレースになります。3コーナーまでの距離はおよそ480m。緩やかな上り坂を登りながらのコーナリングで、3〜4コーナーはスパイラルカーブが採用されています。
スパイラルカーブとはコーナーの入り口から出口にかけて半径が短くなるコーナーで、スピードが落ちにくいコーナーと言われている
最後の直線は、295.7m、ゴール手前の上り坂を駆け上がってゴールになります。
レコードタイム
福島ダート1000m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
2歳レコード | 1:07.4 | 牝2 | ニシノミズカゼ | 2020年7月12日 |
3歳以上レコード | 1:06.1 | 牡4 | ダンシングプリンス | 2020年7月12日 |
2歳レコードを持っているのはニシノミズカゼ。デビュー2戦目の未勝利戦で2番人気に推され、田辺裕信騎手を背に逃げ切りでのレコード勝ちを収めています。
3歳以上レコードを持っているダンシングプリンスは彦星賞を逃げ切ってレコードタイムで勝利。三浦皇成騎手を背に、見事1番人気の期待に応えました。
今紹介した2歳レコードと3歳以上レコードは、なんと同じ日に記録されたもので、この日の馬場状態は不良ということもあり、前にいった逃げ馬が勢いそのままにゴールまで止まらなかったことが要因として考えられます。
平均タイムとラップタイム
クラス | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 |
---|---|---|---|---|
新馬 | 1:09.1 | 36.5 | 38.1 | 104 |
未勝利 | 1:09.3 | 35.7 | 38.2 | 107 |
1勝 | 1:08.9 | 35.2 | 37.5 | 106 |
2勝 | 1:07.8 | 34.7 | 37.1 | 107 |
3勝 | 1:07.7 | 34.6 | 36.0 | 107 |
OP・重賞 | 1:07.2 | 34.4 | 36.1 | 105 |
平均タイムとラップ数については上記のとおりです。1150mという短距離からか、どのクラスにおいてもレース前半のラップが早くなる傾向にあります。
福島競馬場ダート1150mで行われる重賞レース一覧
当該コースで行われる重賞はありません。
福島競馬場ダート1150mの傾向データ
ここからは、各項目別に傾向とデータを解説していきます。馬券の予想に直結するポイントになりますので、ぜひ予想に役立ててください。
人気別
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 30.1 | 44.0 | 55.4 | 80 | 78 |
2 | 20.5 | 35.5 | 48.2 | 90 | 84 |
3 | 11.4 | 24.1 | 34.9 | 71 | 73 |
4 | 13.9 | 24.7 | 32.5 | 114 | 85 |
5 | 5.4 | 16.3 | 29.5 | 57 | 90 |
6 | 4.8 | 15.1 | 26.5 | 68 | 95 |
7 | 1.2 | 9.0 | 16.9 | 24 | 72 |
8 | 4.2 | 7.8 | 13.3 | 108 | 71 |
9 | 3.0 | 8.4 | 11.4 | 105 | 91 |
10〜 | 0.9 | 2.4 | 5.0 | 75 | 76 |
人気順にみると、ある程度人気通りの結果になることが多く、1〜4番人気馬が好成績を残しています。1番人気の馬は複勝率55%超えとなっていて、軸馬として信頼できそうです。そのほか5、6番人気馬についても勝率は落ちるものの複勝率はそれほど低い訳ではなく、穴馬として十分狙っていけるでしょう。
枠順別
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8.2 | 18.3 | 24.0 | 173.6 | 141.7 |
2 | 5.6 | 9.8 | 15.0 | 214.5 | 75.3 |
3 | 10.0 | 15.9 | 23.2 | 91.7 | 80.3 |
4 | 6.6 | 10.9 | 16.6 | 38.7 | 64.1 |
5 | 5.6 | 12.8 | 18.8 | 38.4 | 61.1 |
6 | 5.5 | 13.0 | 19.7 | 51.7 | 65.3 |
7 | 4.7 | 10.2 | 16.1 | 31.5 | 52.5 |
8 | 7.1 | 15.0 | 25.0 | 34.5 | 81.2 |
枠順別にみると内・外の有利不利はあまり見受けられませんが5・6・7枠の成績が若干他の枠よりも悪いため、注意が必要です。
脚質別
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 36.7 | 56.7 | 66.7 | 471.3 | 211.3 |
先行 | 14.6 | 29.3 | 44.4 | 175.6 | 153.7 |
差し | 2.2 | 7.1 | 12.2 | 27.1 | 56.4 |
追込 | 0.2 | 0.7 | 2.6 | 2.0 | 21.8 |
脚質別にみると1150mという短距離ということもあり、スタートしてからぐんぐん先頭に行ける加速力を持った逃げ・先行馬が好走しています。特に逃げ馬の単勝回収率には目を見張るものがあります。
血統別
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サウスヴィグラス | 14.3 | 21.4 | 35.7 | 125.7 | 115.4 |
ロードカナロア | 9.6 | 12.3 | 15.1 | 57.8 | 42.6 |
ヘニーヒューズ | 7.0 | 20.9 | 32.6 | 27.3 | 115.0 |
ハーツクライ | 37.5 | 50.0 | 50.0 | 323.1 | 146.3 |
アジアエクスプレス | 11.1 | 22.2 | 28.9 | 169.1 | 135.1 |
スクリーンヒーロー | 13.8 | 27.6 | 27.6 | 170.0 | 87.6 |
カレンブラックヒル | 16.7 | 20.8 | 41.7 | 87.9 | 100.8 |
パイロ | 11.1 | 13.9 | 22.2 | 49.4 | 115.6 |
ゴールドアリュール | 12.0 | 28.0 | 28.0 | 100.8 | 57.6 |
キンシャサノキセキ | 5.9 | 9.8 | 13.7 | 24.9 | 28.6 |
血統別にみると、やはりダート短距離に強いサウスヴィグラス産駒が安定した成績を残しています。その他をみるとハーツクライ産駒の成績も目を見張るものがあります。決して出走回数が他の産駒と比べて少ないわけでもないながら全ての項目でトップの成績を残しています。
父系統別
父系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 6.3 | 12.2 | 18.4 | 90 | 80 |
ノーザンダンサー系 | 7.7 | 17.5 | 23.6 | 76 | 85 |
ミスタープロスペクター系 | 6.7 | 12.6 | 19.8 | 83 | 83 |
ロベルト系 | 6.4 | 12.8 | 21.4 | 83 | 91 |
ナスルーラ系 | 7.4 | 12.7 | 18.3 | 92 | 82 |
ヘイロー系 | 2.8 | 7.0 | 12.6 | 37 | 54 |
エクリプス系 | 0.0 | 6.5 | 16.1 | 0 | 58 |
父系統別をみると、ヘイロー・イクリプス系以外は似た成績を残しています。強いていうのであればノーザンダンサー系が僅かながら好成績というデータになりました。
騎手別
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
藤田 菜七子 | 12.1 | 16.7 | 19.7 | 58.6 | 54.4 |
田辺 裕信 | 30.8 | 38.5 | 53.8 | 180.4 | 126.2 |
菅原 明良 | 10.9 | 15.6 | 29.7 | 193.8 | 93.1 |
斉藤 新 | 20.0 | 25.7 | 34.3 | 163.7 | 110.6 |
永島 まなみ | 21.4 | 32.1 | 35.7 | 142.9 | 86.1 |
戸崎 圭太 | 14.7 | 26.5 | 44.1 | 40.6 | 75.0 |
秋山 稔樹 | 13.9 | 22.2 | 30.6 | 157.2 | 95.0 |
角田 大和 | 14.8 | 29.6 | 33.3 | 101.1 | 110.4 |
丹内 裕次 | 9.5 | 16.7 | 23.8 | 40.0 | 79.3 |
木幡 巧也 | 9.5 | 14.3 | 23.8 | 161.0 | 74.0 |
騎手別にみると藤田菜七子騎手が勝利数ではトップにランクインしていますが、安定した成績を残しているのは田辺裕信騎手。3割を超える勝率と、5割を超える複勝率は軸馬を選ぶ際の好材料になります。また、単勝回収率や複勝回収率も100%を超えており、多少の穴馬であっても田辺騎手には注目です。
調教師別
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
奥平 雅士 | 12.1 | 21.2 | 24.2 | 59.4 | 50.9 |
西園 正都 | 22.2 | 27.8 | 33.3 | 62.2 | 53.3 |
田島 俊明 | 11.1 | 29.6 | 40.7 | 1466.7 | 330.0 |
牧浦 充徳 | 9.4 | 18.8 | 18.8 | 111.3 | 80.6 |
牧 光二 | 9.4 | 15.6 | 31.3 | 174.7 | 141.3 |
加藤 士津八 | 17.6 | 29.4 | 47.1 | 112.4 | 102.9 |
森 秀行 | 18.8 | 31.3 | 37.5 | 110.0 | 80.0 |
石栗 雅彦 | 9.1 | 15.2 | 18.2 | 53.3 | 56.1 |
栗田 徹 | 18.8 | 31.3 | 31.3 | 105.6 | 86.9 |
鈴木 伸尋 | 9.1 | 18.2 | 31.8 | 33.2 | 136.4 |
調教師別にみると奥平雅士調教師が勝利数トップという結果になりました。ここで注目したいのは単勝回収率1466%超え、複勝回収率でも330%を超えている田島調教師です。大穴一発、ということではなく30%に迫る連対率と40%を超える複勝率から、人気馬や穴馬関係なく好成績を残していると言えるでしょう。
また、加藤、森調教師にも注目です。前述した田島調教師よりも馬券回収率は高くありませんが、勝率・連対率・複勝率が高く、馬券を購入する際は参考にしてもいいかもしれません。
厩舎別
厩舎 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 5.5 | 11.4 | 17.7 | 73 | 78 |
栗東 | 9.2 | 17.3 | 24.5 | 94 | 86 |
厩舎別をみると、栗東所属厩舎の馬が好成績を残しているというデータになりました。どの項目も美浦よりも数値が上回っているため、馬券を購入する際は所属厩舎にも注目して取捨選択してみてください。
福島競馬場ダート1150mの傾向・データまとめ
ここまで、これまでの傾向とデータを項目別に解説していきました。
それら項目のポイントを1つの表にまとめましたのでご覧ください。
- 1番人気馬は馬券の軸として信頼度は高め。5、6番人気馬も成績は悪くなく、穴として狙える。
- 枠順は5・6・7の外枠の成績が振るわず、やや内枠有利なコースといえる。
- 脚質は逃げ・先行脚質の馬が好成績。逃げ馬の馬券回収率も美味しい。
- ダート短期距離が得意なサウスヴィグラス産駒が安定。ハーツクライ産駒も見逃せない。
- 父系統はヘイロー・イクリプス系は苦戦しがち。素直に割引が必要か。
- 騎手は田辺裕信騎手が抜群の成績。馬券圏内にくる確率も高いため軸として最適な騎手。
- 調教師は田島俊明調教師が安定の成績を残し、馬券回収率も高い。
- 所属厩舎別では、栗東所属厩舎の管理馬が明らかな好成績を残している。
傾向・データをまとめると上記のようになりました。次の章からはこれらを踏まえた馬券攻略法を解説していきます。
福島競馬場ダート1150m|の攻略方法
ここからは、先ほど解説した傾向とデータをもとに福島ダート1000mにおける馬券の攻略方法を解説していきます。
データから見るここが買い
馬・騎手・調教師の3つの項目に分けて、攻略方法を解説していきます。
この馬が買い
この福島ダート1150mコースは、先ほどのデータ解説でもあったとおり、1番人気の信頼度が高い傾向にあります。併せて、前から行く馬、特に逃げ馬が有利ということも踏まえ、ズバリ1番人気に推された逃げ馬は買いです。まずは信頼できる軸を決めてから馬券を組み立てていくと、時間効率が良さそうです。
血統別でみた場合、ダート短距離が得意なサウスヴィグラス産駒は外せません。この血統というファクターを加えると、1番人気馬の信頼度がさらに揺るぎないものになりそうです。
1番人気に推されたサウスヴィグラス産駒の逃げ馬は軸に最適!
この騎手が買い
田辺裕信騎手は間違いなく買いと言える騎手です。30%を超える勝率と連対率、50%を超える複勝率は目を見張るものがあります。馬券回収率を見ても単勝複勝どちらも回収率は100%を超えており、人気馬・穴馬関係なく安定した成績を残しています。
また、2022年はこの1150mコースだけでなく福島ダートコース全体を見ても60%超えの複勝率を残して、福島ダートそのものが得意な騎手と言えます。
他の騎手に注目すると、永島まなみ騎手が勝率20%超、連対・複勝率ともに30%と好成績を残しています。勝利数では同じ女性騎手の藤田菜七子騎手に譲りはしたものの、男性騎手に負けず安定して馬券になっている面を考えればぜひ永島騎手も注目したい騎手です。
田辺裕信騎手が抜群の安定感!次点で推したいのは永島まなみ騎手!
この調教師が買い
先ほど紹介した、田島俊明、加藤士津八、森秀行調教師がオススメ。どの調教師も勝率・連対率・複勝率が高いため積極的に狙っていける調教師と言えます。
あえてその中で買い方を分けるならば、勝率が他の2人よりも若干低いものの、馬券回収率が優秀な田島調教師の管理馬を相手に選び、加藤・森調教師の管理馬を本命や軸に据えるような買い方が良いかもしれません。
田島俊明、加藤士津八、森秀行調教師がオススメ!特に田島調教師は馬券回収率が高く馬券妙味に溢れる!
データから見るここが割引
差し・追い込み脚質の馬は苦戦しがち
傾向・データの章でまとめたとおり、差し・追い込み脚質の馬は苦戦傾向にあります。1150mという距離の短さと、福島競馬場特有の最後の直線の短さゆえ、ゲートを出てからすぐにトップスピードで走ることができる馬の方が有利ということがわかります。
差し馬・追い込み馬は素直に割引しよう!
データの裏を狙う
今回この福島ダート1150mで裏を狙えそうなファクターがあるとすれば、それは枠順です。先ほど5・6・7枠の成績が振るわず内枠が有利と解説しましたが、競馬には大外枠の8枠があります。
ではその8枠の成績はどうなのか。ここでもう一度枠順別のデータを紹介します。
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8.2 | 18.3 | 24.0 | 173.6 | 141.7 |
2 | 5.6 | 9.8 | 15.0 | 214.5 | 75.3 |
3 | 10.0 | 15.9 | 23.2 | 91.7 | 80.3 |
4 | 6.6 | 10.9 | 16.6 | 38.7 | 64.1 |
5 | 5.6 | 12.8 | 18.8 | 38.4 | 61.1 |
6 | 5.5 | 13.0 | 19.7 | 51.7 | 65.3 |
7 | 4.7 | 10.2 | 16.1 | 31.5 | 52.5 |
8 | 7.1 | 15.0 | 25.0 | 34.5 | 81.2 |
いかがでしょうか?全体をとおして勝率3位、連対率3位、複勝率1位、複勝回収率2位と、好成績を残していることがわかります。
大外枠からスタートした分、コースの外を走ることになり不利かと思われがちですが、1150mという短距離だからこそ、この成績につながっていて、もし気になる馬が大外枠に入った場合でも、それを不利と捉えず狙っていけるのがこの福島ダート1150mの特徴かもしれません。
不利な大外枠と捉えず、思い切って8枠の馬を買うのもアリ!
開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬
項目ごとのデータや傾向から間違いなく言えるのは、差し・追い込み馬はかなり苦戦するということ。このことを踏まえて、差し・追い込み馬が人気になることはおそらく少ないはずです。そこで今回注目するのは、所属厩舎です。先ほど解説したように、栗東所属厩舎の方が美浦所属厩舎よりも成績が良いことがわかりました。
栗東の穴馬は狙っていける!美浦の人気馬は危険!
栗東所属厩舎はプラス材料、逆に美浦所属厩舎は割引材料になる!
福島競馬場ダート1150mまとめ
ここまで、傾向とデータ、そこから導き出される攻略法を解説してきました。改めてまとめます。
- 1番人気馬は信頼度が高い!5・6番人気の小穴クラスも狙っていける!
- 逃げ・先行馬は買い!やや内枠有利の傾向がありながらも8枠は好成績!
- ダート短距離巧者のサウスヴィグラス産駒が安定!次点でハーツクライも狙っていける!
- 騎手は田辺裕信騎手が抜群の成績!
- 調教師は田島・加藤・森調教師の3人に注目!
- 差し・追込馬は素直に割引!
- 栗東所属厩舎の管理馬を積極的に狙っていこう!
ぜひ、この記事を馬券の予想のお供にしてみてください!
それでは、よき競馬ライフを!
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