- 福島競馬場ダート1700mがどんなコースか分かる!
- 8つの傾向とデータを紹介!
- 福島競馬場ダート1700mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!
今回紹介するコース福島ダート1700mです。この記事を参考に馬券を予想してみてください。
データを制するものは馬券を制す!
福島競馬場ダート1700mの概要・特徴
はじめに、福島競馬場ダート1700mのコースの概要や特徴、レコードタイムや平均タイムについて解説していきます。
コース概要
スタート地点はホームストレッチの右側、4コーナーを曲がり終えた付近からスタートします。ゴール板を通りすぎ、1コーナーまでの距離は約338m。1〜2コーナーを抜けて向こう正面に入ると、途中から緩やかな上り坂が続きます。緩やかな上り坂を登りながらのコーナリングで、3〜4コーナーはスパイラルカーブが採用されています。
スパイラルカーブとはコーナーの入り口から出口にかけて半径が短くなるコーナーで、スピードが落ちにくいコーナーと言われている
最後の直線は、295.7m、ゴール手前の上り坂を駆け上がってゴールになります。
レコードタイム
福島ダート1000m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
2歳レコード | 1:46.3 | 牡2 | ジョウテンキッズ | 2008年10月26日 |
3歳以上レコード | 1:43.1 | 牡3 | ビルジキール | 2019年6月30日 |
2歳レコードを持っているのジョウテンキッズ。デビュー3戦目の未勝利戦で5番人気と伏兵人気ながら、千葉直人騎手を背に、道中を1、2番手で進めレコード勝ちを収めています。新馬戦と2戦目は芝のレースを走っていましたが、ダートに転向して1戦目でのレコード勝ちでした。
3歳以上レコードを持っているビルジキールは猪苗代特別を5番人気に推され、戸崎圭太騎手を背にレコード勝ちを収めています。道中は2番手にポジションを取り、最後の直線で先頭を差してのレコード勝ちでした。ビルジキールは現在、地方競馬をメインに現役で走っていますので、地方競馬を観戦する際は応援したい1頭ですね。
平均タイムとラップタイム
クラス | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 |
---|---|---|---|---|
新馬 | 1:48.4 | 38.8 | 40.3 | 104 |
未勝利 | 1:47.5 | 38.0 | 40.0 | 105 |
1勝 | 1:46.5 | 37.5 | 39.2 | 104 |
2勝 | 1:45.6 | 37.2 | 38.7 | 104 |
3勝 | 1:44.7 | 38.2 | 38.2 | 103 |
OP・重賞 | 1:44.5 | 37.0 | 37.0 | 103 |
平均タイムとラップ数については上記のとおりです。
福島競馬場ダート1700mで行われる重賞レース一覧
当該コースで行われる重賞はありません。
福島競馬場ダート1700mの傾向データ
ここからは、各項目別に傾向とデータを解説していきます。馬券の予想に直結するポイントになりますので、ぜひ予想に役立ててください。
人気別
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 24.6 | 41.4 | 54.5 | 65 | 77 |
2 | 19.0 | 37.7 | 48.5 | 84 | 83 |
3 | 14.6 | 28.7 | 40.3 | 88 | 82 |
4 | 9.0 | 18.3 | 29.1 | 72 | 70 |
5 | 7.5 | 14.9 | 26.9 | 80 | 83 |
6 | 7.5 | 14.6 | 27.2 | 107 | 94 |
7 | 6.0 | 11.9 | 19.8 | 109 | 94 |
8 | 3.0 | 10.8 | 17.5 | 77 | 100 |
9 | 3.4 | 8.2 | 12.0 | 109 | 84 |
10〜 | 1.1 | 2.5 | 4.5 | 90 | 71 |
人気順にみると、1〜3番人気馬が好成績を残しています。1番人気の馬は複勝率が50%を超えているため信頼はできそうです。また、4番人気以降のデータをみても複勝率が低いという訳ではないため、比較的穴馬を狙いやすいコースでもあります。
枠順別
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5.8 | 10.5 | 17.9 | 27.0 | 46.6 |
2 | 10.3 | 15.5 | 22.0 | 130.9 | 85.1 |
3 | 8.5 | 16.3 | 24.5 | 157.3 | 114.1 |
4 | 4.1 | 11.3 | 19.0 | 31.9 | 56.9 |
5 | 8.2 | 13.9 | 18.3 | 164.4 | 68.7 |
6 | 6.2 | 14.2 | 20.4 | 59.5 | 62.9 |
7 | 6.3 | 13.2 | 20.1 | 80.2 | 63.9 |
8 | 6.1 | 14.2 | 22.7 | 60.1 | 82.9 |
枠順別にみると内と外の有利不利に大きな差はなくフラットとみて良いですが、内枠が若干有利な傾向にあります。ただ、最内枠の1枠についてはあまり成績が振るっていないため、注意が必要です。
脚質別
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 22.1 | 41.1 | 48.9 | 280.3 | 163.9 |
先行 | 16.9 | 31.6 | 44.8 | 225.4 | 147.2 |
差し | 2.4 | 6.6 | 14.2 | 29.0 | 61.0 |
追込 | 0.4 | 0.9 | 1.6 | 1.1 | 5.7 |
脚質別にみると圧倒的に逃げ・先行が有利な傾向にあります。単勝・複勝回収率も高く、馬券を予想する際は逃げ・先行馬を中心に予想を組み立てると良いでしょう。
血統別
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
ヘニーヒューズ | 13.7 | 26.0 | 31.5 | 63.6 | 77.4 |
シニスターミニスター | 11.0 | 19.5 | 34.1 | 79.6 | 89.9 |
キングカメハメハ | 15.7 | 23.5 | 35.3 | 69.8 | 97.3 |
パイロ | 13.2 | 24.5 | 35.8 | 90.9 | 73.2 |
オルフェーヴル | 11.1 | 14.3 | 22.2 | 323.8 | 115.4 |
キンシャサノキセキ | 8.7 | 17.4 | 23.2 | 75.1 | 64.1 |
アイルハヴアナザー | 12.0 | 16.0 | 24.0 | 118.6 | 75.6 |
ルーラーシップ | 6.0 | 13.1 | 22.6 | 219.4 | 86.5 |
ロードカナロア | 8.5 | 11.9 | 16.9 | 171.2 | 62.0 |
ドゥラメンテ | 15.2 | 21.2 | 24.2 | 99.1 | 62.4 |
血統別にみると、ここ数年ダートでの産駒の活躍が目立つヘニーヒューズが勝利数ランキングのトップに。その他パイロ、キンシャサノキセキ、ドゥラメンテが安定した成績を残しています。また、オルフェーヴルの馬券回収率の高さにも注目です。
父系統別
父系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 7.3 | 13.0 | 19.4 | 83 | 74 |
ノーザンダンサー系 | 6.3 | 14.8 | 21.2 | 68 | 80 |
ミスタープロスペクター系 | 6.7 | 13.3 | 20.2 | 78 | 76 |
ロベルト系 | 7.0 | 14.8 | 22.5 | 88 | 97 |
ナスルーラ系 | 8.2 | 17.0 | 25.7 | 90 | 95 |
ヘイロー系 | 6.5 | 14.2 | 21.9 | 78 | 92 |
エクリプス系 | 3.7 | 7.4 | 11.1 | 64 | 65 |
父系統別をみるとエクリプス系の成績が振るっていませんが、その他についてはおおよそフラットな数値となっています。
騎手別
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
戸崎 圭太 | 26.0 | 38.0 | 48.0 | 137.6 | 100.6 |
西村 淳也 | 12.8 | 24.4 | 29.1 | 93.5 | 75.0 |
菱田 裕ニ | 14.9 | 22.4 | 28.4 | 153.3 | 92.7 |
菊沢 一樹 | 9.8 | 13.7 | 22.5 | 233.1 | 162.6 |
田辺 裕信 | 25.0 | 41.7 | 52.8 | 75.6 | 102.2 |
菅原 明良 | 6.1 | 20.2 | 31.3 | 55.2 | 80.8 |
鮫島 克駿 | 12.0 | 20.0 | 32.0 | 83.4 | 117.6 |
亀田 温心 | 7.7 | 15.4 | 27.7 | 62.0 | 120.9 |
秋山 稔樹 | 8.1 | 14.5 | 17.7 | 210.6 | 82.6 |
山田 敬士 | 20.8 | 29.2 | 33.3 | 262.5 | 368.3 |
騎手別にみると、戸崎圭太騎手、田辺裕信騎手、山田敬士騎手が安定した成績を残しています。特に田辺騎手は連対率40%、複勝率50%超えの成績を残しているだけでなく、同競馬場ダート1150m戦でも抜群の成績を残しているため福島ダートが得意な騎手と言えるでしょう。
調教師別
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
斉藤 誠 | 13.9 | 22.2 | 27.8 | 60.8 | 63.3 |
和田 勇介 | 10.0 | 32.5 | 50.0 | 84.8 | 128.5 |
伊藤 圭三 | 14.3 | 32.1 | 42.9 | 77.9 | 112.1 |
武藤 善則 | 10.8 | 18.9 | 21.6 | 85.7 | 57.6 |
鈴木 慎太郎 | 14.3 | 21.4 | 32.1 | 1213.6 | 183.6 |
大江原 哲 | 25.0 | 31.3 | 37.5 | 170.6 | 143.8 |
小笠 倫弘 | 15.4 | 15.4 | 23.1 | 103.5 | 60.8 |
小崎 憲 | 28.6 | 28.6 | 28.6 | 182.9 | 53.6 |
高橋 義忠 | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 203.1 | 70.0 |
加藤 士津八 | 10.7 | 21.4 | 32.1 | 315.7 | 132.1 |
調教師別にみると勝利数で斉藤誠調教士には劣るものの、和田勇介調教師、伊藤圭三調教師が高い連対・複勝率を残しています。高い単勝・複勝回収率を残している鈴木慎太郎調教師にも注目したい。
厩舎別
厩舎 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 5.9 | 12.1 | 19.1 | 75 | 79 |
栗東 | 9.4 | 18.0 | 25.1 | 89 | 84 |
厩舎別をみると、栗東所属厩舎の馬が好成績を残しているという結果になりました。この結果については同競馬場ダート1150mでも同様の結果になったため、馬券を予想する際は参考にしてみてください。
福島競馬場ダート1700mの傾向・データまとめ
ここまで、これまでの傾向とデータを項目別に解説していきました。
それら項目のポイントを1つの表にまとめましたのでご覧ください。
- 1番人気馬の信頼は厚いが、4番人気以降の穴馬も馬券に絡みやすい傾向にある。
- 枠順は内外の有利不利の大きな差はないが、1枠の成績が著しく悪いため要注意。
- 脚質は逃げ・先行脚質の馬が好成績。逃げ・先行馬中心で馬券を予想するべき。
- ヘニーヒューズ、パイロ、キンシャサノキセキが好成績。オルフェーヴル産駒の回収率の高さにも注目。
- 父系統はイクリプス系の成績が振るわず。
- 騎手は戸崎圭太、田辺裕信、山田敬士騎手が安定。特に田辺騎手は同競馬場ダートを得意としている。
- 調教師は和田勇介、伊藤圭三調教師が安定。高い馬券回収率の鈴木調教師にも注目。
- 所属厩舎別では、同競馬場ダート1150m同様、栗東所属厩舎の管理馬が好成績を残している。
傾向・データをまとめると上記のようになりました。次の章からはこれらを踏まえた馬券攻略法を解説していきます。
福島競馬場ダート1700m|の攻略方法
ここからは、先ほど解説した傾向とデータをもとに福島ダート1000mにおける馬券の攻略方法を解説していきます。
データから見るここが買い
馬・騎手・調教師の3つの項目に分けて、攻略方法を解説していきます。
この馬が買い
この福島ダート1700mコースは、先ほどのデータ傾向の部分でも解説したように1番人気の信頼度が高い傾向にあること、さらに逃げ・先行馬が有利ということも踏まえ、ズバリ1番人気に推された逃げ・先行馬は軸として買いです。
また、注目したい血統はヘニーヒューズ、パイロ、キンシャサノキセキ、ドゥラメンテなどの産駒ですが、ほかに注目したいのはアイルハヴアナザー産駒です。アイルハヴアナザー自身、2012年ケンタッキーダービー(GⅠ)を9番人気ながら制した馬なのですが、産駒の成績をみると他のコースのランキングには中々お目にかからない血統ではあります。しかしなぜかこの福島競馬場ダート1700mでは産駒が好成績を残しているため、産駒が出走する際はぜひ注目したいです。
4〜7番人気の好走も目立つため、逃げ・先行馬や、注目の血統などの過去のデータや傾向を、この記事を参考に幅広い視点で馬券を予想しましょう!
1番人気に推された逃げ・先行馬は軸として買い!アイルハヴアナザー産駒に注目!穴候補も幅広い視点を!
この騎手が買い
データ傾向の部分でも解説したように、戸崎圭太、田辺裕信、山田敬士騎手は買いと言える騎手です。特に田辺騎手については、連対率40%複勝率50%を超えており、これだけでも十分に買いの騎手なのですが、同競馬場ダート1150mにおいても、30%を超える勝率と連対率、50%を超える複勝率を誇っており、福島競馬場コース自体が得意な騎手と言えます。
田辺裕信騎手は絶対に買い!
この調教師が買い
和田勇介、伊藤圭三、鈴木慎太郎調教師がオススメ。どの調教師も勝率・連対率・複勝率が高いため積極的に狙っていける調教師と言えます。
特に鈴木慎太郎調教師については馬券回収率も高く、4番人気以降の穴馬も絡みやすいコースであることから高額配当を狙う場合、鈴木調教師管理馬がたとえ人気が無く出走する場合は注目したいです。
和田勇介、伊藤圭三、鈴木慎太郎調教師がオススメ!特に鈴木調教師は馬券回収率が高く馬券妙味に溢れる!
データから見るここが割引
差し・追い込み脚質の馬は素直に割引
傾向・データの章でまとめたとおり、差し・追い込み脚質の馬は苦戦傾向にあります。福島競馬場の特徴である3〜4コーナーのスパイラルカーブは逃げ・先行馬のスピードを落とすことなく最後の直線まで運び、最後の直線もその短さゆえ、差し・追い込み馬は届かないケースが多いです。
併せて割引したいのは1枠から発走する馬です。これについても先ほど紹介したデータのとおり、明らかに成績が振るっていないため脚質とともに注意すべきファクターです。
差し馬・追い込み馬、1枠発走の馬は素直に割引しよう!
データの裏を狙う
裏を狙うデータのファクターは血統です。先ほどオススメしたヘニーヒューズですが、実はその子であるアジアエクスプレスは同競馬場ダート1150mで勝利数ランキングにランクインしています。同様にヘニーヒューズもランクインしていて、父子揃って1150mの勝利数ランキングにランクインしていることになります。
アジアエクスプレス産駒は未だ福島ダート1700mのレースは未出走のためデータはありませんが、もし出走した場合は積極的に狙っていけるのでは、と予想しています。
同コースを得意としているヘニーヒューズの子、アジアエクスプレス産駒にも注目!
開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬
項目ごとのデータや傾向から間違いなく言えるのは、差し・追い込み馬はかなり苦戦するということから、差し・追い込み馬がレース当日人気になることはおそらく少ないはずです。そこで今回注目するのは、枠順です。改めて、枠順別の成績を見てみましょう。
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5.8 | 10.5 | 17.9 | 27.0 | 46.6 |
2 | 10.3 | 15.5 | 22.0 | 130.9 | 85.1 |
3 | 8.5 | 16.3 | 24.5 | 157.3 | 114.1 |
4 | 4.1 | 11.3 | 19.0 | 31.9 | 56.9 |
5 | 8.2 | 13.9 | 18.3 | 164.4 | 68.7 |
6 | 6.2 | 14.2 | 20.4 | 59.5 | 62.9 |
7 | 6.3 | 13.2 | 20.1 | 80.2 | 63.9 |
8 | 6.1 | 14.2 | 22.7 | 60.1 | 82.9 |
データ傾向の部分でも解説したとおり、1枠の成績が他の枠と比べ極端に振るっていないことがわかります。たとえ人気馬だとしても1枠発走の場合は危険な人気馬になり得るかもしれません。
1枠発走の馬は人気馬だとしても危険!
福島競馬場ダート1700mまとめ
ここまで、傾向とデータ、そこから導き出される攻略法を解説してきました。改めてまとめます。
- 1番人気馬は信頼度が高いが4番人気以降の穴馬も馬券に絡みやすい!
- 逃げ・先行馬は買い!1枠発走の馬はたとえ人気馬だとしても危険!
- ヘニーヒューズ、パイロ、キンシャサノキセキ産駒が安定!今後アジアエクスプレスにも注目したい!
- 騎手は田辺裕信騎手が抜群の成績!その他は戸崎圭太、山田敬士騎手が安定!
- 調教師は和田勇介、伊藤圭三、鈴木慎太郎調教師の3人に注目!
- 差し・追込馬は素直に割引!
ぜひ、この記事を馬券の予想のお供にしてみてください!
それでは、よき競馬ライフを!
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