札幌競馬場の芝1200mコースはスプリンターズステークスの優先出走権が得られる【キーンランドカップ(G3)】が開催される舞台です。それ以外にも、条件戦やオープン競走でも使用されていて番組の多いコースとなっています。
この記事では、札幌芝1200mのコース概要や傾向、特徴を紹介したうえで「人気」、「枠順」、「脚質」、「騎手」などのデータを踏まえたうえで攻略法をまとめました。
コースの特徴を制した者が馬券を制する!ぜひ、参考にしてみてください!
札幌芝1200mの概要と特徴
札幌の芝1,200mはキーンランドカップ(G3)が開催されるコースとして有名ですが、普段は未勝利戦からクラス戦、特別戦でも使用されていて使われる頻度が高いコースです。
【洋芝】という特殊な馬場が敷かれているため、荒れることも度々あるコースで、奥深いコースとなっています。
札幌芝1200m|コース紹介
スタート地点は向こう正面の2コーナー奥ポケットです。スタートしてから向こう正面を400mほど走った先に最初のコーナーがあり、その間のほとんど高低差はありません。3.4コーナーは緩やかで大きなコーナーとなっているためそこまで減速しなくてもコーナーを回ることができます。最後の直線はAコース使用時で266m、Cコース使用時は269mです。
札幌のスタンド前直線はJRAの全競馬場の中でももっとも短い直線です。そのため、いかに前目を確保できるかがポイントとなり、基本的には逃げや先行馬が押し切りやすい舞台となっています。差しや追い込み馬が好走するには、コーナーでまくりを決めるか、もしくは馬場の痛みが少ない外目から仕掛けるかがポイントになります。
札幌芝1200m|レコードタイム
札幌芝1200m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
2歳レコード | 1:07.9 | 牝2 | ポメランチェ | 2021年6月19日 |
3歳以上レコード | 1:07:5 | セ7 | エポワス | 2015年8月9日 |
札幌芝1200mはスタンド前直線が短く、洋芝を導入していることからスピードを活かしづらいです。そのため、ほかの1200mのコースレコードと比較してもタイムは遅い傾向があります。逆にいえば、札幌で好タイムを出した馬は他の競馬場でもタイム以上の活躍を見せるかもしれません。
札幌芝1200m|平均タイム
R数 | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 | |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 13 | 1:10.3 | 35.6 | 35.7 | 100 |
未勝利 | 43 | 1:10.0 | 35.0 | 36.0 | 103 |
1勝 | 32 | 1:09.3 | 34.8 | 35.4 | 102 |
2勝 | 21 | 1:09.3 | 34.8 | 35.2 | 101 |
3勝 | 3 | 1:08.8 | 34.7 | 34.9 | 101 |
重賞・OP | 17 | 1:09.3 | 34.6 | 35.5 | 103 |
短距離レースらしく、前傾ラップになっているのが特徴です。ハイペースで流れることが多いですが、最後の直線が短いことから前を走る逃げや先行馬が残りやすいです。
札幌芝1200mで行われている主なレース
レース名 | グレード | 出走条件 | 開催時期 |
---|---|---|---|
キーンランドカップ | G3 | 3歳以上 | 8月下旬 |
UHB賞 | OP | 3歳以上 | 8月上旬~半ば |
すずらん賞 | OP | 2際 | 9月上旬 |
札幌芝1200mで開催される重賞はキーンランドカップのみとなっています。オープン競走はUHB賞とすずらん賞が開催されており、残りのレースはクラス戦や未勝利戦となっています。
札幌芝1200mの傾向
ここからは、2017年から2022年の過去5年の札幌芝1200mを各項目別にデータをまとめました。
それぞれの項目の傾向を知ることで、予想の参考になると思います。ぜひ参考にしてみてください。
札幌芝1200m|人気別成績
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 26.4 | 44.2 | 58.1 | 66 | 78 |
2 | 19.4 | 41.1 | 50.4 | 80 | 82 |
3 | 20.2 | 27.9 | 39.5 | 125 | 77 |
4 | 5.4 | 20.9 | 32.6 | 48 | 79 |
5 | 8.5 | 15.5 | 24.0 | 100 | 68 |
6 | 5.4 | 12.4 | 24.0 | 84 | 89 |
7 | 2.4 | 7.9 | 14.3 | 45 | 66 |
8 | 1.6 | 5.7 | 14.6 | 38. | 86 |
9 | 2.6 | 6.9 | 17.2 | 81 | 114 |
10~ | 1.9 | 3.8 | 5.8 | 110 | 78 |
データからも読み取れるように、上位人気、特に1番人気から3番人気の馬の勝率が非常に高いです。4番人気以下になると勝率ががくっと下がっていることから、勝ち馬を探すなら1〜3番人気から探すのが良いでしょう。
そして、連対率が40%以上、複勝率が50%を超えているのは1.2番人気でした。馬連や三連複など、連複馬券で予想するうえでも上位人気の信頼度は高いコースです。
札幌芝1200m|枠順別成績
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 9.6 | 17.2 | 26.3 | 85 | 93 |
2 | 6.4 | 13.3 | 24.1 | 65 | 79 |
3 | 2.8 | 8.9 | 12.7 | 34 | 48 |
4 | 5.8 | 14.8 | 22.0 | 67 | 76 |
5 | 7.9 | 14.0 | 20.1 | 99 | 81 |
6 | 9.0 | 16.7 | 21.5 | 94 | 76 |
7 | 8.1 | 13.6 | 19.1 | 87 | 72 |
8 | 8.9 | 17.7 | 29.5 | 98 | 103 |
枠順別に好走馬を見てみると、1.2枠も6〜8枠の馬も勝率はほとんど変わりません。3枠だけは好走事例が乏しいですが、全体的にみると内も外も大きな差はなさそうです。複勝の回収率でみると、1枠と8枠の数値が高いです。
内外問わず、端の枠を引いた馬は配当妙味に期待できるコースと言えそうです。
札幌芝1200m|脚質別成績
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 7.6 | 14.3 | 21.0 | 63 | 63 |
先行 | 9.7 | 17.3 | 24.8 | 86 | 77 |
差し | 8.4 | 24.1 | 33.7 | 47 | 73 |
追い込み | 0.0 | 33.3 | 55.6 | 0 | 132 |
脚質別にみると、やはり短距離戦らしく、逃げ馬や先行馬の好走率が高いです。しかしながら、中団で脚を溜める差し馬の好走事例も意外とあります。
また、絶対数こそ少ないですが追い込み馬は回収率の面で優れています。後方組は好走率はあまり高くありませんが、配当面で期待できるので抑えておく買い方はよいでしょう。
札幌芝1200m|騎手別成績
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
C.ルメール | 25.0 | 44.2 | 50.0 | 82 | 81 |
丹内祐次 | 11.6 | 17.9 | 23.2 | 128 | 95 |
横山武史 | 13.8 | 22.5 | 35.0 | 81 | 75 |
武豊 | 18.6 | 37.2 | 46.5 | 93 | 94 |
藤岡佑介 | 11.9 | 25.4 | 37.3 | 88 | 96 |
亀田温心 | 17.6 | 26.5 | 32.4 | 218 | 119 |
吉田隼人 | 6.9 | 18.1 | 29.2 | 57 | 89 |
横山和生 | 9.6 | 23.1 | 32.7 | 74 | 70 |
勝浦正樹 | 6.2 | 16.9 | 21.5 | 94 | 91 |
池添謙一 | 7.4 | 24.1 | 27.8 | 47 | 76 |
もっとも成績がいいのはリーディング上位のルメール騎手です。勝率・連対・複勝率ともにダントツの数値です。そして、レジェンドジョッキー武豊騎手も高い数値をキープしています。札幌芝1200mはリーディング上位騎手や重賞の常連騎手など好走例が目立っています。
なお、配当でもっとも優れているのは亀田温心騎手で、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えています。
札幌芝1200m|調教師別成績
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
須貝尚介 | 24.0 | 40.0 | 56.0 | 105 | 100 |
奥村武 | 41.7 | 41.7 | 50.0 | 158 | 93 |
中野栄治 | 10.3 | 17.9 | 25.6 | 143 | 103 |
昆貢 | 13.3 | 23.3 | 30.0 | 113 | 88 |
安田隆行 | 14.3 | 35.7 | 39.3 | 62 | 73 |
杉浦宏昭 | 14.3 | 21.4 | 25.0 | 183 | 121 |
牧浦充徳 | 12.5 | 12.5 | 20.8 | 161 | 70 |
田島俊明 | 17.6 | 29.4 | 29.4 | 144 | 116 |
大江原哲 | 20.0 | 40.0 | 46.7 | 295 | 230 |
武英智 | 20.0 | 26.7 | 26.7 | 163 | 67 |
札幌芝1200mで好成績を残しているのは須貝尚介調教師と奥村武調教師です。特に、奥村調教師は勝率40%を超えていて単勝回収率も158%です。
また、出走数こそ少ないものの、大江原哲調教師の回収率にも目を見張るものがあります。単勝回収率・複勝回収率ともに200%を超えているのは大江原調教師のみでした。
逆に、名門安田隆行調教師は出走頭数に対して回収率は低めです。このコースに安田隆行調教師の馬が出走したら、配当妙味はあまり期待できないかもしれません。
札幌芝1200m|厩舎別成績
厩舎 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 7.4 | 14.3 | 21.5 | 88 | 82 |
栗東 | 7.4 | 15.1 | 22.9 | 72 | 77 |
厩舎別に見てみると、勝率・連対率・複勝率はほとんど差はありません。回収率でみると美浦所属馬のほうが若干数値は高いですが、出走数もほとんど同じなので所属はどちらでも問題なさそうです。
札幌芝1200m|生産者別成績
生産者名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
ノルマンディーサラブレッドレーシング | 13.6 | 18.2 | 31.8 | 120 | 90 |
ゴドルフィン | 19.4 | 45.2 | 48.4 | 85 | 90 |
サンデーレーシング | 17.9 | 35.7 | 53.6 | 84 | 109 |
ビッグレッドファーム | 11.4 | 14.3 | 17.1 | 157 | 67 |
キャロットファーム | 12.1 | 24.2 | 33.3 | 76 | 85 |
社台レースホース | 15.4 | 19.2 | 23.1 | 109 | 69 |
サラブレッドクラグラフィアン | 8.1 | 13.5 | 21.6 | 85 | 85 |
国本哲秀 | 15.8 | 36.8 | 52.6 | 119 | 118 |
シルクレーシング | 7.4 | 14.8 | 25.9 | 49 | 54 |
ディアレストクラブ | 10.0 | 15.0 | 20.0 | 105 | 59 |
生産者別にみると、ノルマンディーサラブレッドレーシングやゴドルフィンなど、大手生産者が成績を残しています。特に、ゴドルフィンは連対率、複勝率ともに40%を超えています。
逆に好走事例が少ないのがシルクレーシング。好走率はまずまずですが、単勝率と複勝率が著しく低いです。シルクレーシングの馬は人気しやすいですが、このコースでは配当妙味は小さいです。
札幌芝1200m|血統別成績
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 10.3 | 21.5 | 29.9 | 69 | 81 |
ダイワメジャー | 10.6 | 16.5 | 24.7 | 91 | 72 |
マツリダゴッホ | 8.3 | 10.4 | 16.7 | 122 | 71 |
スクリーンヒーロー | 12.5 | 18.8 | 25.0 | 133 | 93 |
キングカメハメハ | 28.6 | 42.9 | 42.9 | 231 | 143 |
キンシャサノキセキ | 4.1 | 12.3 | 21.9 | 43 | 68 |
ディープブリランテ | 7.9 | 10.5 | 18.4 | 95 | 62 |
キズナ | 10.3 | 10.3 | 13.8 | 111 | 52 |
ハーツクライ | 10.7 | 32.1 | 46.4 | 56 | 109 |
モーリス | 13.0 | 21.7 | 30.4 | 103 | 88 |
血統別にみるともっとも勝率が高いのがキングカメハメハ産駒で、単勝・連対・複勝率ともに好成績を残しています。また、単勝回収率も200%を超えていて複勝回収率も100%を超えていました。キングカメハメハの仔であるロードカナロアも多くの勝ち馬を輩出しています。
そのほかの馬でみると、ハーツクライ産駒は単勝率こそ平凡ですが、連対率や複勝率が高く、複勝回収率も100%を超えています。好走しやすいのはキングカメハメハやロードカナロア、相手候補としてはハーツクライがよさそうです。
札幌芝1200m|父系統別成績
父系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス | 8.5 | 15.0 | 23.2 | 89 | 81 |
ノーザンダンサー | 7.2 | 16.0 | 21.8 | 83 | 83 |
ミスタープロスペクター | 6.9 | 14.7 | 22.0 | 72 | 81 |
ロベルト | 6.4 | 12.8 | 18.3 | 78 | 73 |
ナスルーラ | 1.6 | 6.3 | 14.3 | 19 | 48 |
ヘイロー | 5.8 | 12.6 | 20.4 | 70 | 72 |
エクリプス | 0.0 | 9.1 | 18.2 | 0 | 110 |
札幌芝1200mで好走しているのはサンデーサイレンス、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクターの3大大型系統です。数値だけ見るといずれも大きな差はなさそうです。札幌芝1200mでは父系統における極端な好走の差は見られませんでした。
なお、ナスルーラ系の馬は63頭、エクリプスに至っては11頭しか出走していなかったのであまりデータを鵜呑みにしなくてもよさそうです。
札幌芝1200mのデータと傾向まとめ
ここまで、各項目別に表を使って解説を行いました。
改めて、各項目別に一言ずつまとめます。
- 上位人気、特に1.2番人気の信頼度が高い
- 内枠と外枠が好走していて3枠は悪い
- 逃げと先行有利だが差しと追い込みは回収率が高め
- ルメール騎手と武豊騎手が強い
- 勝ち馬は奥村武調教師。配当妙味は大江原哲調教師
- 東西に差はない
- 大手生産牧場が好調
- キングカメハメハ産駒とロードカナロア産駒が馬券によく絡む
- 系統に差はない
札幌芝1200mの攻略方法
洋芝の特徴を理解しよう
洋芝とは、海外の競馬場で導入されている芝です。特徴としては、寒冷地に強いことが挙げられます。
国内の競馬場で洋芝が100%敷かれているのは札幌競馬場と函館競馬場です。このふたつの競馬場は国内でも冷涼な北海道にあります。北海道は冬場がマイナス気温になることから、本州で使われる野芝は枯れてしまうため、洋芝を使用しているのです。
さて、この洋芝は野芝と比較すると走るのに力がいります。そして、野芝のように軽快にスピードを出すことができないことから、時計がかかりやすいのです。
そのため、洋芝が舞台の札幌で結果を残す馬は総じてパワーのある馬が多いです。スピードよりもパワーが求められるのが札幌の特徴といえます。
札幌競馬場芝1200m|データから見るここが買い
この馬が買い
ロードカナロア・キングカメハメハ産駒は単勝率や複勝率を見ても高い数値でした。この2頭の産駒が出走していたらねらい目です。相手候補としてはハーツクライ産駒も面白いです。複勝回収率はこのコースでも上位だったので、もし出走していたら抑えておいてもよさそうです。
脚質でみるなら、逃げや先行馬がもっとも馬券に絡んでいます。馬券に絡む馬に悩んだらとりあえず前の馬に絞って買うのが良いでしょう。ただし、回収率でみるなら差しや追い込み馬も高い数値をキープしているので、配当妙味を求めるなら差しや追い込み馬を選択するのもありです。
この騎手が買い
コンスタントに馬券に絡むのはC.ルメール騎手と武豊騎手です。両騎手は重賞でも頻繁に出走していて結果を残していますね。札幌開催時期は小倉や新潟も同時に開催されるので騎手が分散しますが、その中でも札幌に挑む有力騎手がいれば買いです。
なお、配当妙味でみれば亀田温心騎手がもっとも期待できました。もしも札幌芝1200mで亀田温心騎手が出走していたら抑えてみるのも面白いでしょう。
この調教師が買い
調教師で最も好成績を残しているのは奥村武調教師です。たくさんの好走馬を出しているので、馬券予想に悩んだら奥村調教師の馬を軸にするのもアリです。
回収率でみるなら大江原哲調教師の馬もオススメ。出走頭数自体は少ないものの、回収率は100%を超えているので見かけたら馬券に絡めるのもいいでしょう。
札幌芝1200m|データから見るここが割引
血統でみると、芝で上位リーディングを残しているディープインパクト産駒は不振です。
ディープインパクト産駒は差しや追い込みが得意でスピードに長けた馬が多いです。しかし、力の求められる洋芝でなおかつ直線の短い札幌は実力を出しづらいのかもしれません。
もしも、ディープインパクト産駒が出走していたら予想から外していいです。
札幌競馬場芝1200m|データの裏を狙う
データだけでは分からない、ピンポイントで馬を狙う方法を紹介します。
それは、差しや追い込み馬が好走しやすい条件を見極めることです。一般的に短距離レースは逃げや先行馬がハイペースになっても逃げ粘るケースが多いです。そのため、短距離戦は前を行く馬が有利です。
しかし、開催後期になると内ラチ沿いの馬場が痛み出します。馬場が痛むと走るのにより力が必要になり、前を走る馬はいつも以上にスタミナを消費します。そして、前を走る馬のほとんどはコースロスのない内ラチ沿いを駆けます。
その反面、差しや追い込み馬は後ろから馬場のよいところを選択しながら競馬できます。前の馬が消耗する中、後ろから馬場のよいところを確保すれば差しや追い込み馬も上位争いしやすくなるのです。しかも、札幌芝1200mは差しや追い込み馬の回収率が非常に高いです。
そのため、内ラチ沿いの馬場が痛み出したら、差しや追い込み馬を積極的に狙ってみたら、高配当に期待できます。
開催時期や馬場状態によって狙うべき穴馬と危険な人気馬
札幌芝1200mは開催時期や馬場状態で明確に好走馬が変わります。まず、開催後期で馬場が痛み出すと、明確に時計がかかります。開催後期は力のある馬が結果を残しやすいです。
また、雨で馬場が悪化した時も同じく時計がかかりやすくなるので、力のいる舞台で結果を残した馬がねらい目です。なお、札幌は排水設備が抜群によく、芝が不良になったことはありません。
札幌芝1200mのまとめ
ここまで札幌芝1200mのコース概要から平均タイム、人気ごとや枠順ごとなど、項目別のデータをまとめました。そして、それらのデータから見えてくる攻略法について詳しく解説しました。
まとめると、以下のようになります。
- 上位人気は信頼できる
- 枠順は1.8枠がオススメ。3枠の馬は不振気味
- 逃げ・先行馬が好走しているが差しや追い込みは回収率に期待できる
- 迷ったら武豊騎手かルメール騎手!
- 奥村武調教師と大江原哲調教師の馬に注目
- ロードカナロア・キングカメハメハ・ハーツクライ産駒が狙い目
- 開催後期や雨の後はパワーのある馬が有利
当記事のデータが皆さんの競馬ライフに少しでも役立てたら幸いです。
それでは、よき競馬ライフを!
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