札幌記念2024予想｜今年も堅い？【激推し穴馬】を過去傾向・展開・追い切りから導き出し公開

こんにちは、ジナケイバのイノウエです。

今回は札幌記念2024を徹底分析し、予想します。

• 札幌記念ってどんなレース？過去傾向は？
• 好データ＆割引データに該当した馬、追い切りが良かった馬、どんな展開になるかを教えて！
• 激推し穴馬＆危険な人気馬が知りたい！

そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください！

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▼今週の予想・追い切り記事はこちら
関連：京成杯OH予想と買い目

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予想印発表　※レース前日更新します

◎：12ノースブリッジ【牡6・岩田康】

通算成績	6-0-2-9
父	モーリス
母(母父)	アメージングムーン(アドマイヤムーン)
前走(クラス/コース)	クイーンエリザベス2世C(GⅠ/香港シャティン芝2000m)：3着

札幌記念2024の本命はノースブリッジにしました。

理由は【激推し穴馬】でお伝えしたとおりです。想定より人気するだろうなと思っていましたが、やはり売れましたね。ただ、これくらいならまだ妙味はあると思っています。そして、激推しポイントに加え、奥村調教師が「相手は強いけど、ここをクリアしないと秋の大きいところも狙えない。挑戦状を叩きつけるつもりで勝ちに行きます」と熱くコメントしていたことにも心を動かされました。気持ちだけでなく、「海外を経験して馬が一皮剥けた」という陣営のコメントからも分かるように、心身ともに今まさに充実期にあると思っています。ここを勝利し、秋の大舞台での活躍にして欲しいですね。

○：11プログノーシス【牡6・川田】

通算成績	7-3-2-2
父	ディープインパクト
母（母父）	ヴェルダ(Observatory)
前走(クラス/コース)	クイーンエリザベス2世C(GⅠ/香港シャティン芝2000m)：2着

明らかに能力が抜けていますね。他の馬が弱いのではなく、プログノーシスが強いということです。前走のクイーンエリザベス2世Cでも、最後離されてしまったものの、出遅れながら香港最強馬ロマンチックウォリアーと死闘を演じました。陣営も「能力の天井が見えない」と言うように、まだまだ強くなっています。あくまでもここは通過点であり、いい内容で勝ち切り、秋の大舞台へ挑みたいところでしょう。

ただ、間違いなく単勝オッズ1倍台。ゲートが苦手な馬の1倍台はリスクしかないと考えています。普通に走れば勝つでしょうが、普通に走れない時もあるのが競馬の難しいところ。このオッズでは期待値は低く、対抗までとしました。

△：2ジオグリフ【牡5・武豊】

通算成績	3ｰ1ｰ1ｰ11
父	ドレフォン
母（母父）	アロマティコ(キングカメハメハ)
前走(クラス/コース)	安田記念(GⅠ/東京芝1600m)：6着

絶好枠を引きました。皐月賞を制しているように、右回りのコーナー4つに高い適性がある同馬。加えて札幌2歳Sを制していることから、札幌競馬場は良い舞台だと言えるでしょう。内枠からインの中団あたりで脚を溜め、3.4コーナー付近から仕掛ける競馬が出来れば十分馬券はあると思います。加えて、鞍上が北海道が得意な横山武史騎手というのも好材料でしょう。レースの傾向を見ても、好データに多数該当しており、そちらも推せる材料です。

不安材料は距離ですね。1600mからの2ハロン延長となりますが、プラスとは考えにくいです。大きなマイナスになるとも言えませんが。そして土曜夕方の時点で3番人気に推されており、妙味が薄いので連下まで。印は回しましたが、オッズによっては馬券は買わないかもしれません。

買い目公開　

札幌記念2024｜概要

開催日時/場所	2024/8/18(日) 2回札幌4日　11R
レース名（グレード）	札幌記念(GⅡ)
出走条件	3歳以上オープン (国際)(定量)
使用コース	芝右2000m(Cコース)

まずは札幌記念2024がどんなレースなのか、以下の4つを紹介します。

• コース解説
• 出走馬
• 過去のレース動画
• 過去5年の3連単配当

札幌競馬場芝2000mコース解説

まず、札幌競馬場は全体の高低差が約0.7mとほぼ平坦で、北海道開催特有の100％洋芝であることは覚えておきましょう。芝2000mのスタート地点は、4コーナー奥に作られたポケット内。1コーナーまでの距離は約380mです。札幌競馬場とよく比較される函館競馬場との大きな違いは、スパイラルカーブを採用している函館競馬場とは違い、1〜2コーナー、3〜4コーナーともに、大きく丸みを帯びていること。4コーナーを回り、最後の直線は約266mとJRA全10場で函館競馬場の次に短い設定となっています。

札幌競馬場芝2000mが得意
4.5枠
先行馬
ドゥラメンテ産駒、オルフェーヴル産駒

札幌競馬場芝2000mが苦手
8枠
追い込み馬
ゴールドシップ産駒

札幌競馬場芝2000mの特徴や過去傾向、攻略方法の詳しい解説はこちら
関連：札幌競馬場芝2000mの特徴と傾向まとめ｜攻略方法も一挙公開

出馬表

枠順	馬名 想定オッズ	馬齢 脚質 斤量	騎手 調教師
1	ドゥラエレーデ 10.4	牡4 【・先・・】 58.0	藤岡祐 池添(西)
2	ジオグリフ 12.6	牡5 【・先差・】 58.0	横山武 木村(東)
3	ボッケリーニ 11.8	牡8 【・先差・】 58.0	浜中 池江(西)
4	シャフリヤール 7.7	牡6 【・・差・】 58.0	武豊 藤原(西)
5	チャックネイト 29.9	セ6 【・先差・】 58.0	佐々木 堀(東)
6	トップナイフ 21.6	牡4 【・先・・】 58.0	田辺 昆(西)
7	ホウオウアマゾン 237.2	牡6 【・先差・】 58.0	菱田 矢作(西)
8	アウスヴァール 59.7	セ6 【逃・・・】 58.0	古川吉 昆(西)
9	ステラヴェローチェ 13.0	牡6 【・先差・】 58.0	横山典 須貝(西)
10	モズゴールドバレル 87.8	牝5 【・先差・】 56.0	池添 藤岡(西)
11	プログノーシス 1.6	牡6 【・・差追】 58.0	川田 中内田(西)
12	ノースブリッジ 22.0	牡6 【逃先・・】 58.0	岩田康 奥村(東)

過去のレース結果（動画）

過去5年間の3連単配当

開催年	3連単配当
2023年	168,930円
2022年	15,120円
2021年	11,900円
2020年	10,860円
2019年	10,150円

想定オッズ上位馬3頭紹介

札幌記念2024の想定オッズ上位3頭が、どんな馬なのか解説します。ポジティブデータとネガティブデータを合わせてご紹介！

プログノーシス【牡6・川田】

通算成績	7-3-2-2
父	ディープインパクト
母（母父）	ヴェルダ(Observatory)
前走(クラス/コース)	クイーンエリザベス2世C(GⅠ/香港シャティン芝2000m)：2着

昨年の札幌記念の勝ち馬。その札幌記念が衝撃的な勝ちっぷりで、本格化を思わせる内容でした。その後は、国内海外問わず一線級と戦い、GⅠタイトルこそ手にしていませんが、負けたのはイクイノックスや香港の現役最強馬ロマンチックウォリアーなど、歴史に名を残すであろう名馬ばかり。海外帰り初戦という不安材料はあるものの、秋の中距離路線の中心的な存在になるのは間違いなく、斤量差のないここは絶対に負けられない戦いになります。

ポジティブデータ
2000m【5-0-1-1】

ネガティブデータ
追い込み馬【0-2-2-36】

シャフリヤール【牡6・武豊】

通算成績	4-2-3-6
父	ディープインパクト
母（母父）	ドバイマジェスティ(Essence Dubui)
前走(クラス/コース)	ドバイシーマクラシック(GⅠ/ドバイメイダン芝2410m)：2着

2021年のダービー馬。圧倒的1番人気のエフフォーリアをハナ差で差し切ったのは記憶に新しいです。その後は海外や国内のGⅠで度々善戦するなど、存在感を示しています。不安材料は間違いなく距離。左回りの2400mでは一線級の強さを誇るも、一昨年の天皇賞・秋では2番人気に支持されながら5着と期待を裏切っているように、古馬になってから2000mでは一度も馬券になっていません。ただ、昨年の札幌記念は、喉の疾患があったようで参考外で良いでしょう。
秋の大舞台に向けて、ここで結果を出し、選択肢を増やしたいところです。

ポジティブデータ
ディープインパクト産駒【過去10年で4勝(最多)】

ネガティブデータ
前走ドバイシーマクラシック【0-0-1-5】

ドゥラエレーデ【牡4・藤岡佑】

通算成績	2-3-2-6
父	ドゥラメンテ
母（母父）	マルケッサ(オルフェーヴル)
前走(クラス/コース)	エルムS(GⅢ/札幌ダート1700m)：2着

派手さはないものの、高い先行力と最後まで粘り強く伸び続ける脚が持ち味のドゥラエレーデ。デビューはダートだったものの、芝で初勝利を挙げ、ホープフルSを制しGⅠタイトルを手にしました。その後、芝とダートを行き来し、近4走はダート路線でタイトルこそ獲れていないものの、一線級相手に善戦。前走エルムSから中1週での参戦となり状態面が気になりますが、滞在競馬ということもあってか追い切りでは軽快な動きを披露。GⅠホープフルS以来の芝重賞タイトル獲得なるか注目が集まります。

ポジティブデータ
GⅠ勝利経験あり【過去6年で3勝】

ネガティブデータ
間隔中3週以内【0-0-0-16】

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過去10年間レース傾向・データ分析

ここからは、札幌記念過去10年の傾向と、重要データを紹介します。

枠順別

枠順	着順	勝率 連対率 複勝率
1枠	4-0-2-7	30.8 30.8 46.2
2枠	1-3-0-11	6.7 26.7 26.7
3枠	0-2-2-13	0.0 11.8 23.5
4枠	0-2-0-17	0.0 10.5 10.5
5枠	1-0-3-16	5.0 5.0 20.0
6枠	1-2-2-15	5.0 15.0 25.0
7枠	2-0-0-18	10.0 10.0 10.0
8枠	1-1-1-17	5.0 10.0 15.0

全体的にどの枠からでも好走は可能なようですが、特に1枠の成績が良いです。過去10年で単勝回収率257％、複勝回収率116％で馬券的にも狙いやすいですね。該当馬は人気薄でもチェックしておくべきでしょう。

1枠
ドゥラエレーデ

脚質別

脚質	着順	勝率 連対率 複勝率
逃げ	2-1-0-9	16.7 25.0 25.0
先行	2-2-5-27	5.6 11.1 25.0
差し	4-4-3-38	8.2 16.3 22.4
追込	0-2-2-37	0.0 4.9 9.8

直線の短い札幌競馬場だけに、追い込み馬は厳しい結果に。道中は後方だったとしても、早めから位置を上げ4コーナー付近では先頭集団を射程圏内に入れておきたいところで、それができない馬は大幅な割引が必要でしょう。

追い込み馬
該当馬なし

人気別

人気	着順	勝率 連対率 複勝率
1番人気	0-4-3-3	0.0 40.0 70.0
2番人気	5-1-0-4	50.0 60.0 60.0
3番人気	2-0-0-8	20.0 20.0 20.0
4番人気	0-1-4-5	0.0 10.0 50.0
5番人気	2-0-1-7	20.0 20.0 30.0
6番人気	1-1-0-8	10.0 20.0 20.0
7番人気	0-0-1-9	0.0 0.0 10.0
8番人気	0-1-1-8	0.0 10.0 20.0
9番人気	0-1-0-9	0.0 10.0 10.0
10番人気～	0-1-0-53	0.0 1.9 1.9

1番人気は複勝率こそ高い数字を残しているものの、勝利はゼロというのが気になります。定量戦のGⅡということで相手も決め手を持つ馬が揃う分、実績馬でも勝利するのは簡単ではないということでしょうか。とはいえ、6番人気以下の成績が圧倒的に優れており、中心は人気馬と考えて良いでしょう。

反対に、7番人気以下の激走は稀。特に10番人気以下は即消しで良いくらいです。

人気別の傾向については、【重要データ②】でも詳しく解説しています。

前走レース別

レース名	着順	勝率 連対率 複勝率
安田記念	2-2-1-5	20.0 40.0 50.0
函館記念	2-1-1-31	5.7 8.6 11.4
鳴尾記念	0-0-2-3	0.0 0.0 40.0
QE2世C	1-1-0-1	33.3 66.7 66.7
ドバイシーマC	0-0-1-5	0.0 0.0 16.7

前走安田記念やクイーンエリザベス2世Cといった中距離GⅠ組の成績が良く、今年も素直に中心として考えるべきでしょう。

一方で前走GⅢ組にとっては厳しい結果に。GⅠで有力視されるような馬が相手となると、さすがに格が違うのでしょう。

※【重要データ①】に記載

※【重要データ①】に記載

前走距離別

前走距離	着順	勝率 連対率 複勝率
1600m	2-2-1-8	15.4 30.8 38.5
1800m	1-0-0-22	4.3 4.3 4.3
2000m	4-2-4-53	6.3 9.5 15.9
2200m	0-3-2-6	0.0 27.3 45.5
2400m	2-2-1-4	22.2 44.4 55.6

前走2400m組が好走率に加えて複勝回収率172％と優秀ですが、今回は該当馬がいません。次点以降、該当馬がいたのは1600m組で、複勝回収率101％と優秀な成績です。こちらはほとんどが安田記念組となるので、該当馬はチェックしておくべきでしょう。

一方で、前走1800m組が馬券になったのは1度だけ。下級条件からの挑戦が多い傾向で、今年も割引が必要でしょう。

前走1600m
ジオグリフ
ステラヴェローチェ

前走1800m
モズゴールドバレル

年齢別

年齢	着順	勝率 連対率 複勝率
3歳	2-1-1-5	22.2 33.3 44.4
4歳	3-0-2-28	9.1 9.1 15.2
5歳	3-6-5-29	7.0 20.9 32.6
6歳	2-1-1-26	6.7 10.0 13.3
7歳～	0-2-1-26	0.0 6.9 10.3

3歳馬の成績が優秀ですが、今年は該当馬はなし。次点でチェックすべきなのが5歳馬で、複勝率が優秀です。脂が乗り、本格化した中堅どころは必ずチェックしておきましょう。一方で、7歳以上の馬は散々な結果となっています。

年齢別の傾向については、【重要データ②】でも詳しく解説しています。

7歳以上
ボッケリーニ

東西別

東西	着順	勝率 連対率 複勝率
関東馬	5-1-5-45	8.9 10.7 19.6
関西馬	5-9-5-69	5.7 15.9 21.6

関東馬の勝率がやや高いものの、大きな傾向とは言えず、所属による有利不利はないとみてよいでしょう。

重要データ①：近年は国内外のGⅠ組が中心

過去10年の前走別成績を見ていくと、3着以内馬延べ30頭中18頭は前走がJRAのGⅠだった。また、昨年は香港のクイーンエリザベスⅡ世Cから臨んだプログノーシスが勝ったように、近年は海外G1から帰国初戦となる馬の存在感も増してきている。なお、同じサマー2000シリーズの対象レースである函館記念組は2勝を挙げているが、2018年以降は〔0・0・0・18〕と好走できていないので、近年の傾向を重視するのであれば割り引きたい。

JRAデータ分析

前走国内外のGⅠ
シャフリヤール
ジオグリフ
ステラヴェローチェ
ノースブリッジ
プログノーシス

前走函館記念
アウスヴァール
チャックネイト
トップナイフ

重要データ②：年齢と人気の関係に注意

過去10年の年齢別成績を調べると、3着以内馬延べ30頭中23頭は5歳以下だった。さらに、その23頭中22頭は単勝5番人気以内で、6番人気以下だった5歳以下の馬は〔0・1・0・39〕と苦戦している。一方、6歳以上の馬は馬券に絡んだ延べ7頭中6頭が6番人気以下だった。年齢によって傾向が異なることを覚えておきたい。

JRAデータ分析

勝ち馬傾向：ハイレベルな一戦を勝つ馬は実績もハイレベル

以前は重賞未勝利馬がGⅠウイナーを撃破するシーンも見られたが、2018年以降の優勝馬6頭はいずれも重賞勝ちの実績がある馬だった。その6頭中3頭はGⅠウイナーで、残る3頭は前々走でGⅡを勝ち、前走のGⅠで5着以内に入っての参戦だった。毎年のようにGⅠウイナーが出走する一戦を勝ち切るには、高いレベルの実績を残してきたような馬でないと厳しいようだ。

JRAデータ分析

GⅠ勝ちありor前々走GⅡを勝ち前走GⅠ5着以内
シャフリヤール
ジオグリフ
ドゥラエレーデ
プログノーシス

【傾向データまとめ】複数該当馬

過去10年の好データに複数該当した馬および、割引データに複数該当した馬は以下のとおりです。

プラス要素2つ以上に該当	ジオグリフ ステラヴェローチェ シャフリヤール プログノーシス ドゥラエレーデ
マイナス要素2つ以上に該当	該当馬なし

プラス要素が多いほど過去の好走馬と類似しており、同レースへの適性が高いと言えそう。

一方、マイナス要素が多いほど同レースへの適性が低く、好走が難しくなる傾向にあります。

【編集部イチオシ】ピックアップデータ

札幌記念過去10年の傾向から、ジナケイバ独自の視点でピックアップしたデータを紹介します。

5.6歳×キャリア15戦以内×前走2000m

札幌記念過去10年において、上記データに該当した馬の成績が非常に良かったので、該当する馬は要チェックです。

着度数	勝率	連対	複勝	単回	複回
2-1-1-1	40.0	60.0	80.0	446	186

【編集部イチオシ】追い切り評価トップ3

追い切りを履歴、時計、映像、陣営コメントから総合的に判断し、高評価だった馬トップ3を発表します。

▼出走馬の追い切りタイムは下記記事でご確認ください
関連：【札幌記念2024】追い切りタイム・調教総まとめ

3位：シャフリヤール

履歴がないものの、札幌記念に向けて7月の下旬ごろには北海道入りし調整してきたようです。

一週前追い切りこそモタモタしているように映ったものの、この一追いで一変したようで、最終追い切りは非常に軽やかな動き。不良馬場で時計こそ目立たないものの、リズムよくスムーズな脚捌きで函館のウッドコースを駆け抜けていました。約4か月の休養明けとなりますが、動ける状態にありそうです。

2位：プログノーシス

中間は、7月の中旬から履歴があり、坂路を中心にしっかりと負荷がかけられています.

一週前と二週前はコースで追い切られ、映像のある一週前は外ラチ一杯を周りジワジワと加速。直線で再加速すると、
抜群の推進力で僚馬を置き去りにしました。最終追い切りは、函館で調整程度。北海道に移動してから仕上げた昨年とは調整過程が異なりますが、栗東で順調に乗り込み、しっかり仕上げて北海道に輸送した今年の方が、個人的に好印象です。

心身ともに順調なのが追い切りから伝わってきました。2位評価にしたものの、1位としたノースブリッジとほとんど差のない評価です。

1位：ノースブリッジ

6月下旬から履歴があり、坂路とコースで徐々に時計を詰めて状態を上げていき、ここへ向けて力を出せる状態にもってきたような中間の動きがとても好印象です。

コースでの一週前追い切りの動きが素晴らしく、道中はいつでも弾ける状態でしたが鞍上に抑えられ、直線を向き解放されると一気にギアチェンジ。そして促されると、もう一段階ギアチェンジして再加速し、ラスト2F23.3秒の好時計をマークしました。全体時計が物足りないのは、前半抑えられていたからで、全く気にする必要はありません。最終追い切りは札幌に移動し調整程度の追い切り。雨の影響で重馬場となっていましたが、渋った馬場をものともせず、リズムよく走っていました。

海外帰り初戦で状態面が気になっていましたが、追い切りを見る限りむしろ調子が良さそう。心身ともに良い状態に映ったので、第1位としました。

展開予想

出走馬の脚質、枠順、騎手、馬場状態から展開を予想。詳細は以下のとおりです。

予想ペース：ミドルペース

位置	馬番
逃げ	⑧
先行	①②⑩⑫
中団	③④⑤⑥⑦⑨
後方	⑪

逃げるのはアウスヴァールでしょうか。ゲートが上手くダッシュもつきますし、もう一頭、前走逃げの手を打ったノースブリッジが大外枠に入ったとなれば、並びを考えても高い確率で同馬が先手を主張するでしょう。そのノースブリッジは、前走こそ果敢に逃げましたが、この枠で他に行きたい馬がいるのであれば、無理にハナ争いする事はなさそう。控えても競馬が出来るタイプですし、無理に行かせてかかるリスクを考慮すれば、ある程度前目の位置で壁を作って脚を溜めるでしょう。あとは、内枠に入ったドゥラエレーデ、ジオグリフ、外だとモズゴールドバレルあたりは好位に取りつき、残りの各馬は出たなりで道中脚を溜める。

注目のプログノーシスは前走のクイーンエリザベス2世Cでもそうだったように、ゲートが上手くないので、今回も後方を想定します。他の馬がポンと出れば、最後方になるでしょう。12頭立てでマクりが利きやすいコース形態ということもあり、馬群はある程度固まって進みそう。先頭から最後方まで、そこまで離れていないイメージです。

隊列が決まれば、前半は淡々と進みます。向正面中ほどで、トップナイフあたりが徐々に進出を開始することで、ジワッとペースが上がるでしょうか。とはいえ、今年の札幌記念、最大のポイントは「プログノーシスがどこで動くか」です。そこまでペースが早くならないと想定してるので、ある程度早めから動いてくるのではないかと考えています。プログノーシスが動けば、他の有力馬も動かざるを得ず、ペースが上がることが予想されます。よってプログノーシスが早めに動くとなれば逃げ、先行馬にとっては苦しい展開になりそう。その一列後ろで脚を溜めていた馬や、プログノーシスについていった馬に展開利があると予想します。各馬の仕掛けるタイミングなど、ジョッキーの腕も問われる見ごたえたっぷりのレースになりそうですね。

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【編集部イチオシ】激推し穴馬

これまで解説したさまざまなファクターから導き出した、期待値の高い『激推し穴馬』を紹介します。

激推し穴馬：12ノースブリッジ(想定6番人気)

通算成績	6-0-2-9
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母(母父)	アメージングムーン(アドマイヤムーン)
前走(クラス/コース)	クイーンエリザベス2世C(GⅠ/香港シャティン芝2000m)：3着

激推しポイント①：ピックアップデータに該当

先週の小倉記念でもコスタボニータが該当し、見事2着に好走した【ピックアップデータ】にノースブリッジは該当しています。特に、洋芝、平坦など、札幌競馬場と似ているシャティン競馬場での好走は大きな買い材料となるでしょう。

激推しポイント②：追い切り評価1位

海外帰り初戦で状態面が気になっていましたが、追い切りを見る限り問題なさそう。むしろ成長すら伺える内容で、追い切り評価第1位としました。詳しくは【追い切り評価】をご覧ください。

激推しポイント③：絶好の舞台

右回りのコーナー4つを得意とする同馬にとって、コンパクトでその条件に当てはまる札幌芝2000mは適条件と言えるでしょう。洋芝に関しては、同じく洋芝のシャティン競馬場で問題なく走れていましたし、重めの馬場は苦にしないタイプ。しっかりと力を発揮できる舞台であり、期待できます。

札幌記念2024に関するよくある質問

札幌記念2024の芸能人（有名人）予想が知りたいです。

芸能人予想は下記記事群で紹介しています。

これもう見た？芸能人競馬予想一覧

札幌記念2024のオッズが知りたいです。

リアルタイムオッズはJRA公式サイトで確認できます。

札幌記念2024は何時発走ですか？

発走時間は15：45です。

札幌記念2024が買えるおすすめブックメーカーはありますか？

これもう見た？おすすめブックメーカーまとめ

札幌記念2024｜予想まとめ

今回は、札幌記念2024を徹底分析し予想しました。

実は、登録馬が発表されてから、最初はボッケリーニを中心視するつもりでした。まだまだ元気ですし、8歳という年齢だけでそこまで売れないだろうし、妙味がありそうだなということで。しかし、追い切りの動きを見てやめました。私の眼にはよく映らなかったからです。いつもは8歳馬とは思えない、「まだまだ若いもんには負けん」と言わんばかりのフレッシュな動きを披露してくれるのですが、今回はどうもモタモタした印象。陣営から「輸送で疲れが見えた」とコメントがあったものの、浜中騎手は追い切り後「いつも通り」とコメント。どこまで真意を語っているか分かりませんし、今回は自分の直感を信じようと思いました。応援してる馬なんですけどね。ここは相手までです。

それでは、みなさんに爆益あれ！

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