- 天皇賞(秋)2023の予想を様々な角度(過去傾向・展開)から分析
- 競馬歴17年の筆者が激推し穴馬と買い目を公開
- 当記事を見れば天皇賞(秋)2023の予想が網羅できる
こんにちは、ジナケイバのイノウエです。
今週は天皇賞(秋)2023を徹底分析し、予想します。
- 天皇賞(秋)ってどんなレース?過去傾向は?
- 調子が良いのはどの馬?
- 激走が期待できる穴馬が知りたい!
そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください!
先週、菊花賞は〇→▲→◎で的中!【追い切り評価】2位のドゥレッツァが1着!3位のタスティエーラが2着!
さらに、馬券外に敗れた3番人気サトノグランツ、5番人気ハーツコンチェルトは、自信の無印でした!
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天皇賞(秋)2023|概要
2023/10/29(日) 東京9日 11R
天皇賞(秋)(GⅠ) 3歳上オープン(国際)(定量)
芝2000m(Bコース)
まずは天皇賞(秋)2023はどんなレースなのか、以下の3つを紹介します。
- コース解説
- 出走馬
- 過去のレース動画
東京競馬場芝2000mコース解説
スタート地点は1コーナー奥に設置されたポケット。そこから100m進むと、本コースの2コーナー地点へと進出する左に大きく曲がるカーブがあります。
向正面は長く、3コーナー手前で軽く上り坂になっていて、その後3コーナーから4コーナーにかけては下り坂。
最後の直線は約525mと非常に長く、途中高低差2.1mのなだらかな上り坂が待ち受ける。坂を上りきるとゴールまで約300mは平坦。
スタート後100mで角度のきついコーナーを迎えるため、先行馬が外枠に入った場合、前にいけず位置を悪くしやすい傾向にあります。また、最初のカーブの角度がきついので、内枠に入った馬は包まれて不利を受けやすいのが特徴。今回の天皇賞(秋)のようなビッグレースが行われるコースにしては、枠順による有利不利が出やすい設定となっています。
外枠不利/逃げ有利
出馬表
枠順 | 馬名 | 馬齢・脚質 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | ノースブリッジ | 牡5【逃先・・】 58.0 | 岩田康 |
2 | エヒト | 牡6【・・差追】 58.0 | 横山和 |
3 | ドウデュース | 牡4【・先差追】 58.0 | 武豊 |
4 | ダノンベルーガ | 牡4【・先差・】 58.0 | モレイラ |
5 | ガイアフォース | 牡4【・先・・】 58.0 | 西村淳 |
6 | ジャスティンパレス | 牡4【・先差・】 58.0 | 横山武 |
7 | イクイノックス | 牡4【・先差・】 58.0 | ルメール |
8 | ヒシイグアス | 牡7【・先差・】 58.0 | 松山 |
9 | プログノーシス | 牡5【・・差追】 58.0 | 川田 |
10 | ジャックドール | 牡5【逃先・・】 58.0 | 藤岡祐 |
11 | アドマイヤハダル | 牡5【・先差・】 58.0 | 菅原明 |
過去のレース結果(動画)
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天皇賞(秋)2023|過去10年間レース傾向・データ分析
ここからは、天皇賞(秋)過去10年の傾向と、重要データを紹介します。
枠順別
枠順 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1枠 | 1-3-0-12 | 25.0 |
2枠 | 1-1-0-16 | 11.1 |
3枠 | 1-0-3-14 | 22.2 |
4枠 | 5-0-1-13 | 31.6 |
5枠 | 1-3-1-15 | 25.0 |
6枠 | 0-1-1-17 | 10.5 |
7枠 | 1-2-2-18 | 21.7 |
8枠 | 0-0-2-22 | 8.3 |
4枠が過去10年で5勝と圧倒的に勝ち馬を多く出しています。5枠の複勝率も優秀なことから、4,5枠といった中枠に入った馬は必ずチェックしておきましょう。
一方で、8枠の成績が悪く、なんと過去10年で連対ゼロ。スタートしてわずか100mで急なカーブに差し掛かるため、位置を取りにくいのが原因。たとえ人気馬でも8枠に入ったなら疑ってかかったほうが良いでしょう。
枠順別の傾向に関しては【重要データ③】でも解説しています。
脚質別
脚質 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 0-1-2-7 | 30.0 |
先行 | 4-4-2-29 | 25.6 |
差し | 6-4-2-51 | 19.0 |
追込 | 0-1-3-40 | 9.1 |
意外にも逃げ馬が好成績をあげています。勝利こそないものの、しぶとい粘り込みが意外にも決まりやすいようで、最後の直線が長いコースだからといって、簡単に逃げ馬を消してしまわないよう注意しましょう。
それとは反対に、追い込み馬でもこの長い直線なら十分に届くと思いきや、複勝率が低いのが現実。これまで直線だけで勝負してきた馬にとっては、厳しいコース設定といえそうです。
人気別
人気 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1番人気 | 6-2-1-1 | 90.0 |
2番人気 | 1-2-2-5 | 50.0 |
3番人気 | 1-1-1-7 | 30.0 |
4番人気 | 0-1-1-8 | 20.0 |
5番人気 | 2-1-0-7 | 30.0 |
1番人気には逆らえません。なによりも、過去10年で6勝というのが素晴らしいですね。2番人気も1勝しかあげていないものの、2回に1回は馬券になっており信頼度は高め。実績のある馬が、しっかりと好走する傾向にあるようです。
過去5年間の3連単配当
開催年 | 3連単配当 |
---|---|
2022年 | 23,370円 |
2021年 | 2,040円 |
2020年 | 4,130円 |
2019年 | 8,860円 |
2018年 | 24,230円 |
昨年のイクイノックスや、こちらのレースを連覇している名牝アーモンドアイなど、圧倒的に支持を集めた馬が勝利を収め、大穴馬の激走がないことから、配当が落ち着く傾向にあるようです。
前走レース
レース名 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
安田記念 | 2-2-1-3 | 62.5 |
毎日王冠 | 2-1-5-35 | 18.6 |
ダービー | 2-0-1-2 | 60.0 |
宝塚記念 | 1-3-2-12 | 33.3 |
札幌記念 | 1-2-0-16 | 15.8 |
前走が安田記念だった馬が非常に良い成績をあげていますが、本年は該当馬がいません。
前走レースの傾向については【重要データ④】でも解説しています。
東西別
東西 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
関東馬 | 7-2-5-42 | 25.0 |
関西馬 | 3-8-5-85 | 15.8 |
関東馬が過去10年で7勝と非常に良い成績をあげています。複勝率も比較的高いことから、輸送距離の短い関東馬にアドバンテージがあるようです。
重要データ①:5歳以下の馬の争い
2013年3着のエイシンフラッシュ(6歳)を最後に、6歳以上の馬は3着以内に入っていない。基本的には5歳以下の馬たちによる争いだと考えてよさそうだ。過去10年では、出走頭数は少ないものの3歳馬も好走しており、エフフォーリア(2021年)、イクイノックス(2022年)と現在2連勝中だ。前週の菊花賞に向かわず、あえて古馬相手の当レースに出走してくる3歳馬がいるようなら、今年も要チェックだろう。
JRAデータ分析
重要データ②:牝馬の好走率が高い
過去10年では、牡・せん馬に比べて牝馬の好走率が圧倒的に高い。2週後に行われる牝馬同士のエリザベス女王杯ではなく、あえて牡馬相手のここに挑戦してくる牝馬には注目すべきだろう。
JRAデータ分析
重要データ③:内寄りの馬番が優勢
東京・芝2000メートルはスタート直後にコーナーがあるため、外枠に入るとレースの組み立てが難しいと言われている。それはデータにも表れており、過去10年では10番よりも内の馬番となった馬しか優勝していない。軸馬は1番から9番の馬から探した方がよさそうだ。
JRAデータ分析
重要データ④:上半期のGⅠからの直行馬が狙い目
かつては休み明けを一叩きするローテーションが有力だったが、現在は当レースが秋初戦となる馬の方が好走率が高い。過去10年で上半期のGⅠから直行してきた馬の3着内率が44.4%と優秀。中でも安田記念から直行してきた馬は3着内率が62.5%もある。その他で勝負になるのは前走GⅡの馬まで。前走がGⅢやオープン特別だった馬は、過去10年で馬券に絡んでいない。
JRAデータ分析
重要データ⑤:前走3着以内が目安
≪無料予想8月戦績公開≫過去10年の前走の着順別成績を見ると、宝塚記念9着から巻き返した2017年優勝のキタサンブラックのような例もあるが、成績が安定しているのは前走で3着以内に入っていた馬たちだ。特に前走がGⅡだった場合は3着以内に入っていないと厳しく、GⅡで4着以下だった馬は【0・1・1・54】で3着内率は3.6%にとどまっている。
JRAデータ分析
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天皇賞(秋)2023|追い切り評価トップ3
3位:イクイノックス
一週間前追い切り(10/18・水)
美浦 W 良
7F 93.7-78.9-65.4-51.4-37.4-11.8
最終追い切り(10/25・水)
美浦 W 良
5F 67.6-52.5-37.3-11.3
一週前追い切りは、南Wコースで併せ馬。終始馬なりだったにもかかわらず、好時計をマーク。とてもリラックスした様子で、柔らかなフットワークでリズム良くコースを周回し、騎乗したルメール騎手も「すごく良かった」と満足した様子でした。
最終追い切りは、南Wコースで3頭併せの真ん中で木村厩舎の最終追い切りらしく、実戦に近いかたち。両サイドの馬に挟まれて、かなりタイトなスペースでしたが、怯むことなく割っていき余裕の先着。メンタル面、フィジカル面ともに高いレベルでの安定を感じました。
入厩してからの一連の流れを見る限り、いつも通りのメニューを順調にこなしているようで好印象。まだ上があるように感じるものの、十分に力を出せる状態にありそうです。
2位:ジャックドール
一週間前追い切り(10/18・水)
栗東 CW 良
6F 81.1-65.1-49.9-35.6-11.1
最終追い切り(10/25・水)
栗東 CW 良
5F 65.4-49.7-35.3-11.0
最終追い切りでは、終い軽く促しただけで好時計をマーク。力んでいた様子は全くなく、調子の良さが時計に表れているということでしょう。藤岡調教師も「状態だけで言えば過去イチ」と絶賛していました。その言葉が示すとおり、映像からも走ることに対する前向きさが伝わってくる追い切り。また、以前の調教では手前をコロコロ替えて走ったりしていましたが、今回は直線を向きスムーズに左手前に替えると、映像で確認できる範囲では、不必要に手前を替えることなく、集中して真っ直ぐ走り抜けていきました。
前走時も状態は良さそうでしたが、さらに1段階上の仕上がりにありそう。十分に力を出せる状態にありそうです。
1位:ドウデュース
一週間前追い切り(10/19・木)
栗東 CW 良
6F 81.1-65.8-51.1-36.2-11.2
最終追い切り(10/25・水)
栗東 坂路 良
800m 52.8-37.8-24.1-12.0
前走が取り消しになったため、京都記念以来で約8か月ぶりの実戦ということでどのような状態で出てくるのか注目していましたが、一週前追い切りの迫力は凄まじいものでした。CWコースで武豊騎手を背に、3頭併せの内側を僚馬を追いかける形。楽な手応えで直線で僚馬に並ぶと、いつでもギアを上げられる状態で少し我慢。ラスト鞍上がゴーサインを出すと、待ってましたと言わんばかりに筋肉モリモリの身体を一杯に使って、グイグイと加速。特筆すべきはその気迫。闘争本能むき出しで、まさに猛々しい男馬といった印象。さらに、ここで楽に抜き去った相手が、同厩舎のなかでも調教駆けするオープン馬、ユーキャンスマイルとフライライクバードだというから驚きです。
最終追い切りは、いつものポリトラックではなく坂路で単走。詳しい意図については分かりませんが、馬なりで力強く坂を駆け上がりました。騎手に比べ体重の重い助手さん騎乗で好時計をマークするということは、状態がいいという証拠でしょう。長期の休み明けにはなりますが、ズブさは見られず調子は良さそう。十分に力を発揮できる状態にあると思います。
天皇賞(秋)2023|展開予想
予想ペース:ミドルペース~ハイペース
位置 | 馬番 |
---|---|
逃げ | ⑩ |
先行 | ①⑤ |
中団 | ②③④⑥⑦⑧⑨⑪ |
後方 |
道中の位置取り
確固たる逃げ馬不在のメンバーのなか、逃げるのはジャックドールと予想します。なぜなら、恐らくスローからの瞬発力勝負に持ち込みたくないから。ジャックドールは、道中ある程度流れるタフなペースで、最後バテ比べになるような展開で恐ろしく強い馬です。なので、キレキレの末脚勝負になっては分が悪い。他に行く馬がいないのなら、勝利した大阪杯のように積極的にハナを主張し、得意の展開に持ち込むの可能性は十分に考えられます。
それに続くのは好枠に入ったノースブリッジ、ガイアフォースは前につけそう。この2頭も末脚勝負では敵わないため、早め進出から粘り込みを計るでしょう。
さらに後ろは出たなりで位置が変わりそうですが、比較的前になりそうなのは、スタートが決まったと仮定して、ヒシイグアス、エヒトあたりでしょうか。ただし、エヒトは内枠に入ったので、ゲートを失敗したら包まれてかなり位置が悪くなりそうです。ジャスティンパレスも有力馬よりも前を取りたいはずなので、このあたりを狙いたいでしょうが、駐立が苦手なようなのでスタートがカギになる。ダノンベルーガは基本的には中団前目あたりでしょうが、もしかするとこの集団の前のほう、4.5番手あたりにつけるかもしれません。注目のイクイノックスはスタートが上手いので、無理せずともこの集団の後ろくらいの位置を取れそう。ドウデュースはゲートこそ出るものの、あまり進んでいかないのでいつも通り後方から。プログノーシスもいつものように後方待機で、アドマイヤハダルも大外枠に入ってしまったため無理せず控える競馬を選択するでしょう。
展開まとめ
逃げ予想のジャックドールがどんなペースを刻むかに注目。昨年のパンサラッサほどではないにしても、ある程度思い切った競馬をしないと勝ち目はないんじゃないかなと思います。注目馬が後方に集中しているので、後ろでけん制しあってくれればジャックドールとしては、してやったりですね。とはいえ、直線の長い東京コースで11頭と少頭数でのレースとなるので、直線で速い脚を使った馬が上位に来るような展開となるでしょう。基本的には、決め手で劣る先行馬には厳しいレースになると予想します。逃げ馬は別ですが。
天皇賞(秋)2023|有力馬
イクイノックス【牡4・ルメール】
通算成績 | 6-2-0-0 |
父 | キタサンブラック |
母(母父) | シャトーブランシュ(キングヘイロー) |
昨年の年度代表馬。ここまで海外GⅠドバイシーマクラシックを含む国内外のGⅠを4連勝中で、国際競馬統括機関連盟(IFHA)が10月12日に発表した「ロンジンワールドベストレースホースランキング」では、レーティング129で堂々の世界1位をキープ。ちなみに2位は、先日行われた凱旋門賞を制したエースインパクトを含む2頭。昨年の天皇賞・秋を勝利していることから、東京芝2000mに全く不安はなし。秀でた競馬センスの持ち主で、どの位置からでも抜群の末脚を繰り出せるのが強み。しかし、今回出走を予定しているドウデュースにはダービーで敗れており、再戦は今回が初。ここでリベンジを果たし、GⅠ5連勝を飾れるかに注目です。
プログノーシス【牡5・川田】
通算成績 | 6-2-1-1 |
父 | ディープインパクト |
母(母父) | ヴェルダ(Observatory) |
海外からの帰国初戦となった前走札幌記念では、ジャックドールやシャフリヤールといったGⅠホースを相手に2着に4馬身差をつける圧勝。馬場のいいところを通れたとはいえ、これまでの直線勝負ではなく、早めから進出するマクり気味の競馬で強さを見せました。5歳になってから国内で負けなしと、勢いという点では今回のメンバーでナンバーワンと言えます。前走のようにハマった時の爆発力は凄まじい反面、乗り難しい面がありますが、同馬のことを知り尽くす川田騎手が継続騎乗するので、心配しなくてよさそう。初の国内GⅠ挑戦で、いきなりのタイトル獲得なるか。
スターズオンアース【牝4・Mデムーロ】
通算成績 | 3-4-3-0 |
父 | ドゥラメンテ |
母(母父) | サザンスターズ(Smart Strike) |
昨年の牝馬クラシック2冠馬で、最優秀3歳牝馬。最後の一冠、秋華賞はスタートが上手くいかず3着に敗れはしたものの、上がり最速の脚を使い、勝ち馬に0.1秒差の3着と健闘しました。その秋華賞のあと、5か月半の休養を経て古馬との対戦となりましたが、大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着と、好走はしているものの勝ち切れない競馬が続いています。ただ、2週間後に行われる牝馬同士の戦い、エリザベス女王杯ではなく、イクイノックスをはじめとする強力な牡馬相手と分かっていながらここを選んだのは、なにかしらの勝算があってのことでしょう。斤量差2kgのアドバンテージを活かし、オークス以来のGⅠタイトルを目指します。
前走着順に着目へ
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新潟記念データご紹介
過去10年3連単平均配当は20万弱と波乱含みのハンデ戦。データでは前走5着以下馬が17頭も好走。昨年は前走5着ノッキングポイントが1着、前走7着ユーキャンスマイルが2着、10番人気で穴を開けた3着インプレスは前走13着の馬でした。一昨年も前走16着カラテが10番人気で優勝、2着も前走13着の9番人気ユーキャンスマイル 3年前も前走14着だったマイネルファンロンが12番人気で優勝。前走着順の悪い馬の巻き返しを狙うと良さそうですね。
────────────
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天皇賞(秋)2023|激推し穴馬
激推し穴馬①:10ジャックドール(想定5番人気)
激推しポイント①:上手く逃げられれば
【展開予想】でも述べましたが、上手く逃げて有力馬たちが後ろでけん制しあっている間にセーフティーリードを取れれば、してやったりの大金星があってもおかしくないのではないでしょうか。それができるメンタルとフィジカルを持った馬だと思います。
激推しポイント②:昨年の4着はむしろ評価できる
昨年の同レースでは4着に敗れていますが、展開が向かない中での4着で、評価できる内容でした。パンサラッサが大逃げしたため計測上ハイペースとなっていますが、パンサラッサ無しで見てみるとスローからの瞬発力勝負のようなもの。ジャックドールは、タフな展開で他の馬が潰れるところをしぶとく脚を伸ばしてナンボの馬。にもかかわらず、好位におさまると動くに動けず、得意ではない瞬発力勝負に付き合ってしまいました。そんな苦手の展開でしたが、上がり3F33.5秒と、恐らく同馬の限界の脚を繰り出し、勝ったイクイノックスに2馬身差の4着。むしろ地力の高さを証明したと言えます。昨年ほど人気になっていないので、思い切った競馬でジャックドールの良いところを出し切って欲しいですね。
激推しポイント③:状態が「過去イチ」
【追い切り評価】でも述べたように、調教の動きが抜群で、藤岡調教師は「状態だけで言えば過去イチ」と仕上がりを絶賛していました。最高のコンディションでレースに向かえそうです。
天皇賞(秋)2023|予想印発表
◎:3ドウデュース
天皇賞(秋)2023の本命はドウデュースにしました。
イクイノックスとどちらを本命にするか悩み、最終的に決め手となったのは「好きだから」。もはや推し活です。もともと強いのは分かっていましたが、前走の京都記念での圧倒的なレースぶりを見てファンになってしまいました。【追い切り評価】で1位としたように、調教の動きも申し分なし。恐ろしいほどの気迫で、調教後も他の馬を威嚇するほど気合いが入っていたようです。広くて直線の長い東京コースへの適性は高いですし、少頭数というのもこの馬にはプラスでしょう。
さらに、古馬になって本格化する馬が多いハーツクライ産駒という点に注目。代表例は5歳にして覚醒したリスグラシュー、4歳秋から本格化し天皇賞(秋)でGⅠを初制覇したジャスタウェイなど。さらに、ハーツクライ自身も4歳夏の放牧で一気に成長し、その年の有馬記念でディープインパクトに勝利しています。そして今回、ドウデュースは4歳夏の放牧明け初戦で、ディープインパクト並みに圧倒的な強さを誇っているイクイノックスとの再戦。楽しみしかありません。
イクイノックスは本当に強くて総合力の高い馬ですが、ドウデュースも能力、適性などを考慮すれば決して引けはとらないと思います。ただ、一点だけ気になるのは当日のテンション。あまりにもイレ込んでいたり、激しい発汗が見られたら…見なかったことにして、消した馬のアラ探しに全集中したいと思います。
◯:7イクイノックス
舞台や状態面など、なにかと不安材料のあった宝塚記念を僅差ながら勝利した時、この馬の強さを再認識しました。その前走より、条件は今回のほうが間違いなく良いでしょう。どこからでも競馬ができる自在性がありますし、昨年の天皇賞(秋)で見せた、目の覚めるような抜群の末脚も使えます。総合力の高さが群を抜いていますね。
ただ一点、ケチをつけるとしたら、【追い切り評価】で述べたように、状態自体は良さそうでしたが、ここがメイチではなく、まだ上があるように感じました。いくらイクイノックスといえど、今回のメンバーで勝ち切るのは容易ではありません。もし先を見据えた8分くらいの仕上げだとしたら、取りこぼしもあるんじゃないかと考えています。とはいえ、世界ナンバーワンホースですからね。これより下の評価にはできませんでした。
▲:10ジャックドール
理由は【激推し穴馬】で解説したとおりです。思い切った競馬に期待します。
△:9プログノーシス
前走、札幌記念は色々とハマっての勝利だったと思っていて、着差ほどの評価はできないと思っています。ただ、今回の広くて直線の長い東京コース、11頭立ての少頭数で瞬発力が重要になりそうという条件なら、このメンバーでも力は上位でしょう。鞍上含めて勢いもありますしね。どこまでやれるか、楽しみです。
天皇賞(秋)2023|買い目公開
ワイド流し
1頭目 ③
2頭目 ⑨⑩
計2点 4,400円を配当が均等になるよう分配
馬連流し
1頭目 ③
2頭目 ⑨⑩
計2点 各300円
合計5,000円勝負!
天皇賞(秋)2023|予想まとめ
今回は、天皇賞(秋)2023を徹底分析し、予想しました。
好メンバーが揃いました。ここで無印とした面々も、舞台が変わればGⅠでも主役級の評価にするであろう馬が多数います。そんな中、ダービー以来の再戦となる2頭が人気と注目を集める結果に。何を隠そう、私もその一人。2頭とも強いので仕方ありません。競馬ファンとして、ここは2頭の追い比べが見たいですね。
他に注目しているのは、ジャスティンパレスがどんな競馬をして、どこまでやれるのかという点。調教から前走ほどの仕上がりにないと判断し無印としましたが、杉山調教師はインタビューで「長いところで活躍してきたが、適性は中距離だと思っている」といった発言をしていました。能力は間違いなく高いので、それが本当なら、今後も含めてここでの結果が非常に楽しみです。
馬券は、ドウデュースからのワイドをメインにしました。気持ち的にはドウデュース、イクイノックスの3連複2頭軸なのですが、ワイドとそこまでオッズが変わらず、イクイノックスが馬券外になった際、配当が大きく跳ねることを考慮してワイドを選択。いずれにせよ、このレースでの大勝ちは望めないと考えていますので、なるべく期待値が高い買い目を選択しました。馬連はオマケです。
最後までご覧いただきありがとうございます。この記事が予想の参考になれば幸いです。
それでは、みなさんに爆益あれ!
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