- 東京大賞典2023の予想を様々な角度(過去傾向・展開)から分析
- 競馬歴17年の筆者が激推し穴馬と買い目を公開
- 当記事を見れば東京大賞典2023の予想が網羅できる
こんにちは、ジナケイバのイノウエです。
今週は東京大賞典2023を徹底分析し、予想します。
- 東京大賞典ってどんなレース?過去傾向は?
- 調子が良いのはどの馬?
- 激走が期待できる穴馬が知りたい!
そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください!
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東京大賞典2023|概要
2023/12/29(金) 大井 9R 15:40発走
第69回東京大賞典(GⅠ) 3歳上オープン(定量)
ダート2000m(外回りコース・右)
まずは東京大賞典2023はどんなレースなのか、以下の3つを紹介します。
- コース解説
- 出走馬
- 過去のレース動画
大井競馬場2000mコース解説
右回りの大井競馬場外回りコースを使用。4コーナー出口付近からスタートして、最初のコーナーまでは約500mと、かなり長い設定となっています。そのため、外枠からでも位置を取りやすく、枠順による有利不利は比較的少ないのが大きな特徴のひとつ。最後の直線も、ゴールまで386mと地方競馬で最も長く、2000mのうちの大半を直線が占めるコースです。
レースでは、向正面の残り1000m付近から一気にペースが上がることが多く、ゴールまで長く脚を使った馬が上位に来る傾向にあります。有利不利の少ないシンプルなコース形態から、各馬が能力を発揮しやすい舞台といえるでしょう。
出馬表
枠順 | 馬名 | 馬齢・脚質 斤量・所属 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | キングズソード | 牡4【・・差・】 57.0・栗東 | 岩田望 |
2 | ノットゥルノ | 牡4【・・差・】 57.0・栗東 | 武豊 |
3 | テンカハル | 牡5【・・差・】 57.0・栗東 | 坂井 |
4 | マンガン | 牡6【・・・追】 57.0・船橋 | 笹川翼 |
5 | ウシュバテソーロ | 牡6【・・差・】 57.0・美浦 | 川田 |
6 | ドゥラエレーデ | 牡3【・・差・】 56.0・栗東 | ムルザバエフ |
7 | グロリアムンディ | 牡5【・・差・】 57.0・栗東 | マーカンド |
8 | ミックファイア | 牡3【・先・・】 56.0・大井 | 御神本 |
9 | ウィルソンテソーロ | 牡4【・・差・】 57.0・美浦 | 原 |
過去のレース結果(動画)
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東京大賞典2023|過去10年間レース傾向・データ分析
ここからは、東京大賞典過去10年の傾向と、重要データを紹介します。
馬番別
馬番 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1 | 0-0-0-10 | 0.0 |
2 | 0-1-1-8 | 20.0 |
3 | 0-1-0-8 | 11.1 |
4 | 0-1-1-8 | 20.0 |
5 | 3-0-3-4 | 60.0 |
6 | 2-0-1-7 | 30.0 |
7 | 1-1-0-8 | 20.0 |
8 | 0-1-0-9 | 10.0 |
9 | 2-0-1-7 | 30.0 |
10 | 0-1-0-9 | 10.0 |
11 | 1-0-0-8 | 11.1 |
12 | 0-1-1-7 | 22.2 |
13 | 1-2-1-5 | 44.4 |
14 | 0-1-1-6 | 25.0 |
15 | 0-0-0-5 | 0.0 |
16 | 0-0-0-4 | 0.0 |
過去10年の傾向から、極端な内枠の成績が悪く割引が必要になってきそう。
一方で、やや内目の5番、6番が複数回勝利をあげています。複勝率も高いので、注目すべきでしょう。
牡牝別
性別 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
牡 | 9-8-7-97 | 19.8 |
セン | 1-2-3-10 | 37.5 |
牝 | 0-0-0-6 | 0.0 |
牝馬は出走数が少ないとはいえ、過去10年で馬券になったことがなく、パワーが必要な同コースにおいて牡馬と互角に戦うのは難しいようです。
人気別
単勝人気 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1番人気 | 4-3-2-1 | 90.0 |
2番人気 | 2-3-2-3 | 70.0 |
3番人気 | 3-1-2-4 | 60.0 |
4番人気 | 0-1-1-8 | 20.0 |
5番人気 | 0-0-1-8 | 20.0 |
6番人気以下 | 0-1-3-89 | 4.3 |
当日1~3番人気に支持された馬が、非常に高い好走率を誇っています。上位人気馬は素直に評価するべきだと言えるでしょう。
反対に、6番人気以下だった馬はほとんど好走できておらず、大幅な割引が必要になりそうです。
過去5年間の3連単配当
開催年 | 3連単配当 |
---|---|
2022年 | 7,690円 |
2021年 | 6,590円 |
2020年 | 12,530円 |
2019年 | 38,690円 |
2018年 | 1,400円 |
上位人気馬がそのまま好走していることから、3連単の配当も落ち着くことが多い傾向に。大波乱には期待しにくいレースだと言えるでしょう。
前走レース
レース名 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
チャンピオンズC | 7-7-5-18 | 51.4 |
JBCクラシック | 2-0-1-4 | 42.9 |
勝島王冠 | 0-2-1-24 | 11.1 |
浦和記念 | 0-0-3-14 | 17.6 |
その他 | 1-1-0-53 | 3.6 |
前走チャンピオンズカップ組が過去10年で、7勝2着7回と素晴らしい成績を収めており、馬券の中心として考えてよさそう。同じコースで行われるJBCクラシックから参戦した馬も複勝率が高いので、チャンピオンズカップとJBCクラシックどちらかのレースを経由してきた馬は必ずチェックしておきましょう。
前走レースからの傾向については【重要データ②③】で詳しく解説しています。
所属別
東西 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
JRA栗東 | 8-7-7-32 | 40.7 |
JRA美浦 | 2-1-1-7 | 36.4 |
南関東 | 0-2-2-59 | 6.3 |
基本的に、JRA所属の馬が中心となります。その中でも、栗東トレセン所属の馬が勝率、連対率、複勝率全てで好成績を収めているので要チェックです。
重要データ①:前走の最終コーナー通過順に注目
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、3番手以内の馬は[3-3-2-36](3着内率18.2%)、4~10番手の馬は[4-6-6-41](3着内率28.1%)、11番手以下の馬は[3-1-2-35](3着内率14.6%)、「記録なし」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。ただし、第65回(令和元年)以降の過去4年に限ると、3番手以内の馬は[0-2-0-19](3着内率9.5%)、4~10番手の馬は[4-2-4-13](3着内率43.5%)、11番手以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬や、その逆に極端な後方からレースを進めていた馬は、割り引きが必要だ。
TCK公式
重要データ②:同年のJBCクラシックにおける着順がポイント
“同年のJBCクラシック”における着順別成績を見ると、2着以内の馬は[6-4-2-3](3着内率80.0%)、3~5着の馬は[1-1-2-8](3着内率33.3%)、6着以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[3-5-6-88](3着内率13.7%)となっている。約2か月前のJBCクラシックで上位に食い込んだ馬が出走してきたら、素直に中心視したい。
TCK公式
重要データ③:同年のチャンピオンズCに出走した馬は信頼できる
“同年のチャンピオンズC(平成25年までは「ジャパンカップダート」の名称で実施)”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[6-3-3-5](3着内率70.6%)、6着以下の馬は[1-4-2-13](3着内率35.0%)、「不出走」の馬は[3-3-5-95](3着内率10.4%)となっている。“同年のチャンピオンズC”を経由してきた馬、特にそのチャンピオンズCで善戦を果たした馬は、相応に高く評価するべきだろう。
TCK公式
東京大賞典2023|追い切り評価トップ3
3位:ドゥラエレーデ
1週前追い切り(12/21・木)
栗東・坂路
800m 62.0-42.3-25.6-12.1
最終追い切り(12/25・月)
栗東・CW
6F 88.2-70.9-54.7-38.3-11.6
前走から中3週と間隔が詰まるため負荷は軽め。映像があった1週前追い切りでは、終いを伸ばすだけの調整となりましたが、とても良い動きでした。一度レースに使ったことで適度にガス抜きが出来ている様子で、力むことなくリズムよく走れていましたし、終い追われると瞬時に反応してスムーズに加速しました。よかった前走と同じか少し上くらいの状態にありそうです。
2位:ウシュバテソーロ
1週前追い切り(12/20・水)
美浦南W
4F 56.1-40.6-25.7-11.6
最終追い切り(12/24・日)
美浦南W
6F 84.5-67.8-52.5-37.5-11.6
いつも調教ではちゃんと走らないイメージの同馬。実際に昨年同レースを勝利した時の追い切りも、世界一になったドバイWCの時の追い切りも、あまり良い印象ではありませんでしたがレースではちゃんと走ってしっかりと好走しています。調教の動きとレース結果が直結しないので評価が難しい馬ではありますが、今回はこの馬なりに集中して走れており「ちゃんと走ってるやん!」と驚いたほどでした。併せた馬に抜かれそうになると一段ギアを上げ、抜かせまいとする根性も見せてくれました。
ただ、ラストは鞭まで入れて一杯に追い切っていたのが少し気になったので評価を落としました。これまでの経験から、最終追い切りでビシバシ追われた馬は、大なり小なり割引するようにしています。最近だとチャンピオンズCのクラウンプライドなどが、最終追い切りを一杯にやって結果が出なかった代表例でしょう。とはいえ、海外遠征の疲れは見えず状態は悪くはなさそうで、力を出せる状態にありそうです。
1位:キングズソード
1週前追い切り(12/21・木)
栗東・CW
6F 81.3-66.3-51.6-37.3-11.7
最終追い切り(12/25・月)
栗東・CW
6F 90.0-73.6-56.9-39.9-11.8
前走のJBCクラシックから2か月ぶりのレースとなりますが、履歴を見る限りここを目標にしっかりと負荷をかけてきた印象です。もともとダート中距離馬にしては、調教で動く方ではありますが、それにしても1週前追い切りの動きが抜群でした。馬なりのまま直線に進入し、促されるとグイグイと加速。なんと言っても、ゴーサインが出てからの反応の速さがとても好印象。気合乗りがよく、活気のある動きから状態面の良さも感じました。得意の舞台で陣営の勝負度合いもかなり高そう。ここまでとても順調で、十分に力を出せる状態にありそうです。
東京大賞典2023|展開予想
予想ペース:スローペース
位置 | 馬番 |
---|---|
逃げ | |
先行 | ⑧②⑥ |
中団 | ①⑤⑦⑨ |
後方 | ③④ |
確固たる逃げ馬がいないメンバー構成。スタートが良く前につけられるノットゥルノ、ドゥラエレーデ、ミックファイアが「他がいかないなら」といった感じで逃げるカタチになりそう。いずれにせよ、ハナ争いが激化する可能性は極めて低く、1コーナーまでにすんなりと隊列は決まるでしょう。
隊列が決まってから最初の1000mあたりまでは、ゆったりとしたスローペースで進みそう。とはいえ、ダート中距離の一線級が揃っていますので、超スローというわけではありません。向正面の残り1000m付近から後方にいた馬が位置をあげることから徐々にペースはあがり、ほぼ団子状態で直線を迎え、最後は力比べとなるでしょう。
シンプルなコース形態や少頭数であることを考えれば、特殊なペースになったりゴチャつくことはほとんどなさそうで、各馬が能力を存分に発揮できるでしょう。展開による有利不利は無いと予想し、単純な馬の能力を重視します。
東京大賞典2023|有力馬
ウシュバテソーロ【牡6・川田】
通算成績 | 10-1-5-15 |
父 | オルフェーヴル |
母(母父) | ミルフィアタッチ(キングカメハメハ) |
アラブ首長国連邦のメイダン競馬場ダート2000mで開催される、1着賞金696万ドル(日本円にして約9億4000万円)の世界的ビッグレース、ドバイWCの本年の勝ち馬。ダート大国アメリカなど、世界中から集結した強豪たちをはじめ、今年は日本馬も多く参戦。テーオーケインズ、クラウンプライド、パンサラッサといった国内の一線級も撃破し、世界一の称号を獲得しました。その後、船橋競馬場で行われたGⅡ日本テレビ盃を勝利し、ドバイチャンピオンとして挑んだダートの最高峰、BCクラシックでは5着に敗退。前有利なコース形態からか、早めに動いた分、いつもの伸び脚が見られませんでした。
持ち味は中団から後方に控え、早めからスパートして最後まで持続的に伸びる末脚。昨年の東京大賞典は、その持ち味を存分に生かしたレース運びで快勝しています。あえて不安材料を挙げるとすれば、海外からの帰国初戦で状態面がどうかという点。陣営は問題ないと回答しているが、見えない疲れが残っている可能性はゼロではありません。ただ、これまで倒してきた相手やコース適性を考えても、最有力候補であることは間違いなく、連覇に期待がかかります。
キングズソード【牡4・岩田望】
通算成績 | 7-1-1-4 |
父 | シニスターミニスター |
母(母父) | キングスベリー(キングヘイロー) |
本年のJBCクラシックの覇者。若い頃は、乗り難しさからなかなか結果が出なかったものの、昨年秋から控える競馬を覚えて本格化。一戦ずつ着実にステップアップしていき、前走JBCクラシックでついにJpnⅠに挑戦。テーオーケインズやメイショウハリオなど一線級が相手で、これまで重賞ではGⅢの3着しか実績がなかったこともあり4番人気と高くはない評価でした。ところがレースは、3番手追走から直線で抜け出し、終わってみれば2着に4馬身差をつける圧勝。初挑戦でいきなりJpnⅠのタイトルを獲得しました。
加速し始めるのに時間がかかるものの、スピードに乗ると最後まで持続的に伸びていく末脚が持ち味。JBCクラシックの日が大井競馬場ダートコースの砂が入れ替えられた初日で、他の馬が重い砂に苦しめられる中、同馬はお構いなし。十分なパワーがあることも証明しました。ただ、前走は前有利な展開を読み切ったモレイラ騎手の完璧な位置取りがあっての勝利であったことも事実。勢いのある馬たちが相手でも同じようなパフォーマンスが見せられるか、楽しみです。
ミックファイア【牡3・御神本】
通算成績 | 7-0-0-0 |
父 | シニスターミニスター |
母(母父) | マリアージュ(ブライアンズタイム) |
大井所属の地方馬で、今のダート界で最も注目を集める3歳馬。デビューから無敗で南関東3冠の偉業を達成し、その後も初めての遠征となったダービーグランプリを制して、7戦全勝と無敗記録を伸ばし続けています。そして今回は、アメリカBCクラシックで2着に大健闘したデルマソトガケなど、ハイレベルな3歳ダート馬の中でも横綱級の位置付けである同馬が、初めて古馬と対戦するということで、大きな注目を集めています。
同馬の持ち味は、なんといってもその圧倒的なスピード。前半から高い位置で進めて、勝負所でさらにスピードをあげると、そのままグイグイと加速し後続を突き放す。正攻法でどんな展開でも非常に強い競馬が出来ることが一番の強みでしょう。反対に、ここでの不安材料は、やはり古馬との力関係がどうなのかという点。しかも、今回の相手は今まさにピークにあるであろう猛者揃いで決して楽ではありません。これまでとは比べ物にならないほど強力な馬たちを相手にどこまでやれるか、今後のダート界を占う意味でも結果が非常に楽しみです。
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ワイド950円 馬連2610円
BSN賞
ワイド3190円 馬連0円
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東京大賞典2023|激推し穴馬
激推し穴馬①:2ノットゥルノ(想定5番人気)
激推しポイント①:大井でしか走らない
同馬は好走パターンがはっきりしていて、それはズバリ『大井競馬場か、それ以外か』です。実際に、大井競馬場では【1-2-0-1】と抜群の好成績。しかも4走全てGⅠという点が驚きです。一方でその他の競馬場では、条件クラスも含めて【2-2-0-8】と芳しくありません。これにはちゃんと理由もあり、一つ目は左回りだとコーナーで右に流れてしまう癖があり力を出しきれないので、右回りの大井競馬場が良いこと。もう一つは、追ってから鈍いところがあるので、小回りの競馬場は脚質的に向かないということ。右回りで直線が長く、シンプルな作りの大井競馬場外回りコースが同馬の脚質に一番合っているのでしょう。この舞台では、黙って買いです。
激推しポイント②:入れ替えた砂で好走している
11月に同舞台で行われたJBCクラシックで2着に好走していますが、実はこの日、大井競馬場のダートコースがオーストラリア産の新しい砂に入れ替えられた初日でした。新しい砂はかなり重いようで、テーオーケインズやメイショウハリオといった一線級がいつものように伸びなかったのは、少なからずこの砂の影響があったと言われています。しかし、同馬はそんな重い馬場をものともせず、勝ち馬には離されてしまったものの、直線で並ばれても二枚腰を発揮し2着に粘り込みました。今回この砂を初めて経験する馬もいる中で、すでに結果を出している点は大きなアドバンテージとなるでしょう。
激推しポイント③:鞍上に期待
怪我の治療が長引いていた武豊騎手ですが、先々週から復帰したので今回コンビを組めることとなったのは大きなプラス材料。昨年の同レースでもコンビを組み2着に好走していることからも、この馬の仕掛けどころなどは熟知しているでしょう。名手の手綱捌きに期待です。
東京大賞典2023|予想印発表
◎:1キングズソード
東京大賞典2023の本命は、キングズソードにしました。
理由は大きく3つで、1つ目は【追い切り評価】で1位としたように調教の動きが抜群だったこと。2つ目はこちらのコースの適性がとても高いからです。【激推し穴馬】の”激推しポイント②“の内容と重複するので詳細は割愛しますが、この日は大井競馬場の砂が入れ替えられた初日でした。重い砂に苦労する馬がいた中で、後続を突き放し終わってみれば2着に0.9秒差をつけ圧勝。脚質的にも同コースはピッタリでしょうし、距離も問題なさそう。そして3つ目は勢いですね。昨年の秋ごろから本格化し、条件戦から一段ずつ確実に勝ち上がり、一度は重賞で跳ね返されるものの、オープン特別で着実に力をつけて前走ついにGⅠタイトルを獲得しました。少しずつステップアップして、今まさに脂がのり切っているといっていいでしょう。ウシュバテソーロは強いですが、今の同馬ならいい勝負ができるんじゃないでしょうか。オッズも考慮して本命に指名します。
◯:5ウシュバテソーロ
理由は、シンプルに強いからです。今のダート中距離界で、間違いなく横綱級の立ち位置にいる馬でしょう。昨年の同レースを制していることから、こちらのコースに対する適性もバッチリ。ただ、今回は不安材料も少なからず存在していて、海外からの帰国初戦となる点は気になります。陣営は大丈夫と言いながら、蓋を開けてみたら「見えない疲れがあったのかも」といった敗者の弁を述べるシーンを幾度となく目にしてきましたからね。9月の日本テレビ盃で今回大井競馬場に敷かれたものと同じオーストラリア産の新しい砂を経験し、そこでしっかりと勝利していますが、相手関係を考えれば絶対大丈夫とは言えないのではないでしょうか。無理矢理アラ探しをした感じになりましたが、いずれにせよこのオッズではこの馬からは買いにくいので、本命にはできませんでした。
▲:2ノットゥルノ
理由は【激推し穴馬】で解説したとおりです。
△:6ドゥラエレーデ
前走チャンピオンズカップで3着に好走しましたが、その内容を高く評価して印を回しました。レモンポップが作り出す決して楽ではないペースを2番手で追走し、そのまましぶとく残したのは能力が高い証拠でしょう。前走チャンピオンズカップ組はデータ的にも相性がいいですし、ムルザバエフ騎手とも手が合っている様子。【追い切り評価】で3位に挙げたように、状態も良さそうです。力関係や重い砂の適性がどうかなど不安材料もありますが、馬券内は十分にあると思いますし、妙味を考慮すれば絶対に買うべき一頭であると判断しました。
東京大賞典2023|買い目公開
3連単フォーメーション
1着 ①
2着 ⑤
3着 ②⑥⑧⑨
計4点 2,600円を配当が均等になるよう分配
馬単流し
1着 ①
2着 ②⑥
計2点 各700円
合計4,000円勝負!
東京大賞典2023|予想まとめ
今回は、東京大賞典2023を徹底分析し、予想しました。
最後の最後に非常に楽しみな一戦を用意してくれましたね。無敗の3冠馬ミックファイアは、古馬との初対戦で力関係が未知であることと、状態面が気になること考えるとこのオッズでは買えないと判断し無印にしました。来ても3着までという位置づけです。とはいえ、同馬が無敗のまま古馬GⅠを制するシーンを見たい自分がいるのも事実です。地方競馬関係者の喜ぶ姿や、後の海外GⅠのことを想像するとワクワクが止まりません。ですが、馬券は別。あくまでも期待値が高いところを攻めていきます。
それでは、みなさんに爆益あれ!
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