この記事をざっくり言うと・・・
・初心者でも競馬予想の仕方が理解できる!
・初心者でも勝ちを狙える予想の仕方が楽しめる!
・もっと競馬を楽しみたいと思えるような予想ができる!
競馬『予想の仕方』には何がある?基本的予想の仕方を紹介
まず最初に、予想の仕方には、どんなものがあるのでしょうか。
ザッと紹介しますね。
- 競馬新聞・競馬雑誌を利用する
- 走る馬の情報をチェックする
- 走る馬の過去レース結果を見る
- 機種と馬の関係をリサーチ
- 「サイン馬券」を考える
初心者の方には、
「???」
な内容もあるかもれしません。
「競馬新聞で◎がついている馬を買えばいいんじゃないの?」そう思っている人も大勢いることでしょう。それでもいいのですが、もっと競馬を楽しんでもらいたい!できれば「勝ち」を取りにいってもらいたい!
そんな熱い想いと共に、これから1つずつ丁寧に解説していきます。
競馬予想の仕方を、競馬新聞・競馬雑誌から考える
まず、初心者の方は、この競馬新聞を頭に思い浮かべるのではないでしょうか。コンビニなどでよく販売されていますね。
毎週、中央競馬が開催される、土曜日と日曜日の朝には、いわゆるスポーツ新聞と言われる新聞各社が、こぞって競馬情報を載せてくれています。競馬のみに特化した新聞もありますが、お値段は少々高めとなっているようですね。
購入される新聞は、『自分にあったもの』を買いましょう。とはいえ、初心者の頃はわかりませんよね。ですが、安心してください。
何度かいろいろ購入していると、「これだ」と思う新聞と巡り合います。また、競馬専門の雑誌もあります。
新聞も雑誌も、やはり自分の見やすいものを選ぶことが大切です。
予想の仕方の基本! 出馬している馬情報を見る
まず見てもらいたいのは、出馬している馬の成績です。
馬の名前の下に、過去のレース成績が記載されていると思います。
「いつ」の「何のレース」に「何着」で入賞したのか。
また、その時の「距離」は何メートルだったのか、「馬場状態」「一着馬との時間差」なども、後々大切なものだと感じるようになります。
まず初心者が見てわかりやすいのは、「何着」で入賞したのか、です。少なくとも、ずっと8着やら9着などをうろついている馬が、いきなり一着というのは、まず考えられません。
ただ、馬場が芝からダート、もしくは反対になった場合、騎手の乗り替わりなど、これまでと大きな変化がある場合は、いきなり一着に、などということもありますので一概には言えません。
記事を書いてる人の予想の仕方を参考にする
まだまだ自分では予想の方法がわからないという初心者の方は、新聞で印をつけてくれている、編集さんたちの予想を見てみましょう。
ちなみに、予想印の味方は下記の通りです。
競馬情報誌の主なマーク | |
---|---|
◎ 本命 | その人の本命です。「必ず一着にくる」と考えている場合や「少なくとも三着以内にはくる」との解釈の場合も。どちらにしろ、その人にとってこの馬は外せないという本命馬の印です。 |
〇 対抗 | ◎の馬よりは少し劣ってしまいますが、それでも「もしかしたら」がある馬につけます。少なくとも、三着の間には入るのではないか、と期待があります。二着に必ずくる、というわけではありません。 |
▲ 単穴 | ◎、〇の次に信頼を置いている馬です。三着に入るかどうかは微妙なところ。人気のないような馬に打っている時がありますので、穴場の馬としての見方もできますよ。 |
△ 連下 | 四番目に評価の高い馬です。四番目ならたいしたことはないと思わないようにしましょう。このあたりの馬も穴場の馬が多いですから、予想の中には入れておいたほうがいいですね。 |
ここまでが、主なマークと言えるでしょう。
他にも、情報誌、もしくは地域によってもいろいろあるようですね。
その他のマーク | |
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◎(中黒) 大本命 | 中黒二重丸といいます。よく日刊スポーツさんなどで見られます。その予想者の、本命中の本命と考えていいです。絶対的な自信がある時につけられているようですね。 |
☆ 穴 | 競馬新聞でも使われているところがあります。他には、ネット予想などでよく見かけますね。上記の四つ以外でも、気になる馬がいる場合につけているようです。 |
× 穴 | 実力的にはおそらく無理なんだろうけれど、もしかしたら、と思わせてくれる馬に打つようです。もしかしたら、大穴を狙えるかも。 |
注 注意 | あまり見かけないマークですが、たまにあるようです。こちらも大穴ですね。多分無理だろうけど、もしかしたら……な馬に打つようです。 |
このマークの意味を参考にして、何度かレースと結果をチェックしましょう。
すると、◎、〇、などの馬がよく入選している編集者が見つかると思います。
最初はそういう方を見つけて、参考にしながら馬券を買うことをお薦めします。
厩舎など、関係者のコメントもあなどれない
競馬新聞の、馬たちの情報などの一番右端、もしくは、一番下に、関係者からのコメントがあります。
こちらは、関係者の方々が事前に発表してくれたコメントを書いてくれています。
(なので、この欄はどこの競馬新聞も似ています)
このコメント欄の言葉。案外大切なのですよ。
例えば、「これまでで最高の仕上がり」と、自信を持ってコメントされている厩舎の馬は、案外やってきます。
「〇〇をしてみたが、どうか……」と、少し自信なさげなコメントは、穴狙いですね。もしかすると、とんでもないスピードでやってくるかもしれません。
「まだ本調子ではないかも」などのコメントの場合は、静観してみるといいでしょう。
やはり、馬の一番近くで見てきた人たちのコメントですから、貴重です。
そこに多くのヒントが隠されていると思ってください。
馬の情報も競馬予想の仕方には必須
それなら、さっきまでの情報で十分では?
と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
馬自身の情報にも、様々なヒントが隠されていますよ。
もちろん、それらも競馬新聞に載っています。
その馬の牡馬(父馬)と、母方の父をチェックする
競馬は『ブラッド・スポーツ』と呼ばれています。
競馬の世界では、とにかく血統を重んじるところがあり、その遺伝の力が馬の能力として現れやすいものと考えられています。
競馬新聞をよく御覧になってみてください。
馬の名前の右側に、だいたい「父親」の名前。左側に「母親の名前」。
そしてなぜか、母親の名前の近くに「母親の父」の名前があります。
この、「父親の名前」と、「母親の父の名前」が、競馬の世界、つまり競走馬の血統としては、とても大切なものになっていきます。
競馬の予想をするのに、大切なポイントの1つというわけですね。
人間などもそうなのですが、動物の性格や、体躯、そして能力における数値などは、「母の父」、つまり、「母方の祖父」の血が強いと言われています。
よく耳にするのが『隔世遺伝』という言葉ですね。
これは馬の世界でもある、ということです。
なので、母方の父の名前も載せてくれているんですね。
もちろん、両親の能力なども考えられますので、そこもチェックしなければなりません。
黄金配合 |
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母父・メジロマックイーン。父・ステイゴールドの、配合を言います。 その子たちには、オルフェーヴル、ゴールドシップといった、歴代の猛者、ならぬ、猛馬が並びます。 どちらの馬も、母父、メジロマックイーンのように長距離が得意でスタミナがあり、父・ステイゴールドのように激しい性格でした。 ちなみに、メジロマックイーンも乗りやすい馬、ではありましたが、性格はなかなか激しかったようで。 ですので、メジロマックイーンの血統と、同じく激しいステイゴールドの血統を組み合わせると、とんでもない狂暴な馬が生まれるのではないかと、最初は敬遠されていた組み合わせだったようです。 しかし、まさかの『黄金配合』となったんですね。 |
より、レースを勝ちに結び付けたいのであれば、面倒でも母父、父、がどんな馬場を得意としていたか、どういう走りをしていたか、チェックしてみるといいでしょう。
馬のローテーションを見て予想の仕方を考える
例えば、数か月お休みしていた馬が、久々にレースに出るという情報があります。
新聞にもちゃんとその情報は載っていますから、チェックしましょう。
久々の競馬に緊張して、走らない馬も入れば、これがびっくりするぐらいの勢いで走る馬もいます。
ですので、この長い休み明けの馬は要チェックです。
また、連続して出馬している馬には注意が必要です。
テンションが高いまま、走るかもしれません。
もしくは、疲れてまったく走らないかもしれません。
この、どちらの馬にも言えるのですが、まさに『勝負』をする気持ちで見るといいですね。
もしかしたら大穴を狙える可能性もありますから。
パドックなどで馬の様子をチェックする
普通にテレビなどで流れる競馬番組では、あまりパドックの様子は映してくれません。
なので直接競馬場、もしくはJRAの大画面、グリーンチャンネルなどで見るしかありませんが、こちらがなかなかの情報宝庫です。
調子の良さそうな馬の特長 | |
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必要以上の汗をかいていない | 夏は仕方がないにしても、寒い季節に汗をかいている馬は、調子よくないですね。 |
歩き方が美しい | 良い馬は、スッとした立ち姿で、見ていてうっとりしてしまうような歩き方です。 |
リズムよく歩いている | 歩幅が落ち着いていて、周りの喧噪に惑わされず自分のペースを持っている感じです。 |
観客席を見まわしたりしている | 馬に余裕がある証拠です。レース前なのに落ち着いているのは、とても良いことです。 |
パドックの外側をゆったり歩いている | 大きなスライドで、踏み込みも強く、いわばノッシノッシと歩いている感じです。 |
逆に調子の悪そうな馬はこんな感じです。
調子の悪そうな馬の特長 | |
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多量の汗 | 夏場などは少々仕方がないにしても、二度汗をかくような馬は要チェックです。二度汗とは、一度汗をかいたあとに、また汗をかいてしまう状態で、多くの場合はゼッケンの擦れる箇所が白くなっているのでわかります。 |
2人引き | 気性の激しい馬や、テンションが高くなりすぎてしまっている馬には、厩務員さんが2人ついてパドックを歩きます。1人では制御しきれないからでしょう。こういう馬も、危険ですね。 |
フケ・馬っ気 | フケは牝馬、馬っ毛が強いというのは牡馬が発情、もしくは発情しかかっている状態のことを言います。こういう馬は、まずレースに集中してくれません。 |
歩き方が貧弱、もしくは激しい | 調子のいい馬とは対象的に、ずっとうつむき加減でトボトボ歩いたり、逆に尻っ跳ねするほどの暴れん坊な状況を言います。 |
予想の仕方には、過去のレース情報もかなり重要
本日が初出馬、という場合を除いて、数回レースをこなしている馬なら、そのレース情報もかなりのヒントになり得ます。
長距離に向いているのか、短距離に向いているのか
過去のレース結果を見てみると、過去のレースで走った距離が書かれています。
たいてい、漢数字で書かれています。
競馬新聞によって記載の仕方が違ったりしていますので、新聞紙のどこかに書かれている、『見方』を確認してから探してみてください。
例えば、日刊スポーツなら、上から四行目、左端に漢数字で書かれています。
もし、前回、長距離を走っていて好成績を収めている場合、今回も長距離だと期待が持てますね。
他に、前回長距離でかんばしくない成績で、今回距離が縮まっていると、もしかしたら、という期待が持てます。
もっと詳しくみるのであれば、走ったコースの何コーナーごとにどの順番にいたのかも書いてくれていますので、それを確認しましょう。
例えば、長距離であまりよくない成績なのだけど、2コーナー、3コーナーあたりまでは前の方にいて、ラストで後ろに下がってしまった馬が、今回短距離にやってきたとなれば、かなりの期待がもてます。
過去の開催日の馬場状態もチェック
こちらも、たいていの競馬新聞では表記されています。
ただ、かなり分かりにくいところがありますので、きちんとそれぞれの新聞紙の、出馬表の見方をチェックしてくださいね。
それを見ると、馬場が不良なのであれば、足元がドロまみれだとか、芝生に水分が多く含まれていて重たい感じだとか、よくわかります。
そんな中でも走っていた馬なら、少々天気が悪くても走るということです。
過去の成績の中で、馬場状態が『良』の時だけ好成績の馬であれば、『不良』の時は走らないということです。
予想の仕方には、馬との相性の良い競馬場情報は必須
馬によっては、苦手な競馬場、好きな競馬場があるようですね。
例えば、長い登り坂のあるコースや、ゆったりとしたコースなど。
馬にも走りやすい場所などがあるようです。
それぞれが得意とする場所では、やはり好成績を収めているようですね。
「この馬は『阪神』が得意」
だとか、そういう会話を耳にすることも増えるでしょう。
それらも新聞紙をよくよくチェックしてみれば、いずれわかってくると思います。
ただ、それがはっきりしている馬と、はっきりしない馬もいますので、参考までにどうぞ。
ジョッキーと馬の相性も考える
有名なジョッキーだと、
「ああ、あの人なら、この馬の人だな」
といった具合に、一頭の馬にずっと乗り続けることになる場合もあります。
もちろん、オーナーさんの意向もあるのでしょうが、やはり相性などもあると思います。
予想の仕方には組み入れられない、馬とジョッキーの相性が悪い例え
例えば、ジョッキーが血気盛んで、何がなんでも前に出てやる、という気持ちに溢れている場合、なんとか馬を自分の思うように動かそうとしてしまいます。
しかし、すんなり言うことを聞く馬もいるのですが、中には反発する馬もいます。
その組み合わせですと、馬がジョッキーのいうことを聞かなくなり、結果悪い成績になってしまいがちです。
もっとも、ほとんどのジョッキーは、その馬に乗る前に、会いに行ったり、その馬について情報を集めたりしていますから、こんなことは稀だと思います。
新人ジョッキーの軽量ハンディキャップは穴という予想の仕方
新人ジョッキー、いわゆる『ルーキー』の時代と、昨今増えてきた女性騎手には、
『軽量制度』
という、ハンディキャップが与えられます。
女性騎手および見習騎手(免許の通算取得期間が5年未満であって、勝利度数が100回以下の騎手)が特別競走とハンデキャップ競走以外のレースに騎乗する場合、各負担重量を減量する。この場合の勝利度数は、そのレースの出馬投票締切日の前日までに中央競馬のレースに騎乗して得た1着の回数と、地方競馬指定交流競走および海外の重賞レースにおいて、JRAの競走馬登録を受けている馬に騎乗して得た1着の回数の合計となる。
騎手になって五年経過、あるいは、100勝すると、このハンディキャップは失われますが、それまでは軽い体で馬に乗れるわけです。
そうなると、馬との相性も何も、とにかく軽いので馬も喜んで走ってくれることが多いのです。
よって、時にとんでもない大穴馬が飛び込んでくることがありますので、このあたりもチェックしておいたほうがいいですね。
馬の特性を見ることのできるジョッキーが良い
天性の暴れん坊、いえ、暴れ馬、ゴールドシップを例に取りましょう。
この馬には、数々のジョッキーが乗り替わりました。
そのジョッキーのみなさんが、口を揃えてこうおっしゃいます。
「ゴールドシップは、乗るのではなく、乗らせていただいている、気持ちで乗らないとダメ」
と。
ゴールドシップの場合は、あくまで彼の気分次第なところがありますので、ジョッキーがいうことを効かせるつもりでいると、痛い目にあってしまうのです。
そんなゴールドシップの特性を見抜いて、とんでもないことを成し遂げたのが、2012年の皐月賞になります。
かなり荒れた馬場を、その時に搭乗していた内田博幸騎手は、ゴールドシップに任せて走っていました。
最後方になってしまい、「今日はもう無理かなぁ」なんて思いながら。
しかし、4コーナーでのこと。
他の馬は内側が、雨のせいで荒れに荒れまくっているのを知っているので、それを避けるようにして、少し外回りを走ります。
しかし、ゴールドシップはその荒れに荒れた馬場の中をドカドカと走っていきまして、見事に一着を取りました。
これを『ゴルシワープ』と言います。
この時のことを、内田騎手はインタビューで、
「この馬ならいけると確信したから」
とおっしゃっていました。
これはちゃんと、ゴールドシップの特性を見抜いていたからこそでしょう。
このように、競馬は馬だけの実力が必要なのではなく、騎手の実力も必要なスポーツだと考えてください。
昔は、
『競馬は馬が7割、騎手が3割』
などと言われていましたが、今はもう、その割合は半々ぐらいではないでしょうか。
いかにその馬の特性を見抜き、その馬が走りやすいように促す。
これがとても素晴らしいジョッキーの性質だと思います。
同じ馬に乗り続けるジョッキーの信頼
近年でいえば、脅威の九冠馬で、今は牝馬として大注目を浴びている『アーモンドアイ』と、その背中にずっと乗り続けていた『ルメール騎手』。
信頼関係で結ばれていたからこそ、一頭と1人はずっと一緒でした。
そして、九冠馬という、脅威の成績を残したのです。
有名な騎手、武豊騎手も、よく同じ馬に乗り続けていますね。
『ディープインパクト』や『サイレンススズカ』、近年だと『キタサンブラック』など、数多くの名馬と共に過ごしました。
引退した彼らに武騎手が逢いにいくと、嬉しそうに駆け寄ってくる姿が見られたものです。
やはり馬もわかっているのです。
この人だからこそ、指示された通りに走ってみようと思えたのでしょう。
馬はとても賢い生き物です。ちゃんと人を見ている証拠ですね。
これを踏まえると、ずっと同じ騎手を背中に載せている馬と1人は、やはり強い信頼関係に結ばれていますから、『人馬一体』という状況を生み出すことがあります。
「阿吽の呼吸」というのでしょうか。この組み合わせだからこそ、という結果を残すのです。
ですから、競馬を予想する時、競馬新聞の騎手もチェックしましょう。
ずっと同じ騎手を背中にしている馬は、穴馬になり得る可能性が高いからです。
嘘か誠か。もう1つの予想の仕方。『サイン馬券』を見逃すな!
ここからは、少々オカルト的な、インスピレーションや語呂合わせの世界になりますが、嘘か誠か、案外これらを信じている競馬の猛者たちもたくさんいるのです。
2014年・日本ダービー『ワイアンドオンリー』
では、過去にあった競馬レースの中から、実際のサイン馬券を紹介していきましょう。
なんといっても一番有名なのは、この2014年の日本ダービー、ワイアンドオンリー号の優勝ではないでしょうか。
これまで常に苦渋の結果を強いられてきた『ワイアンドオンリー』はこのレースで、三番人気の馬でした。強い馬だったのです。しかし、なかなか優勝できなかったのです。
しかし、この時、とても凄い偶然が起こっていました。
なんと、
- 馬➡ワイアンドオンリー
- 騎手➡横山典弘
- オーナー➡前田幸治
- 皇太子殿下➡現天皇陛下
この全員の誕生日が、
『2月23日』
だったのです。
凄くないですか?
こんな偶然はあまりないことです。
よって、ワイアンドオンリーに何かある、と察した人達は、ワイアンドオンリーを中心に馬券展開をしたようですね。
そして見事に、一着となったワイアンドオンリーのこのレースは、まさに『サイン馬券』のレースだと言われるようになったのです。
2019年・高松宮記念『イチロー馬券』
次に紹介するのは、かなり悔しがっていた人が多かった、世にいう『イチロー馬券』事件です。
ええ、もはや事件です。
実は、この高松宮記念が開催される三日前、米国で活躍していた野球の、誰もが知っているイチロー選手が、引退を発表しました。
世界中で話題になったことでしょう。
その三日後に行われるレースということで、みんなの頭の中にも、少しはあったはずなのです。
イチロー選手の日米通算安打数が「4367」である、ということが。
つまり、この数字にちなんだ馬券が、怪しいのではないか、ということが。
しかし、ほとんどの人は『サイン馬券』という存在を、迷信のようにしか捉えていませんから、購入した人はとても少なかったようです。
なぜなら……。
このレース、まさにサイン馬券で、
一着 ➡ 3番『ミスターメロディ』3番人気
二着 ➡ 4番『セイウンコウセイ』12番人気
三着 ➡ 7番『ショウナンアンセム』17番人気
となり、おそろしく高額報酬となったのです。
どうですか。凄いですね。
こちら、3連単が449万7470円になっております。
「イチローの通算成績が『4367』なら、これの3連単ボックスでも買っておくか」
と、一組100円で24通り、2400円を購入していたら、なんと、450万円近くがもらえたというわけです。
サイン馬券、おそるべしですね。
ここ近年のサイン馬券「ステイ」ホーム
2020年。この年から、今も世間を脅かしている、「コロナ」が流行り始めました。
競馬界でも、競馬場やJRAを休館させるなど、コロナ対策に追われる日々の始まりでした。
そんな中「ステイホーム」という言葉をよく耳にするようになりました。
この「ステイ」に関する馬ということで、サイン馬券を信じる人達の間では、この頃「ステイゴールド」産駒に注目が集まりました。
実際に、2020年春の天皇賞では、スティッフェリオが二着に入賞。
なんとこの馬、人気は14頭中、12番人気の馬だったため、かなりの大穴でした。
ただ、一着、三着が人気馬だったため、報酬はさほど伸びていないようです。
ですが、二着。凄いですね。
このように、サイン馬券はなかなか興味深いものだと言えますが、データを元にしているわけではないので、余裕がある時に楽しむのがいいですね。
競馬予想の仕方まとめ
初心者の方でも楽しめ、かつ『勝ち』を狙える競馬予想の仕方の紹介でした。
競馬というものは、知れば知るほど奥の深いものです。
そして、「入れ替わり」の早いものとも言えます。
競走馬の、競走馬としての命はさほど長くありません。
ですから、「データ」というものは、数か月、数年、下手をすれば数日単位で変化していったりもします。
だからこそ、緻密なデータが必要ですし、競馬も馬も好きだという気持ちがなければ楽しめないのかもしれませんね。
初心者の方がもっと競馬を好きになってくださいますように。
願ってやみません。
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