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上(昇)がり馬

上がり馬とは
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上(昇)がり馬とは

「上(昇)がり馬」とは、下級条件から急激に勝ちあがり、短期間で上位条件に上がって来た馬指します。具体的には、以下のような状況の馬を指すことが多いです:

  1. 連続して好成績を収める馬:数戦連続して入賞している、あるいはその前のレースでの順位が前々戦よりも良かった馬。
  2. タイムや走破スタイルが向上している馬:前走のタイムが前々走よりも速かった、或いはレース内容が以前よりもスムーズになっているなど。
  3. 条件やクラスを昇進しても好走している馬:例えば未勝利から500万下、1600万下とクラスを昇進しつつ、それに応じて好成績を収め続けている馬。

このような「上がり馬」は、今後のレースでも更なる好走が期待される馬として、競馬ファンや予想家から注目されることが多いです。

夏の上がり馬とは?

「夏の上がり馬」とは、競馬の夏のシーズン中に、特に好成績を収めたり、能力の向上を示したりする競走馬を指す言葉です。

夏のレースは暑さやコースの状態など、春や秋とは異なる条件下で行われるため、夏に特有の要因で好成績を収める馬が現れることがあります。夏のシーズンにおいて連続して好成績を収める馬、または夏のレースで飛躍的に能力を向上させた馬を「夏の上がり馬」として注目することがあります。

このような馬は、夏が終わった後、秋の大きなレースに挑戦することが期待されることもあります。そのため、夏のシーズンを通して注目される「上がり馬」をチェックしておくと、秋のシーズンの予想や競馬の楽しみが増えることがあります。

代表的な上がり馬は?
  • オウケンブルースリ:2008年の菊花賞馬。体質が弱くデビューは皐月賞の翌週、初勝利は東京優駿(日本ダービー)の翌週と遅れを取ったがその後はトントン拍子に実績を重ねた。
  • スリーロールス:2009年の菊花賞馬。デビュー戦こそブエナビスタ・アンライバルド・リーチザクラウンと同期であったが、2勝目は皐月賞後の5月であった。9月に1000万下条件を勝つと、次走の菊花賞では8番人気ながらアンライバルド・リーチザクラウンに先着し優勝した。
  • ビッグウィーク:2010年の菊花賞馬。2戦目以降4連続2着となかなか勝ちきれず、7月にようやく初勝利。そこから条件戦を2連勝した後に神戸新聞杯3着で菊花賞の出走権利を得て、本番では7番人気ながら優勝した。
  • トーホウジャッカル:2014年の菊花賞馬。腸炎を患った影響で入厩が遅れ、東京優駿の前日にデビューした。3戦目で勝ち上がると好走を続け、神戸新聞杯で3着となって優先出走権を得る。菊花賞では3番人気に推され、3分1秒0のレコードタイムで優勝した。デビューから149日目での菊花賞制覇はオウケンブルースリを上回る最短記録である。
  • フィエールマン:2018年の菊花賞馬。体質が弱く4月の山藤賞を勝ったものの東京優駿への出走を断念、ラジオNIKKEI賞2着後はノーザンファーム天栄で調整され、菊花賞へ直行するローテーションを組んだ。菊花賞では7番人気に留まったが、2番人気のエタリオウとの叩き合いを制し、史上最少となるキャリア4戦での菊花賞制覇を果たした。

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この記事を書いた人

競馬歴20年以上、好きな馬はサイレンススズカ、ディスコードで毎週競馬予想を配信しています。

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