姉妹サイト:仮想通貨メディア「JinaCoin」 JinaCoinはこちら

小倉競馬場ダート1000mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

小倉競馬場ダート1000mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 小倉競馬場ダート1000mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 小倉競馬場ダート1000mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、小倉競馬場ダート1000mの特徴と傾向です。

1分弱のタイムで決着することの多い5ハロンの電撃戦。レースはあっという間に終わりますが、データを見ると一筋縄ではいかない印象で、馬券は時間をかけて検討する必要がありそうです。コースの特徴やデータから見える傾向をしっかり分析して、好配当をゲットするチャンスを逃さないようにしてください。

▼今週の予想はこちら
関連チャンピオンズカップ予想と買い目

最新予想を見逃さないために、Googleニュースでジナケイバをフォローしよう!

目次

小倉競馬場ダート1000mの概要・特徴

小倉競馬場ダート1000mコース図

小倉競馬場ダート1000mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

小倉競馬場ダート1000mは向正面左の2コーナー出口付近からスタートします。最初のコーナーとなる3コーナーまでの距離は365mで、3、4コーナーはスパイラルカーブ。最後の直線の距離は291mとなっています。

スパイラルカーブ

3コーナーのカーブ入口は緩やかな角度で、各馬はあまり減速せずにコーナーを回ることができる。ただ逆に出口となる4コーナーは角度をきつく設定。ここで馬たちはスピードをかなり落とす必要がある。最後の直線で再びギアを上げることになるので、勝敗のカギは瞬発力になることが多い。スピードを落とせなかった馬は外に振られるため、馬群がバラけやすくなるという特徴もある。小回りコースとなっているJRAのローカル競馬場や、地方競馬の開催場は先行有利の単調なレースになりやすいため、差し、追い込み勢の不利を緩和するために採用しているところが多い。

小倉競馬場のダートコースは2.9mの高低差がありますが、1000m戦はダートコースの最頂部となる2コーナー付近は通りません。スタートから緩やかな下り坂が続き、残り400mからは上り勾配となるものの高低差は0.6m。難所と呼べるような箇所はなく、ダッシュ力のある馬が、そのまま押し切りやすい仕様と言えます。

レコードタイム

小倉競馬場ダート1000mのレコードタイムを見てみましょう。

小倉ダート1000mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード57.7牡2コウエイフラッシュ2008年8月30日
3歳以上レコード56.8牝3フリード2021年7月10日

2歳のレコードホルダーはコウエイフラッシュ。2008年8月、デビュー4戦目の未勝利戦での快走でした。2014年に引退するまでにマークした4勝のうち、2勝が小倉競馬場ダート1000m。コース適性を十分に示しています。

3歳以上のレコードは、2021年7月にフリードが1勝クラスでマークしたものです。2歳時には小倉の芝1200mで未勝利戦を勝ち上がり、GⅢ小倉2歳Sにも出走して5着。小倉では芝、ダートともに相性がいいようです。

平均タイムとラップ

次に示すのは小倉競馬場ダート1000mの過去5年間の平均タイムです。

R数タイム前3F後3F後/前
新馬1;00.135.436.5103
2歳未勝利59.634.636.1104
3歳未勝利6558.934.436.1105
1勝6458:434.135.7105
2勝1558:133.935.6105
3勝657.833.735.3105

全てのクラスに共通してハイペース傾向が見られます。コース概要でも触れた通り、スタートから下り坂が続き、最後の直線は上り勾配になるものの高低差は0.6mとわずか。序盤から思う存分に飛ばせる環境なのでしょう。

小倉競馬場ダート1000mで行われる重賞レース一覧

小倉競馬場ダート1000mで行われる重賞レース一覧

小倉競馬場ダート1000mではオープン競走と重賞レースは行われていません。平均タイムとラップの表を見てもらうとわかりますが、3歳未勝利、1勝クラスで数多くのレースが組まれており、最も格上のレースは準オープンの3勝クラスとなっています。

小倉競馬場ダート1000mの傾向データ

小倉競馬場ダート1000mの傾向データ

ここからは小倉競馬場ダート1000m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
124.848.460.96681
224.844.155.911095
313.024.237.38281
49.922.437.98494
56.811.824.27765
67.514.324.210583
74.310.616.87863
83.18.113.76171
91.95.011.34372
10~0.82.54.45265

1番人気は勝率、連対率、複勝率ともに優秀ですが、2番人気の成績も拮抗しています。10番人気以下は無視しても問題なさそうな数字ですが、7番人気あたりまでは連対が現実的。馬券的にも一筋縄ではいかない印象です。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
16.313.823.18785
29.316.123.0103109
38.215.021.85386
48.816.523.97473
58.115.521.96467
67.614.321.910561
75.813.220.64167
86.315.324.46669

全体的に大きな偏りはありませんが、2枠の数字が強め最内の1枠と、外の7、8枠がやや弱くなっています。外枠の弱さについては、内枠からの発走馬と比べると距離ロスは避けられず、5ハロンの電撃戦ではスムーズにレースを運んでも、そのハンデを取り返すのはなかなか難しいことが考えられます。

最も有利なのはコースロスのない1枠ということになりますが、小倉競馬場ダート1000mでは全馬がスタートから全速力で飛ばしていくのが常。1枠の馬はスタートで後手に回ると内々に包まれるリスクがあり、ダート戦では馬群の中で砂をかぶり続けてしまった馬が、闘争意欲をなくしてしまうのはよく聞く話です。小倉競馬場ダート1000mでは、内過ぎず外過ぎずがちょうどいいのかもしれません。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ42.965.878.3305215
先行12.828.543.5139141
差し2.16.111.82648
追込0.20.41.816

小倉競馬場ダート1000mのコースは、いかにもダッシュ力のある馬が押し切れそうな仕様ですが、データを見てもやはり逃げ馬が圧倒的に優位です。単勝回収率は305%、複勝回収率も215%とあっては、逃げ馬を買うより他はありません。先行馬も高いレベルの数字を残しているのですが、逃げ馬が強すぎるのでかすんで見えてしまいます。

差し馬は数値的に3連単や3連複、ワイドを買うなら押さえるといった程度のもの。追い込み馬に至っては複勝率も1.8%ですから無視して構わないでしょう。小倉競馬場ダート1000mの馬券は逃げ馬を軸に、前々で競馬するタイプの馬を組み合わせていくことが的中の近道となります。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
オルフェーヴル17.629.435.314676
エイシンフラッシュ16.720.829.226293
シニスターミニスター15.323.633.3104125
ミッキーアイル14.837.044.413198
ゴールドアリュール12.516.727.1178170
アイルハヴアナザー11.127.833.39990
ロードカナロア10.523.233.795111
サウスヴィグラス10.214.319.44744
ヘニーヒューズ9.719.427.43558
キンシャサノキセキ9.127.335.241103

2011年の3冠馬オルフェーヴルは、現役時代の成績からも短距離のイメージは沸きづらいですが、産駒は電撃戦の適性も示しています。

ミッキーアイルやロードカナロア、キンシャサノキセキなどはスプリンターとしての高い能力を現役時代に誇示していましたし、産駒がスピード勝負に強いのはうなずけます。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ネイティヴダンサー系8.416.023.710275
ナスルーラ系7.716.323.24573
ニアークティック系7.112.822.05061
ロイヤルチャージャー系7.115.422.16480

ネイティヴダンサー系の勝率の高さが目立ちます。種牡馬別の表で紹介している10頭の中では、エイシンフラッシュ、アイルハヴアナザー、ロードカナロア、サウスヴィグラスがネイティブダンサー系に該当するので覚えておいてください。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
川田将雅50.050.066.7205101
横山武史33.333.333.3393101
武豊27.327.336.49060
泉谷楓真20.825.037.5119110
松山弘平16.427.340.06093
中井裕二16.119.422.612056
水口優也14.319.023.814598
荻野極13.824.131.011184
浜中俊13.622.722.76442
田中健13.521.632.49470

川田将雅騎手が勝率5割。横山武史、武豊騎手も良績を残しており、忙しい1000m戦でもトップクラスのジョッキーは信頼を置けます。若手では泉谷楓真騎手が健闘。回収率も100%を超えているので、追っていれば好配当をもたらしてくれそうです。

また、中井裕二、水口優也、田中健騎手は中央場所でそれほど目立つタイプのジョッキーではありませんが、小倉競馬場ダート1000mでは輝きを増してくるので注意が必要です。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
伊藤大士25.025.033.3264173
渡辺薫彦23.535.341.218682
寺島良21.421.421.413534
岡田稲男20.045.045.0259261
武英智20.026.726.723086
吉岡辰弥18.831.343.8129125
森秀行18.424.534.7156106
宮徹14.325.025.06855
松永昌博12.124.239.4186102
中竹和也11.515.423.118485

伊藤大士調教師の管理馬は8番人気で勝ったケースがあり、小倉競馬場ダート1000mでは人気薄でもマークが必要です。また、森秀行調教師はこの条件に管理馬を積極的に参戦させていて、過去5年の勝利数は最多の9勝。勝率も水準以上なので追いかける価値はあります。

厩舎別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東8.216.524.87276
美浦4.88.913.56165

栗東組と美浦組では成績にかなりの開きがあります。美浦から小倉に参戦するには、栗東からと比べると地理的なハードルもありそうですし、馬券の軸は基本的に関西馬から選ぶのが賢明かもしれません。

小倉競馬場ダート1000mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って小倉競馬場ダート1000mの傾向を紹介してきました。

特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

小倉競馬場ダート1000m傾向・データまとめ
  • 2番人気の信頼度が高い
  • 7番人気まで連対が現実的
  • 2枠が強い
  • 1、7、8枠がいまひとつ
  • 逃げ馬が圧倒的に優位
  • 追い込み勢は無視でもOK
  • 種牡馬ではオルフェーヴルに注目
  • 川田将雅騎手が勝率5割。若手では泉谷楓真騎手をマーク
  • 伊藤大士、森秀行調教師の管理馬が活躍
  • 関西馬が優勢

小倉競馬場ダート1000mの攻略方法

小倉競馬場ダート1000mの攻略方法

ここからは小倉競馬場ダート1000mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

小倉競馬場ダート1000mではデータ的にも逃げ馬を狙うより他はありません。勝率は4割超えで、複勝率も約8割。そして単勝回収率も308%とプラス収支の条件が揃いすぎるほどに揃っています。

スタートから下り坂が続き、最後の直線はほぼ平坦。逃げ馬の前残りが起きやすいコースなので、ダッシュ力があってハナを切ることができる馬なら、他場ではゴール前の粘りが不足していても、当コースなら息が持つ可能性は十分です。小倉競馬場ダート1000mでは何が何でも逃げ馬狙い、という認識でいいでしょう。

データから見るここが割引

小倉競馬場ダート1000mでは枠順を気にした方がいいかもしれません。1、7、8枠の成績が物足りず、1枠の場合はスタートで後手に回った時に内々で包まれやすくなること、そして外枠は単純に距離ロスが影響しているものと考えられます。

他の枠と比べて大きな差がついているわけではありませんが、迷った場合は良績が目立つ2枠や、内過ぎず外過ぎずの3~6枠を狙うのがいいでしょう。

データの裏を狙う

小倉競馬場ダート1000mでは全体的に関西馬が優勢ですが、関東馬を狙う余地はあります。小倉に参戦する関東馬は関西馬よりも移動費などの負担が大きいと言われており、獲得賞金をある程度は見込んでいる、と考えられなくはありません。過去5年、関西馬勝利時の単勝平均配当890円に対し、関東馬は1289円。配当的な魅力もあります。

関東馬で勝ったケースを見てみると、過去5年の21勝のうち逃げ馬が7頭、4コーナーで3番手以内につけていた例は逃げ馬を含み16頭でした。関西馬の信頼度がいまひとつと見たレースでは、関東馬に目を向けてください。前々で運べる馬で小倉競馬場ダート1000mの適性がありそうなら、狙ってみるのも手です。関東馬は出走頭数自体が少ないので馬券も絞りやすく、思わぬ好配当をプレゼントしてくれるかもしれません。

小倉競馬場ダート1000mの開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

小倉競馬場ダート1000mでは何よりも逃げ馬がおすすめ。つまり、逃げ馬以外が人気になっていれば、それは危険な人気馬となります。

悪天で馬場がぬかるんだ時など、さまざまな条件のデータも集めましたが、逃げ馬の優位は変わりませんでした。1、2番人気の信頼度はあまり変わらない、というデータもあり、堅く収まりやすい環境とも言えません。逃げ馬以外はすべて疑ってかかるというスタイルでも問題はないでしょう。

小倉競馬場ダート1000mまとめ

小倉競馬場ダート1000mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

小倉競馬場ダート1000mまとめ
  • 何が何でも逃げ馬狙い
  • 2枠が強い
  • 1、7、8枠は割り引き
  • 追い込み勢は無視でもOKのペースが早くなりがちな2勝クラスに限り逃げ馬を疑問視
  • 種牡馬ではオルフェーヴルに注目
  • 実績あるディープインパクトの産駒が人気の盲点になるケースあり
  • 川田将雅騎手が勝率5割。若手では泉谷楓真騎手をマーク
  • 伊藤大士、森秀行調教師の管理馬が活躍
  • 関西馬優勢だが、逃げ馬なら関東馬狙いもアリ

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

▼今週の予想はこちら
関連チャンピオンズカップ予想と買い目

参考文献

小倉競馬場コース一覧

芝1000m芝1200m芝1700m芝1800m
芝2000m芝2600mダート1000mダート1700m
ダート2400m

googleニュース

最新予想を見逃さないために、Googleニュースでジナケイバをフォローしよう!

ジナケイバ公式ライン
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

コメント

コメントする

目次