今回紹介するコースは、小倉ダート2400mについてです。
今回は、小倉ダート2400mの概要と特徴を併せ、過去のデータをもとにして攻略方法をまとめています。
競馬場の特徴や今までの傾向を理解するものは馬券を制する!
小倉ダート2400mのレースの際にぜひ参考にしてみてください!
小倉競馬場ダート2400mの概要・特徴
まず、はじめに小倉競馬場ダート2400mの概要や特徴を解説していきます。
コース概要
小倉ダートで最も距離が長い、小倉ダート2400m。
スタートは、2コーナー出口になり、3コーナーまでの直線距離は320mです。
スタートしてから下りに入るので前半は、ペースが速くなる傾向にあります。
しかし、スタンド前を通過する頃にはペースは落ち着き、1~2コーナーでは登りに入るため、ペースは徐々に落ちていきます。
ダート1700m同様に最後の直線では、脚が上がってしまう馬が多く、最後の直線入口までにはある程度、前線で位置取りをしていないと厳しいレース展開になってしまいます。
中段からの捲りが決まりやすい傾向もあります。
レコードタイム
小倉ダート2400m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
3歳以上500万下 | 2:30.1 | 牝3 | クラシカルノヴァ | 2011年12月3日 |
小倉競馬場ダート2400mのレコードタイムは、2011年12月3日に行われた「3歳以上500万下」で2:30.1で勝利したクラシカルノヴァの記録になります。
クラシカルノヴァが圧勝すると言われたレースでしたが結果は、スペシャルイモンとゴールドルースターとの接戦になりました。
2位のスペシャルイモンは、2:30.7。3位のゴールドルースターは2:30.9と接戦を制してクラシカルノヴァが勝利しています。
平均タイムとラップタイム
平均タイムとラップタイムを紹介します。
R数 | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 | |
---|---|---|---|---|---|
1勝クラス | 11 | 2:35.3 | 37.3 | 38.2 | 102 |
小倉競馬場ダート2400mでは、スタートしてすぐに下りに入ります。
そこから登り、下り、最後に少し登るというコースになるのでレース展開は【速い→遅い→速い】という展開になりやすいです。
ダート長距離は、最後の直線で脚が上がってしまう馬が多く、強い馬が上位になることが多くあります。
最後の直線までに位置取りをしないと戦えないというハードなレースになっています。
小倉競馬場ダート2400mで行われる重賞レース一覧
当該コースで重賞レースは開催されていません。
小倉競馬場ダート2400mの傾向データ
ここからは、各項目別に傾向データをまとめていきます。
予想する際の参考になるかと思いますのでぜひじっくり読んでみてください。
人気別
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 27.3 | 45.5 | 63.6 | 59 | 84 |
2 | 54.5 | 63.6 | 72.7 | 222 | 114 |
3 | 9.1 | 36.4 | 45.5 | 55 | 80 |
4 | 18.2 | 18.2 | 18.2 | 65 | 41 |
5 | 0.0 | 9.1 | 9.1 | 0 | 28 |
6 | 0.0 | 9.1 | 36.4 | 0 | 142 |
7 | 0.0 | 0.0 | 18.2 | 0 | 89 |
8 | 0.0 | 0.0 | 10.0 | 0 | 84 |
9 | 0.0 | 12.5 | 12.5 | 0 | 162 |
10~ | 0.0 | 5.0 | 10.0 | 0 | 145 |
データからも確認できるように1番人気、2番人気の成績が良く比較的安定したレースになることが多いです。
軸にするなら1・2番人気ですが9番人気の成績と回収率が高くなっているので無視できません。
細かく分析すると9番人気でも成績を残している馬は、前走も同じコースもしくは、小倉ダート1700mや中山ダート2400mなどを走っている馬という共通点があります。
前走で小倉ダート1700m、2400m、中山ダート2400mを走っている馬には注意が必要です。
枠順別
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 16.7 | 25.0 | 25.0 | 133 | 85 |
2 | 7.7 | 7.7 | 30.8 | 75 | 114 |
3 | 7.7 | 15.4 | 23.1 | 53 | 25 |
4 | 7.7 | 30.8 | 30.8 | 48 | 66 |
5 | 15.4 | 23.1 | 38.5 | 96 | 120 |
6 | 13.3 | 26.7 | 33.3 | 149 | 129 |
7 | 5.6 | 11.1 | 27.8 | 44 | 72 |
8 | 5.6 | 16.7 | 22.2 | 59 | 95 |
2枠の連対率が大きく落ち込んでいます。
4、6枠が人気以上に好走することが多いですが頭数が揃わないということも多いので馬番で見る方が良さそうです。
馬番別
馬番 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5.3 | 10.5 | 15.8 | 38 | 35 |
2 | 5.3 | 15.8 | 21.1 | 45 | 57 |
3 | 0.0 | 21.1 | 42.1 | 0 | 140 |
4 | 21.1 | 36.8 | 47.4 | 506 | 180 |
5 | 0.0 | 15.8 | 31.6 | 0 | 96 |
6 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 16 | 7 |
7 | 21.1 | 21.1 | 31.6 | 118 | 75 |
8 | 22.2 | 27.8 | 38.9 | 102 | 56 |
9 | 0.0 | 0.0 | 6.7 | 0 | 22 |
10 | 0.0 | 13.3 | 20.0 | 0 | 58 |
11 | 6.7 | 6.7 | 6.7 | 48 | 17 |
12 | 13.3 | 20.0 | 26.7 | 142 | 88 |
13 | 0.0 | 15.4 | 23.1 | 0 | 57 |
14 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0 | 0 |
15 | 10.0 | 10.0 | 10.0 | 72 | 15 |
16 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0 | 0 |
馬番のデータで見ると3~5番の複勝率が高くなっています。
人気の影響を受けているとは思われますが成績が良い番号と悪い番号が交互になっています。
成績が良いのは、3・4・7・8・12・13になります。
脚質別
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0.0 | 0.0 | 14.3 | 0 | 37 |
先行 | 13.6 | 40.9 | 50.0 | 58 | 99 |
差し | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 258 | 124 |
追込 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
小倉ダート2400mは、ダートで長距離なので力のある馬が自然と前に行きます。
データ上では、差しが好成績を残していますが脚質はあまり意識しなくても良いかと思われます。
血統別
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 20.0 | 20.0 | 40.0 | 149 | 91 |
ハーツクライ | 14.3 | 28.6 | 42.9 | 108 | 148 |
クロフネ | 16.7 | 16.7 | 16.7 | 162 | 43 |
トランセンド | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 462 | 135 |
ディープインパクト | 33.3 | 33.3 | 33.3 | 137 | 43 |
フリオーソ | 33.3 | 33.3 | 66.7 | 206 | 140 |
オルフェーヴル | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 366 | 153 |
キズナ | 50.0 | 50.0 | 100.0 | 211 | 202 |
ハービンジャー | 50.0 | 100.0 | 100.0 | 630 | 233 |
メイショウサムソン | 50.0 | 100.0 | 100.0 | 219 | 183 |
サマーバード | 0.0 | 33.3 | 55.6 | 0 | 105 |
ルーラーシップ | 0.0 | 0.0 | 20.0 | 0 | 62 |
ロージズインメイ | 0.0 | 25.0 | 25.0 | 0 | 230 |
ジャスタウェイ | 0.0 | 33.3 | 33.3 | 0 | 86 |
バトルプラン | 0.0 | 0.0 | 33.3 | 0 | 56 |
ヴィクトワールピサ | 0.0 | 50.0 | 50.0 | 0 | 38 |
キングカメハメハ産駒の成績が良く、母父がサンデー系以外だと堅いと思われます。
そのほかにもディープスカイ産駒やディープインパクト、ハーツクライ、サマーバードなども馬券に絡んできています。
バゴやシンボリクリスエスなどは相性が悪いので注意が必要です。
騎手別
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
浜中 俊 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 169 | 88 |
西村 淳也 | 12.5 | 25.0 | 62.5 | 70 | 123 |
吉田 隼人 | 20.0 | 40.0 | 60.0 | 96 | 102 |
斎藤 新 | 20.0 | 60.0 | 80.0 | 88 | 139 |
団野 大成 | 25.0 | 50.0 | 50.0 | 157 | 87 |
川又 賢治 | 33.3 | 33.3 | 33.3 | 194 | 97 |
黛 弘人 | 33.3 | 66.7 | 66.7 | 117 | 74 |
幸 英明 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 1321 | 386 |
勝浦 正樹 | 50.0 | 100.0 | 100.0 | 353 | 216 |
和田 竜二 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 720 | 150 |
鮫島 克駿 | 0.0 | 33.3 | 50.0 | 0 | 107 |
亀田 温心 | 0.0 | 33.3 | 33.3 | 0 | 117 |
横山 和生 | 0.0 | 0.0 | 50.0 | 0 | 62 |
騎手別のデータを見ると浜中騎手と西村騎手が好成績を残しています。
また、黛騎手も好成績を残しているので浜中騎手、西村騎手、黛騎手に注目したいです。
ダートの長距離ということで減量騎手の恩恵も大きくなります。
−3kgの騎手が人気薄ながらも2~3着に入ることもあるので注目です。
横山騎手や吉川騎手は相性が悪く成績を残せていないので注意しましょう。
調教師別
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
奥平 雅士 | 25.0 | 50.0 | 50.0 | 112 | 71 |
橋口 慎介 | 25.0 | 25.0 | 50.0 | 135 | 123 |
的場 均 | 25.0 | 25.0 | 50.0 | 282 | 192 |
武 幸四郎 | 33.3 | 33.3 | 33.3 | 148 | 39 |
庄野 靖志 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 215 | 157 |
石坂 正 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 394 | 125 |
大根田 裕之 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 661 | 193 |
池江 泰寿 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 291 | 122 |
飯田 祐史 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 560 | 117 |
本田 優 | 50.0 | 100.0 | 100.0 | 219 | 183 |
吉岡 辰弥 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 310 | 180 |
村上 明 | 0.0 | 0.0 | 20.0 | 0 | 0 |
荒川 義之 | 0.0 | 25.0 | 25.0 | 0 | 112 |
石坂 公一 | 0.0 | 50.0 | 75.0 | 0 | 103 |
小島 茂之 | 0.0 | 0.0 | 33.3 | 0 | 143 |
大竹 正博 | 0.0 | 0.0 | 33.3 | 0 | 280 |
調教師別で見ると比較的若い調教師が好成績を挙げているようです。
ただ、レース数が少なく参考程度が良いでしょう。
池江調教師や南田調教師は相性が悪く、成績が残せていないので注意が必要です。
厩舎別
勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 | |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 5.3 | 10.5 | 23.7 | 52 | 71 |
栗東 | 11.7 | 23.4 | 31.2 | 88 | 92 |
厩舎別で見ると栗東厩舎の方が好成績を残しています。
こちらも同様にレース数が少ないので参考程度が良いでしょう。
父系統別
系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 9.8 | 17.7 | 24.4 | 78 | 77 |
ノーザンダンサー系 | 15.8 | 26.3 | 31.6 | 172 | 97 |
ミスタープロスペクター系 | 5.7 | 17.1 | 34.3 | 36 | 88 |
ロベルト系 | 25.0 | 25.0 | 50.0 | 186 | 127 |
ナスルーラ系 | 0.0 | 16.7 | 16.7 | 0 | 58 |
ヘイロー系 | 0.0 | 16.7 | 16.7 | 0 | 81 |
エクリプス系 | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 462 | 135 |
父系統で見るとサンデーサイレンス系が好成績を残しています。
ダート長距離では、砂浜を走るようなものになるので大きな馬、馬体重が重い馬が有利になります。
サンデーサイレンス系が好成績を残していますがキングカメハメハ産駒のサンデー系だとあまり好成績を残せていないので注意しましょう。
小倉競馬場ダート2400mの傾向・データまとめ
ここまで各項目別に表を使用し、解説を行ってきました。
改めて各項目別に一言ずつ簡単にまとめます。
- 軸にするなら1、2番人気!
- 3~5番の複勝率が高い!
- 脚質は参考程度。
- キングカメハメハ産駒、ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、サマーバード産駒は注目!
- 浜中騎手、西村騎手、黛騎手に注目!
- 調教師は参考程度。
- サンデーサイレンス系には注目!
小倉競馬場ダート2400mの攻略方法
データから見るここが買い
この人気馬が買い
人気別のデータで見ると1番人気、2番人気、9番人気が好成績を残しています。
特に1番人気と2番人気の成績がよく、荒れにくいレースとなることが多いので軸にするなら1番人気、2番人気が良いでしょう。
この馬が買い
キングカメハメハ産駒、ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、サマーバード産駒が買い。
データを見た時の成績からもキングカメハメハ産駒やディープインパクト産駒が好成績を残しています。
長距離ダートは、強い馬が自然と上位に入ってきます。
特にキングカメハメハ産駒の母父がサンデー系以外だと好成績を残しているので注目です。
この騎手が買い
浜中騎手、西村騎手、黛騎手が好成績を残しているのでこの3騎手に期待ができます。
特に黛騎手は鞍上した時には高確率で馬券に絡んでいるので黛騎手には特に注目です。
この父系統が買い
サンデーサイレンス系が好成績を残しているので期待ができます。
ただし、キングカメハメハ産駒のサンデー系だとあまり良い成績を残せていないので注意が必要です。
データから見るここが割引
2枠は割引です。
枠順別のデータからもわかるように2枠の連対率が大きく落ち込んでいます。
内枠で有利かと思われますが明らかに2枠だけ連対率が落ち込んでいるので狙っている馬が2枠の時には注意しましょう。
データの裏を狙う
データだけではわからないものの狙っていける馬を紹介します。
それは、重たい馬です。
小倉競馬場ダート2400mは、ダートで長距離というレースになります。
ダートの長距離は、強い馬が上位になりやすい傾向にあります。
そのため、純粋に大きな馬、馬体重が重い馬が有利になります。
前足周辺に張りが目立つ馬は、パワーが強いと予想できるためダートでも問題なく戦うことができるため、460キロ以上の馬が有利になります。
また【前足の付け根→お腹周り→後ろ足の付け根→お尻】に注目し、メリハリのある馬が好成績を残す可能性があります。
そのため、馬場の状態だけでなく、馬体の特徴にも注目し、予想しましょう。
開催時期や馬場状態によって狙う穴馬・危険な人気馬
小倉競馬場ダート2400mは、ダートの長距離になります。
データで見るとキングカメハメハ産駒が強く、好成績を残していますがキングカメハメハ産駒のサンデー系はあまり良い成績を残せていないので要注意しましょう。
キングカメハメハ産駒はサンデー系以外なら好成績を残しているのでサンデー系なら十分狙うことができます。
また、ダートの長距離は力のある馬が成績を残す傾向にあります。
そのため、馬体の状態や460キロ以上の馬も十分狙うことができます。
- 460キロ以上の馬は狙える!
- ただし、キングカメハメハ産駒のサンデー系には要注意!
馬券を予想する際にはこれらのことも注目してみてください。
小倉競馬場ダート2400mまとめ
ここまで小倉競馬場ダート2400mについてコースの概要や平均タイム、
人気別や枠順などの項目別データ、そのデータから見る攻略法をまとめると以下のようになります。
- 安定しやすいコース
- 3〜5番の複勝率が高い
- キングカメハメハ産駒、ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、サマーバード産駒が好成績
- 浜中騎手、西村騎手、黛騎手に注目!
- サンデー系が好成績を残している!
- 馬体にも注目!
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