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東京競馬場ダート1300mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

東京競馬場ダート1300mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 東京競馬場ダート1300mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 東京競馬場ダート1300mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、東京競馬場ダート1300mの特徴と傾向です。

ダート1300mという距離設定でレースが組まれるのは東京競馬場のみです。オープンや重賞の舞台になっていないので、一見、レース予想は難儀なイメージですが、条件戦は多数行われておりデータやサンプルはまずまず豊富。深堀りすると偏りが見られる部分もあります。傾向をしっかり把握して馬券検討にお役立てください。

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目次

東京競馬場ダート1300mの概要・特徴

東京競馬場ダート1300mコース図

東京競馬場ダート1300mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

東京競馬場ダート1300mは、バックストレッチの中間付近にゲートを設置。スタートから3コーナーまでは340mを走ります。3コーナーの手前は芝コースと同じく緩やかな上り坂。3~4コーナーは平坦となっています。

4コーナーを回って最後の直線に入ると、再び上り坂が待ち受けており、その高低差は2.4mあります。直線の長さもJRA開催場のダートコースでは最長となる501m。短距離とはいえ、一本調子のスピードでは押し切れない仕様と言えそうです。

レコードタイム

東京競馬場ダート1300mのレコードタイムを見てみましょう。

東京競馬場ダート1300mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1;17.4牡2ミスターメロディ2017年11月4日
3歳以上レコード1;16.1牡3サトノファンタジー2016年11月28日

2歳以上レコードは2017年11月の新馬戦で、ミスターメロディーがマークした勝ち時計です。デビュー戦をいきなりレコード駆けして注目を集めると、翌年3月には芝に舞台を替えて、GⅢファルコンSを優勝。4歳時には高松宮記念を制してGIウイナーとなりました。古馬となってからは交流GIのJBCスプリントで2回ダートを走っていますが、どちらも掲示板外に終わっています。

3歳以上のレコードホルダーはサトノファンタジー。2016年の2勝クラスでのタイムです。その後も勝利を積み重ねてオープン入り。2018年にはリステッドの霜月Sを勝っています。

平均タイムとラップ

次に示すのは東京競馬場ダート1300mの過去5年間の平均タイムです。

R数タイム前3F後3F後/前
2歳新馬101;19.736.636.8101
2歳未勝利151;19.836.337.3103
3歳未勝利531;19.536.137.3103
1勝301;18.235.736.5102
2勝211;17.735.436.4103
3勝31;17.335.036.3104

全てのクラスで前半の入りが速くなっています。新馬戦だけは様子見の傾向もあるのか、前半と後半のラップに差はなく、瞬発力勝負となる傾向にあるようです。

東京競馬場ダート1300mで行われる重賞レース一覧

京都競馬場ダート1400mで行われる重賞レース一覧

冒頭でも記述しましたが、東京競馬場ダート1300mで重賞は行われていません。オープン戦も組まれておらず、3勝クラスも2018~2022年までの5年間で行われたのは3鞍だけ。レースのほとんどは新馬戦か下級条件です。

東京競馬場ダート1300mの傾向データ

東京競馬場ダート1300mの傾向データ

ここからは東京競馬場ダート1300m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
131.344.762.17481
215.233.348.56679
39.826.544.76290
414.424.237.913589
57.815.925.08969
66.816.725.811386
73.810.614.45974
84.57.69.810561
93.15.37.66663
10~0.72.33.74856

1番人気の勝率が3割超え。複勝率も6割あるのでまずまずの信頼度と言えます。ただ、3番人気の勝利があまり高くなく、4、6、8番人気の単勝回収率が100%を超えています。これは人気が上位にかぶりやすい傾向が表れている数字と言えます。

東京ダート1300mの舞台はほとんどが下級条件。1番人気の信頼度が高いとはいっても、走っているメンバーはほとんどが成長途上の段階にいます。力が違う、と感じる馬でも過度に信頼を置くのはリスクがあることを頭に入れて置いた方がいいでしょう。。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
17.112.119.29257
26.515.921.16677
37.112.218.54252
49.315.524.0140130
55.813.918.93147
66.112.319.98473
74.611.817.22146
85.79.916.48361

勝率ナンバーワンは4枠で10%に近い数字です全体的に内枠が強め外枠は振るいません前の項目で紹介したラップを見ても、東京競馬場ダート1300mではテンから飛ばして粘り込みを計る馬が多い傾向があります。必然的に距離ロスの少ない内枠の方が有利になるのかもしれません。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ17.430.338.6149128
先行13.026.836.4138125
差し5.611.619.66567
追込0.91.33.41217

逃げ馬の勝率が最も良く17%あり、先行馬も2ケタ。東京競馬場ダート1300m出走馬のテンから飛ばす傾向は、前の項目でも触れましたが、逃げ、先行馬に流れが向くケースが多いなら、それも当然のことでしょう。逃げ、先行馬は回収率も優秀です。馬券的に追って損はありません。

追い込み馬は勝率、連対率、複勝率ともに激低。行き脚に問題があるタイプは、馬券の対象から迷わず外しましょう。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
アジアエクスプレス23.523.523.534392
ヴィクトワールピサ21.435.735.711780
ペルシャザール15.020.020.010038
ヘニーヒューズ12.522.532.57795
ロードカナロア10.818.924.36351
サウスヴィグラス10.722.634.593108
ゴールドアリュール8.116.227.06257
プリサイスエンド7.319.522.011457
パイロ6.818.218.26864
キンシャザノキセキ6.414.923.47461

アジアエクスプレス産駒の勝率が良好です。同馬はデビューから2連勝していますが、1300mではないものの、舞台は東京。コース相性の良さを産駒は受け継いでいそうです。アジアエクスプレスの父ヘニーヒューズも勝率は高め。東京競馬場ダート1300mでこの父子の存在は頭に入れて置いてください。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ネイティヴダンサー系8.115.822.77871
ニアークティック系7.714.122.18785
ナスルーラ系6.114.719.34793
ロイヤルチャージャー系4.79.915.85853

ネイティヴダンサー系がややリード。種牡馬別の表で紹介している中ではベルシャサール、ロードカナロア、サウスヴィグラス、プリサイスエンドがネイティヴダンサー系なので覚えておいた方がいいでしょう。

ただ、回収率で見るとアジアエクスプレスやヘニーヒューズを擁するニアークティツク系を狙った方が少しだけお得、ということになります。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
C.ルメール25.034.450.010290
戸崎圭太16.722.236.16571
横山典弘16.725.050.0215200
田中勝春15.221.230.3321134
M.デムーロ12.922.641.980107
北村宏司11.813.721.620770
内田博幸11.421.529.197104
木幡巧也9.613.517.39440
田辺裕信7.922.230.23585
江田照男6.911.112.55730

ルメール騎手の良績が一枚上。数字上では4回に1回は勝ち、2回に1回は3着以内という優秀さです。また、平場のレースが多いため人気も割れやすいのか、回収率も100%超え。やみくもにルメール騎手を追いかけたとしても、長い目で見るとプラスになるという計算が成り立っているのは注目です。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
田中博康17.623.523.55837
中野栄治16.722.227.816458
高橋裕15.218.224.24794
武井亮15.015.020.015151
小野次郎15.015.020.016693
田村康仁14.332.135.7143147
中川公成11.515.419.27633
矢野英一9.814.629.38170
竹内正洋9.334.946.576119
蛯名利弘8.116.227.070161

田中博康調教師の勝率の良さが目立ちます。2023年にGIのフェブラリーSとチャンピオンズC、交流GIのマイルチャンピオンシップ南部杯制覇と大活躍したレモンポップの管理厩舎。同馬は東京競馬場ダート1300mに出走歴はないですが、ダート巧者が育ちやすい環境なのかもしれません。

所属トレセン別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東12.521.327.210881
美浦6.112.318.86767

勝率は栗東がダブルスコアの形で大きくリード。ダート1300mは東京競馬場にしかない設定。適性に手応えを持って遠征してきている可能性があります。単勝回収率が100%を超えているのも魅力。東京競馬場ダート1300mで関西馬を見つけたら買い、と言ってもよさそうです。

また、条件別で差もあり、後の項目で深堀りしていますので参照してください。

東京競馬場ダート1300mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って東京競馬場ダート1300mの傾向を紹介してきました。特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

東京競馬場ダート1300mの傾向・データまとめ
  • 1番人気の勝率が3割超え。複勝率も6割あり、信頼度はまずまず
  • 3番人気の勝率が低い
  • 4、6、8番人気の単勝回収率が100%超え。人気の上位偏りは過信禁物
  • 4枠に良績。全体的には内枠強め
  • 逃げ、先行馬の勝率が2ケタ。単勝回収率も優秀
  • 追い込み馬は勝率、連対率、複勝率ともに激低
  • 種牡馬別ではアジアエクスプレス、ヘニーヒューズの父子に注目
  • ルメール騎手の数字が優秀。単勝を買い続けるとプラスになる計算
  • 田中博康調教師の勝率が高い
  • 関西馬が優勢。関東馬とダブルスコアの差

東京競馬場ダート1300mの攻略方法

東京競馬場ダート1300mの攻略方法

ここからは東京競馬場ダート1300mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

東京競馬場ダート1300mでは逃げ馬狙いがお得です。勝率は2割近くあり、回収率は149%あるので、単勝で追い続けると十分なプラスをもたらしてくれます。そして複勝率も3割超え。少なくとも3回に1回は3連系の馬券になってくれるというのは大きな魅力です。

東京競馬場は直線が長い分、「そのまま!そのまま!」と応援する時間も長くなり、ドキドキ感も増しますが、ダート1300mではとにかく逃げ馬を信頼していきましょう。

データから見るここが割引

東京競馬場ダート1300mでは逃げ馬の信頼度がかなり高いのに対し、後方待機の追い込み馬は全くおすすめできません勝率は0.9%と激低で、回収率も10%を切っています。

芝の重賞では東京特有の長い直線を舞台に、後方一気の追い込みがドラマを生む場面があるのは確か。ただ、ダート1300メートルでは追い込み馬を狙い続けても、お金が減っていくだけということを覚えておいてください。

データの裏を狙う

ダート1300メートルはJRA開催場の中で東京しかない距離設定です。重賞やオープン競走は行われていません。東西別の成績を見ると明らかに栗東勢が優勢なので、関西馬が遠征してきた時はマークが必要となるのは前の項目でも触れました。さらにクラス別で深堀りしてみると、狙いどころも明確となり、関東馬を狙っていいパターンも存在しています。

東京競馬場ダート1300mクラス別の東西別勝率(過去5年間)

厩舎名全勝率2歳新馬2歳未勝利3歳未勝利1勝クラス2勝クラス3勝クラス
栗東12.523.516.725.00.011.88.7
美浦6.14.46.36.37.14.74.0

東京競馬場ダート1300mでの関西馬狙いは特に新馬、未勝利が効果的です。この舞台に関西から遠征してくるのは、陣営側に管理馬の初勝利を求める強い思いがあるという認識でいいのではないでしょうか。

そして、関西馬は1勝クラスで勝利を挙げていないのも注目です。2、3勝クラスよりも賞金は低いですから、収支はあまり期待せず、適性を見極めたい目的での東京出張というムードが強いかもしれません。東西別で馬券検討する場合、1勝クラスは唯一、東京ダート1300mの中で関東馬を狙える条件となります。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

枠順別では4枠の勝率が良く、内枠強めの傾向がある東京競馬場ダート1300m。ただ、新馬、未勝利戦に限ると、大外の8枠が浮上しています。

東京競馬場ダート1300m新馬、未勝利戦の枠順別成績(過去5年間)

勝率連対複勝単回複回
17.615.222.810867
28.717.420.89366
36.611.917.24452
47.113.020.111396
53.911.617.42943
65.211.021.94781
75.211.015.52647
87.111.618.111673

内枠の強さは変わりありませんが、全体的には最も勝率が高かった4枠が数字を落としています。そして、数値の低かった8枠が4枠に勝率で並び、単勝回収率は追い越していました。

東京競馬場は幅員が広いことで知られていますが、やはりキャリアの浅い馬たちにとっては、揉まれるリスクの少ない外枠の方が走りやすいのかもしれません。内枠強めの東京競馬場ダート1300mですが、新馬、未勝利戦では大外枠もしっかりマークしましょう。

東京競馬場ダート1300mまとめ

東京競馬場ダート1300mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

東京競馬場ダート1300mまとめ
  • 1番人気の勝率が3割超え。複勝率も6割あ信頼度はまずまず
  • 3番人気の勝率が低い
  • 4、6、8番人気の単勝回収率が100%超え。人気の上位偏りは過信禁物
  • 4枠に良績。全体的には内枠強め
  • 新馬、未勝利戦は8枠の勝率も良好。単勝回収率も100%超え
  • 逃げ、先行馬の勝率が2ケタ。単勝回収率も優秀
  • 追い込み馬は勝率、連対率、複勝率ともに激低
  • 種牡馬別ではアジアエクスプレス、ヘニーヒューズの父子に注目
  • ルメール騎手の数字が優秀。単勝を買い続けるとプラスになる計算
  • 田中博康調教師の勝率が高い
  • 関西馬が優勢。とくに新馬、未勝利戦は勝負気配がプンプン

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

参考文献

東京競馬場コース一覧

芝1400m芝1600m芝1800m芝2000m
芝2400m芝2500m
ダート1300mダート1400mダート1600mダート2100m
ダート2400m

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この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

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