- 小倉2歳ステークス2023の予想を様々な角度（過去傾向・展開）から分析
- 競馬歴17年の筆者が激推し穴馬と買い目を公開
- 当記事を見れば小倉2歳ステークス2023の予想が網羅できる
こんにちは、ジナケイバのイノウエです。
今週は小倉2歳ステークス2023を徹底分析し、予想します。
- 小倉2歳ステークス2023ってどんなレース？過去傾向は？
- 調子が良いのはどの馬？
- 激走が期待できる穴馬が知りたい！
そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください！
先々週、北九州記念では【追い切り評価】2位のジャスパークローネ1着！【追い切り評価】1位のママコチャ2着！
先週、新潟2歳ステークスでは【追い切り評価】3位のアスコリピチェーノが1着！
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小倉2歳ステークス（小倉2歳S）2023｜概要
2023/9/3(日) 小倉8日 11R
小倉2歳ステークス(G3) 2歳オープン(馬齢)
芝1200m(Aコース)
まずは小倉2歳ステークス2023はどんなレースなのか、以下の3つを紹介します。
- コース解説
- 出走馬
- 過去のレース動画
小倉芝1200mコース解説
スタート地点は向こう正面直線の2コーナーポケット地点。小回り・平坦コースで最初の直線は479mと京都競馬場や阪神競馬場の芝1200mと比較しても長くなっています。3〜4コーナーからはスパイラルカーブの下り坂になっており、最後の直線に向け徐々に下る。最後の直線は293mと比較的短く、トップスピードで駆け抜けゴールです。
外枠/逃げ有利
出馬表
| 枠順 | 馬名 | 馬齢・脚質 斤量 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1 | テイエムチュララン | 牝2【逃・・・】 55.0 | 太宰 |
| 2 | フォルテローザ | 牝2【・・差・】 55.0 | 団野 |
| 3 | セイウンデセオ | 牝2【逃・・・】 55.0 | 今村 |
| 4 | ドナヴィーナス | 牝2【逃・・・】 55.0 | 川島 |
| 5 | キャンシーエンゼル | 牝2【・先・・】 55.0 | 松山 |
| 6 | パッシングシャワー | 牡2【・先・・】 55.0 | 西村淳 |
| 7 | ビッグドリーム | 牡2【・先・・】 55.0 | 幸 |
| 8 | メイプルギャング | 牡2【逃先・・】 55.0 | 角田河 |
| 9 | ミルテンベルク | 牡2【・先・・】 55.0 | 藤岡康 |
| 10 | アスクワンタイム | 牡2【・先・追】 55.0 | 岩田望 |
過去のレース結果（動画）
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●マイルCSデータ紹介
今年5月の葵Ｓ以降京都で行われた8頭立て以上の重賞は11Ｒありますが、 その内9Ｒで好走しているのが「8枠」を引いた馬 Ｇ1でも秋華賞ではステレンボッシュが3着、 菊花賞ではヘデントールが2着、アドマイヤテラが3着、 そして先週エリザベス女王杯では12番人気のラヴェルが2着に好走しています マイルチャンピオンシップは昨年も8枠16番ナミュールが優勝、今年も「8枠」には注目ですね
●東京スポーツ杯2歳Sデータご紹介
過去10年人気別成績を見ると1番人気（4-1-2-3）複勝率70％、 2番人気（1-4-1-4）複勝率60％、4番人気（3-2-1-4）複勝率60％ 過去10年の好走馬30頭中19頭を占めるのが1.2.4番人気です 馬連で3頭ＢＯＸ買い続けるだけでも6回的中で回収率186.3％と優秀、 人気のチェックをお忘れなく！！
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マイルCS2023 5,3,7人気
単勝7点：1,730円 複勝7点：1,350円
ワイド21点：8,740円 三連複35点：30,930円 回収率計611％
東スポ杯2歳S 4,8,2人気
単勝6点：580円 複勝6点：1,150円
ワイド15点：5,070円 三連複20点：12,760円
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小倉2歳ステークス2023｜過去10年間レース傾向・データ分析
ここからは、小倉2歳ステークス過去10年の傾向と、重要データを紹介します。
枠順別
| 枠順 | 着順 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1枠 | 1-0-1-10 | 16.7% |
| 2枠 | 1-1-2-10 | 28.6% |
| 3枠 | 2-0-2-13 | 23.5% |
| 4枠 | 2-1-0-14 | 17.6% |
| 5枠 | 0-0-2-16 | 11.1% |
| 6枠 | 1-1-0-16 | 11.1% |
| 7枠 | 1-4-1-16 | 27.2% |
| 8枠 | 2-3-2-15 | 31.8% |
7.8枠が圧倒的に良い成績となっています。開催が進み、内側の馬場が荒れ果てていることが要因でしょう。昨年は9番人気のバレリーナが、7枠から2着に好走し、波乱を演出しています。馬場の良いところを楽に確保できる7.8枠は、人気薄でも軽視は禁物です。
脚質別
| 脚質 | 着順 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 逃げ | 0-1-0-9 | 10.0% |
| 先行 | 7-3-3-25 | 34.2% |
| 差し | 0-6-3-39 | 18.8% |
| 追込 | 3-0-4-37 | 15.9% |
小回りコースではあるものの、逃げ馬は成績が悪いので割引が必要でしょう。馬券の中心は、過去10年で7勝している先行馬となりそう。注目は追い込み馬で、流れについていけていない馬も該当している中、1着3回、3着4回と小回りコースにしては優秀な成績。コース形態から安易に追い込み馬を消してしまうのは危険です。
人気別
| 人気 | 着順 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 2-3-0-5 | 50.0% |
| 2番人気 | 2-1-1-6 | 40.0% |
| 3番人気 | 3-1-1-5 | 50.0% |
| 4番人気 | 2-0-2-6 | 40.0% |
| 5番人気 | 0-1-1-8 | 20.0% |
過去10年の勝ち馬、10頭中9頭は4番人気以内に推された馬でした。そのことから、軸は4番人気以内から選ぶのが良さそうです。人気別データに関しては【重要データ①】でさらに深掘りしています。
過去5年間の3連単配当
| 開催年 | 3連単配当 |
|---|---|
| 2022年 | 376,700円 |
| 2021年 | 49,390円 |
| 2020年 | 6,280円 |
| 2019年 | 17,400円 |
| 2018年 | 627,690円 |
10頭前後と小頭数での開催があることを考えると、そこそこ波乱の決着となっている印象です。人気別データと合わせて考えると、軸に人気馬、相手は穴馬といった組み合わせが有効になりそう。
前走レース距離
| 距離 | 着順 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1000m | 0-0-0-8 | 0.0% |
| 1200m | 9-10-10-94 | 23.6% |
| 1400m | 0-0-0-7 | 0.0% |
| 1600m | 1-0-0-1 | 50.0% |
馬券の中心は前走1200m組です。反対に、前走距離が1000mか1400mだった馬は、過去10年で一度も馬券になっていないことから、基本的には消しでいいかもしれません。
東西別
| 東西 | 着順 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 関東馬 | 0-1-1-9 | 18.2% |
| 関西馬 | 10-9-9-101 | 21.7% |
関東馬は出走頭数が少ないので、データとしては何とも言えません。九州にある小倉競馬場で開催されるため、あくまでも中心は関西馬となります。
重要データ①：2、3着の半数近くが6番人気以下
過去10年の単勝人気別成績を見ると、優勝馬10頭中9頭は4番人気以内の馬だった。また、6番人気以下の馬が3着以内に10回入っていることにも注目したい。1着こそ2014年のオーミアリス（15番人気）の1回だけだが、2着と3着が計9回ある。これらのデータから、1着候補は上位人気馬から選び、2着と3着には人気薄の馬も加えておくのがよさそうだ
JRAデータ分析
重要データ②：小倉芝1200メートルで負け知らずの馬が優勢
過去10年の優勝馬10頭中7頭、3着以内馬で見ると30頭中18頭は、当レースの舞台となる小倉芝1200メートルに出走経験があった上で2着以下に敗れた経験のない馬だった。2019年以降はこれに当てはまる馬が4連勝を飾っている。小倉芝1200メートルに初出走となる馬も9頭が3着以内に入っているので、初コースというだけで割り引く必要はなさそうだが、まずは当コースで全て1着となっている馬に注目してみたい。
JRAデータ分析
重要データ③：前走の単勝人気をチェック
過去10年の3着以内馬30頭中、前走がデビュー戦だった馬は18頭いるが、そのうち17頭は前走で4番人気以内だった。5番人気以下だった馬は12頭と少数ではあるが、3着が1回あるのみで、他は全て4着以下に敗れている。前走がデビュー戦だった馬は、そこで4番人気以内に支持されていたかに注目したい。また、前走がデビュー2戦目以降だった馬は、3着以内に入った12頭のうち9頭が前走で1番人気で、好走率でも2番人気以下だった馬を大きく上回っている。前走がデビュー2戦目以降だった馬については、そこで1番人気に支持されていた馬を狙いたい。
JRAデータ分析
重要データ④：性別とデビュー月に注目
※本当に奇抜な買い方2014年以降の優勝馬9頭について性別とデビュー月を見ると、牡馬が5勝、牝馬が4勝を挙げているが、牡馬の優勝馬はいずれも7月デビューで、牝馬の優勝馬は全て8月デビューだった。優勝馬を予想する際は、性別とデビュー月に注目してみるのも面白いかもしれない。
JRAデータ分析
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●マイルCSデータ紹介
今年5月の葵Ｓ以降京都で行われた8頭立て以上の重賞は11Ｒありますが、 その内9Ｒで好走しているのが「8枠」を引いた馬 Ｇ1でも秋華賞ではステレンボッシュが3着、 菊花賞ではヘデントールが2着、アドマイヤテラが3着、 そして先週エリザベス女王杯では12番人気のラヴェルが2着に好走しています マイルチャンピオンシップは昨年も8枠16番ナミュールが優勝、今年も「8枠」には注目ですね
●東京スポーツ杯2歳Sデータご紹介
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小倉2歳ステークス2023｜追い切り評価トップ3
3位：アスクワンタイム
一週間前追い切り（8/24・木）
栗東 坂路 稍重
800m 52.5-37.8-24.7-12.3
最終追い切り（8/30・水）
栗東 坂路 良
800m 52.8-37.7-24.1-11.9
8月10日頃に入厩してからは坂路のみで調教を積み、最終追い切りまでに速い時計が2本ありました。1週前は単走で終始強めに追われ加速ラップを刻んだ点は評価できます。最後まで軸がほとんどブレることなく、坂を駆け上がりました。最終追い切りも同様に栗東坂路で、終い一杯に追われ、800m52.8-11.9の好時計をマーク。1週前追い切りまでに仕上げて、最終追い切りは調整程度というのが最近のトレンドなだけに、最終で時計を出したのは、まだ緩さが残っていたからでしょうか。このひと追いで変わってくるかがポイントとなりそうです。
2位：ミルテンベルク
一週間前追い切り（8/23・水）
栗東 CW 良
3F 38.4-10.9
最終追い切り（8/30・水）
小倉 ダート 良
4F 59.6-42.8-12.3
ここを目標に8/10頃に入厩。ここまで速い時計が4本、中間しっかりと負荷をかけられており、状態の良さがうかがえます。8/19には栗東坂路で800m53.0-11.7の好時計をマークしており、1週前追い切りでも追われてからのギアチェンジが早く、追った距離は短いながらも軽快なフットワークで鋭く伸びました。最終追い切りでは、小倉競馬場ダートコースを単走馬なりで調整程度。にも関わらず、活気があり軽快なフットワーク。追われてからの反応も良かったので小回りコースは合いそうです。早めに輸送し、小倉に滞在している点も好印象。ここへ向けて順調にきており、力を出せる状態にありそう。
1位：ビッグドリーム
一週間前追い切り（8/23・水）
栗東 坂路
4F 65.7-47.8-32.1-15.8
最終追い切り（8/30・水）
栗東 CW 良
6F 83.6-68.1-53.3-38.2-11.9
8月アタマにこのレースを目標に入厩。ここまでに速い時計が4本。中間しっかりと負荷をかけられており、状態の良さがうかがえます。中でも8/24の一週前追い切りが圧巻の内容。CWコースで6F77.1の猛時計を叩き出しました。西園調教師のコメントにもあるように、ここが本追い切りだったようです。とはいえ、この時計は古馬でもなかなか出せるものではなく、能力の高さを見せつけました。同じくCWで行われた最終追い切りでは、3頭併せの外側で調整程度の追い切り。力む事もなく強めに追われる僚馬（新馬）と、馬なりで楽に併入。軽快な足捌きで素質の高さを感じる走りでした。ここに向けて万全の仕上がりでしょう。完成度の高い馬が、しっかりと力を出せる状態にありそうです。
小倉2歳ステークス2023｜展開予想
予想ペース：ハイペース
| 位置 | 馬番 |
|---|---|
| 逃げ | ①④ |
| 先行 | |
| 中団 | ②③⑤⑥⑦⑧⑨⑩ |
| 後方 |
まだデビューして間もない若い馬ばかりで、脚質が定まっていないため、各馬の位置取りは予想しがたいです。テイエムチュララン、セイウンデセオあたりがハナを主張するのではないかと思われますが、他の決め手が乏しい馬たちもスタート次第ではそのまま逃げる可能性は十分にありそう。
小倉芝1200mらしく、前半から飛ばして速いペースで進み、上りがかかる展開となるでしょう。最終週ということもあり、馬場が荒れてきて差しも十分届く状況になっているのではないでしょうか。前でしぶとくというより、決め手を持った馬が台頭する展開になると予想します。
小倉2歳ステークス2023｜有力馬
ビッグドリーム【牡2・幸】
| 通算成績 | 1-0-0-0 |
| 父 | ビッグアーサー |
| 母（母父） | アンナペレンナ（Tale of Ekati） |
全兄のビックシーザーは、デビュー3戦目となる未勝利戦を勝利すると、そこから1200mのオープンを3連勝。その後、世代で強い短距離馬が集う葵Sでも3着に好走するなど、早くから活躍しました。ビッグドリーム自身も、前走福島1200mで行われた新馬戦で、2着に6馬身差をつける圧勝。非凡なスピードをまざまざと見せつけました。
ただ、その新馬戦で倒した相手はまだ未勝利戦を勝ちあがれていません。レースレベルが低かった可能性は否定できず、相手強化となる今回、どこまでやれるか注目です。
アスクワンタイム【牡2・岩田望】
| 通算成績 | 1-1-0-0 |
| 父 | ロードカナロア |
| 母（母父） | ディープインアスク（ディープインパクト） |
前走、中京芝1200mで行われた自身2戦目となる未勝利戦では、2着に5馬身差をつける圧勝。アスクワンタイムは、重賞勝ちを収めているファンタジスト、ボンボヤージの全弟にあたります。どちらも小倉芝1200mへの適性が非常に高く、ファンタジストに関しては2018年同レースの勝ち馬。同じ血を引く者として、兄弟制覇に期待がかかります。
ただ、ビッグドリーム同様、前走で倒した相手はまだ未勝利戦を勝てていないのが気になります。相手が弱かっただけの可能性は否定はできません。
ミルテンベルグ【牡2・藤岡康】
| 通算成績 | 1-0-0-0 |
| 父 | モーリス |
| 母（母父） | ペルレンケッテ（ディープインパクト） |
前走、阪神芝1200mで行われた新馬戦では、道中2番手で進み手応えよく直線を迎えると、持ったまま抜け出して2着馬に3馬身差の圧勝。その2着馬は、次走の未勝利戦を好タイムで勝利しており、レースレベルが低かったわけではなさそうです。しかも、武英智調教師曰く「メイチではなかった」とのことで、2走目となる今回は、使った上積みも見込めそう。
血統的に、マイルより長いところでの活躍が期待される点が気になりますが、そもそも力が違えばスプリント戦での好走があっても不思議ではないでしょう。
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小倉2歳ステークス2023｜激推し穴馬
激推し穴馬：2フォルテローザ（想定9番人気）
激推しポイント①：前走を見ると、未勝利馬でもここでは素質が高そう
今回のメンバー唯一の未勝利馬で格上挑戦となりますが、前走の新馬戦で1番人気に推されていたように、素質は高いそう。このメンバーならそこまで力の差があるとは思えません。その前走は、7枠からスタートはしっかりと決め、無理せず中団待機。3コーナーを過ぎたあたりからスパートをかけ位置をあげるも、4コーナーで置かれてしまい追い出しが遅れてしまいました。これがスムーズなら、内前有利など関係なく、外から鮮やかに差し切っていたように思います。前走と同じコースで、慣れが見込める今回はスムーズに立ち回れれば、未勝利馬でも十分やれるだろうと思っています。
激推しポイント②：ノーザンファーム生産馬
デビューして間もない若い馬が戦う2歳戦においては『大手生産者の馬』というだけで、買い材料だと考えます。理由は、外厩でしっかり訓練されており、仕上がりの早い馬が多いから。外厩とは、栗東・美浦トレセンとは別にあるトレーニング施設のこと。ノーザンファーム系列で言うと『ノーザンファームしがらき』『ノーザンファーム天栄』ですね。詳細は割愛しますが、設備の整った外厩でしっかりと育成されているため、早い段階から実戦で活躍する馬が多いです。出走馬が多いと狙いにくいですが、今回ノーザンファーム生産馬はフォルテローザとミルテンベルクの2頭のみ。人気がないようなら積極的に狙ってみても面白いのではないでしょうか。
小倉2歳ステークス2023｜予想印発表
◎：7ビッグドリーム
小倉2歳ステークス2023の本命は、前走新馬戦を持ったままで1馬身差圧勝したビッグドリームにしました。理由はいくつかありますが、1番は現時点での完成度の高さです。調教は追えばしっかり走りますし、抑えればしっかりと溜めが利く。CWコースで６Fを77.1で走るスピードがありながら、操縦性の高さも兼ね備えた馬です。西園調教師が「2歳のこの時点では兄ビッグシーザー（2歳時にオープン特別を2勝）より完成度は高い」と太鼓判を押すほど。現時点でつけ入るスキがないように感じ、本命にしました。
不安材料をあげるとすれば、前走のレースレベルが低かった可能性があることと、最終週のタフな馬場で切れ味勝負になった時どこまでやれるかが未知数な点。とはいえ、2歳のこの時期は、全頭未知な部分だらけなので気にしすぎても仕方ありません。気持ちよく勝って欲しいですね。
◯：9ミルテンベルク
対抗はノーザンファーム生産馬、キャロットファーム所有のお坊ちゃま、ミルテンベルクにしました。理由は、前走レースや調教から反応の良さとスピード値の高さから競馬センスが良いと感じたからです。前走の新馬戦が非常に強い競馬で、道中好位で進み、直線で逃げ馬を楽にかわすと、持ったまま後続を引き離していく圧巻の内容。ここの2着馬で、このレースに出走してきたドナヴィーナスが、次走の未勝利を圧勝していることから、レースレベルはそれなりに高かったと言えそうです。モーリス産駒ということで、適性はもう少し長いところにあるのではないかと思い、2番手評価としましたが、本命との差はほとんどないと思っています。
不安材料は、走ることに対して真面目過ぎる性格が、悪い方に出ないかどうか。1200mと短い距離で良い方に出れば、楽勝するシーンがあってもおかしくないと思っています。
▲：2フォルテローザ
単穴は土曜日時点でブービー人気のフォルテローザにしました。理由は【激推し穴馬】をご覧ください。土曜日の小倉競馬場芝コースは、外差しがバンバン決まっていました。一発あってもおかしくないんじゃないでしょうか。
△：10アスクワンタイム
兄弟が小倉1200mで優秀な成績をあげているアスクワンタイムを連下としました。有力馬でも紹介しましたが、全兄であるファンタジストは2018年同レースの勝ち馬。全姉ボンボヤージも、同コースで行われた北九州記念（G3）を勝利しており、血統背景は抜群。コース適性は高いと思われます。新馬戦こそ敗れたものの、勝ち馬が強かっただけ。次走の未勝利戦では、相手が弱かった感はあるが、2着馬に5馬身差をつける圧勝と力の違いを見せつけました。
不安材料は、陣営が全兄ファンタジストとの現時点での比較を聞かれると「肉体的、精神的にもまだ足りない」と消極的なコメントをしていること。とはいえ、ここまでびっしりと調教を積まれており、追ったことによる上積みはあるでしょう。伸びしろに期待したいです。
小倉2歳ステークス2023｜買い目公開
3連複フォーメーション
⑦ー②⑨⑩ー全頭 21点 3,000円を配当が均等になるよう分配
合計3,000円勝負！
小倉2歳ステークス2023｜予想まとめ
今回は小倉2歳ステークス2023をさまざまな角度から分析し、予想しました。
約2か月間の夏競馬が今週で終わりですね。「夏競馬は荒れる」とよく言いますが、今年はどうだったんでしょうか？重賞に限って言うと、確かに人気馬だけの決着はほとんどなかったように思います。私はあまり夏競馬だからとかは意識しないようにしているんですが、たまに「ワケわからんわ！夏競馬！」と言いたくなる時はありますね。今年で言えばアイビスSDがいい例です。外枠圧倒的有利の新潟1000mで差し有利になり③→⑩→②の内枠で決着。終わってから馬券になったメンバーを見ると、確かに展開が向けば好走してもおかしくないかとは思いますが、それにしても外枠負けすぎ。ざくっというと、外枠に先行馬が集中し潰しあったたため、差し有利の展開になり外枠は全滅したカタチ。これまで展開予想から馬券を組み立てることが多かったのですが、これからはあまりこだわりすぎないようにしようと心に決めたレースでした。どんな展開になるか考えるのは大好きなんですけどね。
小倉2歳ステークスですが、前走圧勝している馬が多く、ここからスプリント、マイル路線で活躍する馬が表れるのか、楽しみな一戦です。ナムラクレアクラスは出てくるのでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでもみなさんの予想のお役に立てれば幸いです。
それでは、みなさんに爆益あれ！
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