福島競馬場ダート2400mの特徴と傾向まとめ｜攻略法も一挙公開

今回紹介するコース福島ダート2400mです。この記事を参考に馬券を予想してみてください。

データを制するものは馬券を制す！

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福島競馬場ダート2400mの概要・特徴

はじめに、福島競馬場ダート2400mのコースの概要や特徴、レコードタイムや平均タイムについて解説していきます。

コース概要

スタート地点は向こう正面のやや左側、ちょうどゴール板の真後ろの位置からスタートします。2400mという距離から、ダートコースをぐるっと1周半します。スタートしてから最初のコーナーまで緩い上り坂を登り、スパイラルカーブを抜けホームストレッチに入ります。ゴール板を通りすぎ向こう正面の直線コースへ。再び緩やかな上り坂を登りながらスパイラルカーブが採用されている3〜4コーナーを抜け最後の直線です。

スパイラルカーブとはコーナーの入り口から出口にかけて半径が短くなるコーナーで、スピードが落ちにくいコーナーと言われている

最後の直線は、295.7m、ゴール手前の上り坂を駆け上がってゴールになります。

レコードタイム

福島ダート1000m	タイム	性齢	馬名	記録年月日
2歳レコード	–	–	–	–
3歳以上レコード	2:30.2	騸4	サンアスレチック	2008年4月20日

3歳以上レコードを持っているサンアスレチックは4月20日第7レースをレコード勝ち。的場勇人騎手を背に、1番人気の人気に応え、2400mという長距離戦で一度も鼻を譲らずの逃げ切り勝ちでした。同年11月9日第7レース、ダート2400mでも同じく的場勇人騎手騎乗で3番人気ながらも、レコード勝ちした時と同様にスタートからゴールまで先頭を守り、逃げ切り勝ちを収めています。

なお、2歳戦についてはレースが施行されていないためデータはありません。

平均タイムとラップタイム

クラス	タイム	前３F	後３F	後/前
新馬	–	–	–	–
未勝利	–	–	–	–
1勝	2:35.2	39.0	40.1	103
2勝	–	–	–	–
3勝	–	–	–	–
OP・重賞	–	–	–	–

平均タイムとラップ数については上記のとおりです。

福島競馬場ダート2400mで行われる重賞レース一覧

当該コースで行われる重賞はありません。

福島競馬場ダート2400mの傾向データ

ここからは、各項目別に傾向とデータを解説していきます。馬券の予想に直結するポイントになりますので、ぜひ予想に役立ててください。

人気別

人気	勝率	連対	複勝	単回	複回
1	25.0	37.5	50.0	79	73
2	12.5	37.5	50.0	57	93
3	12.5	25.0	50.0	70	94
4	0.0	25.0	25.0	0	51
5	0.0	0.0	12.5	0	25
6	0.0	12.5	25.0	0	99
7	12.5	12.5	12.5	221	40
8	0.0	0.0	0.0	0	0
9	12.5	25.0	25.0	364	168
10〜	4.5	4.5	9.1	242	99

人気順にみると、1〜3番人気馬が好成績を残しています。ただ施行回数の少ないコースのため、人気薄の馬も馬券に絡んでいるデータになっています。

枠順別

枠	勝率	連対	複勝	単回	複回
1	9.1	27.3	36.4	30.0	65.5
2	9.1	9.1	18.2	44.5	29.1
3	9.1	9.1	27.3	330.0	104.5
4	8.3	16.7	25.0	473.3	197.5
5	0.0	15.4	23.1	0.0	118.5
6	7.1	14.3	14.3	26.4	25.7
7	7.1	14.3	14.3	40.0	56.4
8	7.1	7.1	14.3	195.0	54.3

枠順別にみると勝利率の差はなくフラットとみて良いですが、2400mという長距離のため、連対・複勝率を見るとコースの内側をロスなく走れる1枠が若干好成績となっています。また5枠のみ勝利がありません。長い時間馬込みの中に包まれやすい真ん中の枠の馬にとっては厳しいレースになっていることが想像されます。

脚質別

脚質	勝率	連対	複勝	単回	複回
逃げ	37.5	50.0	62.5	1092.5	295.0
先行	16.0	36.0	48.0	202.0	124.0
差し	0.0	2.9	11.8	0.0	75.0
追込	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0

脚質別にみると圧倒的に逃げ・先行が有利な傾向にあります。特に逃げ馬については先行馬よりも好成績を残しているため、馬券を予想する際は逃げ馬中心に予想するのが良さそうです。

血統別

血統	勝率	連対	複勝	単回	複回
ニューイングランド	100.0	100.0	100.0	3630.0	680.0
スクリーンヒーロー	100.0	100.0	100.0	490.0	180.0
Kitten’s Joy	100.0	100.0	100.0	330.0	150.0
ネオユニヴァース	50.0	50.0	50.0	185.0	85.0
メイショウサムソン	50.0	50.0	50.0	280.0	110.0
ハービンジャー	50.0	50.0	50.0	1365.0	275.0
オルフェーヴル	25.0	25.0	25.0	1420.0	327.5
フェノーメノ	0.0	40.0	40.0	0.0	88.0
ペルシャザール	0.0	25.0	50.0	0.0	200.0
サマーバード	0.0	100.0	100.0	0.0	140.0

血統別にみると、やはり現役時代に長距離戦線で活躍した種牡馬の産駒が好成績を残しています。施行回数が少ないため、オススメできる種牡馬はこれ！と一概に言えませんが、馬券を購入する際は長距離型の血統に注目したいです。

父系統別

父系統	勝率	連対	複勝	単回	複回
サンデーサイレンス系	8.0	16.0	20.0	86	61
ノーザンダンサー系	23.1	30.8	53.8	269	210
ミスタープロスペクター系	0.0	10.0	16.7	0	65
ロベルト系	20.0	20.0	20.0	297	109
ナスルーラ系	0.0	0.0	10.0	0	31
ヘイロー系	0.0	0.0	0.0	0	0
エクリプス系	0.0	0.0	0.0	0	0

父系統別をみるとノーザンダンサー、ロベルト系が好成績です。ヘイロー、エクリプス系は「0」の数字が並んでいますが、エクリプス系は未出走によりデータがないためであり、エクリプス系は同コースが苦手というデータの表れではないので、もし出走した際は安易に消しとせず注意して馬券を予想してみてください。

騎手別

騎手名	勝率	連対	複勝	単回	複回
菱田　裕二	66.7	66.7	66.7	2003.3	486.7
岩田　康誠	100.0	100.0	100.0	370.0	170.0
松山　弘平	100.0	100.0	100.0	3630.0	680.0
柴山　雄一	50.0	50.0	50.0	1365.0	275.0
富田　暁	33.3	33.3	33.3	186.7	73.3
泉谷　楓磨	25.0	25.0	25.0	122.5	45.0
西村　淳也	0.0	33.3	66.7	0.0	223.3
井上　敏樹	0.0	100.0	100.0	0.0	570.0
横山　和生	0.0	50.0	50.0	0.0	80.0
横山　琉人	0.0	50.0	50.0	0.0	125.0

騎手別にみると、菱田裕二、岩田康誠、松山弘平騎手が安定した成績を残しています。ただ、施行回数が少ないコースのため、参考に程度にとどめるのがいいかもしれません。

調教師別

調教師名	勝率	連対	複勝	単回	複回
大久保　龍志	100.0	100.0	100.0	330.0	150.0
田村　康仁	100.0	100.0	100.0	2730.0	550.0
寺島　良	100.0	100.0	100.0	490.0	180.0
友道　康夫	100.0	100.0	100.0	370.0	170.0
藤沢　則雄	100.0	100.0	100.0	560.0	220.0
山内　研二	100.0	100.0	100.0	3630.0	680.0
鮫島　一歩	50.0	50.0	50.0	2840.0	655.0
石坂　公一	0.0	100.0	100.0	0.0	140.0
大和田　成	0.0	100.0	100.0	0.0	250.0
堀　宣行	0.0	100.0	100.0	0.0	160.0

調教師別についても、施行回数が少なく傾向データとしては不十分ですので、参考程度にとどめるのが良さそうです。

厩舎別

厩舎	勝率	連対	複勝	単回	複回
美浦	3.5	10.5	17.5	52	68
栗東	10.2	16.9	23.7	105	82

厩舎別をみると、栗東所属厩舎の馬が好成績を残しているという結果になりました。同コースだけでなく、福島競馬場ダートコース全体を見ても同様の結果になっています。

福島競馬場ダート2400mの傾向・データまとめ

ここまで、これまでの傾向とデータを項目別に解説していきました。

それら項目のポイントを1つの表にまとめましたのでご覧ください。

傾向・データをまとめると上記のようになりました。次の章からはこれらを踏まえた馬券攻略法を解説していきます。

福島競馬場ダート2400m｜の攻略方法

ここからは、先ほど解説した傾向とデータをもとに福島ダート2400mにおける馬券の攻略方法を解説していきます。

データから見るここが買い

馬・騎手・調教師の3つの項目に分けて、攻略方法を解説していきます。

この馬が買い

この福島ダート2400mコースは、何度も解説したとおり施行回数の少なさからオススメを絞って解説するのが難しいですが、狙うべき馬のポイントは簡単に見つけられそうです。

ズバリ、長距離型血統の逃げ・先行馬です。2400mという長距離レースということから長距離型の血統が有利なのは明白であり、併せて3〜4コーナーに採用されているスパイラルカーブが逃げ・先行馬にとって有利に働くことから、この長距離型血統の逃げ・先行馬を推します。

長距離型血統の逃げ・先行馬は買い！

この騎手が買い

データ傾向の部分で菱田裕二、岩田康誠、松山弘平騎手が好成績ではありましたが、施行回数が少ないため他にも同コースを得意としている騎手が潜んでいる可能性が高いです。

そこで注目したいのは2400mという距離です。長距離レースになればなるほど、騎手の実力が試されるという格言もあることから、ベテラン騎手は注目すべきポイントであると言えます。

長距離レースはベテラン騎手の実力が光る！

この調教師が買い

調教師の傾向データは騎手の傾向データ以上に収束していなく、ピンポイントでこの調教師が買い！と解説が出来ません。しかし厩舎別の傾向データに目を向けると、栗東所属厩舎が好成績を残しているため、調教師も予想の材料とする場合は個人ではなく、栗東か美浦かに注目して予想するのが良いでしょう。

ピンポイントで調教師を狙うのではなく、栗東所属厩舎を狙う！

データから見るここが割引

差し・追い込み脚質の馬は割引

傾向・データの章でまとめたとおり、差し・追い込み脚質の馬は苦戦傾向にあります。これは福島競馬場の特徴である3〜4コーナーのスパイラルカーブが逃げ・先行馬に有利に働き、最後の直線も短いため差し・追い込み馬は届かないことが多いからと予想されます。

差し馬・追い込み馬は素直に割引しよう！

データの裏を狙う

今回は裏を狙えそうなデータは見つかりませんでした。今後レースの施行回数が増えていくにつれてデータも増えていき、傾向データも見えてきます。その際はまた追記という形で解説できればと思います！

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

項目ごとのデータや傾向から言えるのは、差し・追い込み馬は成績が振るっていないことから、差し・追い込み馬がレース当日人気になることは珍しいと思われます。そこで今回は枠順に注目します。改めて、枠順別の成績を見てみましょう。

枠	勝率	連対	複勝	単回	複回
1	9.1	27.3	36.4	30.0	65.5
2	9.1	9.1	18.2	44.5	29.1
3	9.1	9.1	27.3	330.0	104.5
4	8.3	16.7	25.0	473.3	197.5
5	0.0	15.4	23.1	0.0	118.5
6	7.1	14.3	14.3	26.4	25.7
7	7.1	14.3	14.3	40.0	56.4
8	7.1	7.1	14.3	195.0	54.3

データ傾向の部分でも解説したとおり、5枠から出走した馬は1度も勝っていません。たとえ人気馬だとしても1枠発走の場合は危険な人気馬になり得るかもしれません。

5枠発走の馬は1度も勝っていないため、要注意！

福島競馬場ダート2400mまとめ

ここまで、傾向とデータ、そこから導き出される攻略法を解説してきました。改めてまとめます。

ぜひ、この記事を馬券の予想のお供にしてみてください！

それでは、よき競馬ライフを！　

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関連：阪神カップ予想と買い目
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参考文献

• JRA公式HP
• JRA-VAN公式HP

福島競馬場コース一覧

芝1000m	芝1200m	芝1700m	芝1800m
芝2000m	芝2600m	ダート1000m	ダート1150m
ダート1700m	ダート2400