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菊花賞2023予想|過去傾向・展開・激推し穴馬・買い目公開

菊花賞2023予想
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 菊花賞2023の予想を様々な角度(過去傾向・展開)から分析
  • 競馬歴17年の筆者が激推し穴馬と買い目を公開
  • 当記事を見れば菊花賞2023の予想が網羅できる

こんにちは、ジナケイバのイノウエです。

今週は菊花賞2023を徹底分析し、予想します。

  • 菊花賞ってどんなレース?過去傾向は?
  • 調子が良いのはどの馬?
  • 激走が期待できる穴馬が知りたい!

そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください!

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目次

菊花賞2023|概要

2023/10/22(日) 京都7日 11R 

菊花賞(GⅠ) 3歳オープン(牡・牝)(馬齢)

芝3000m(Aコース)

まずは菊花賞2023はどんなレースなのか、以下の3つを紹介します。

  • コース解説
  • 出走馬
  • 過去のレース動画

京都競馬場芝3000mコース解説

京都競馬場芝3000mコース図

京都競馬場芝3000mのスタートは、向正面3コーナー入り口付近で、京都競馬場名物の上り坂途中にゲートを設置。外回りコースを使用し、最初のコーナーとなる3コーナーまでは208mを走ります。4コーナーにかけては下り坂。ほぼ平坦の直線に入り、ゴール板を通過して2週目へ。2回目の3コーナーにかけては高低差4.3mの坂を登板します。

4コーナーを回ると、最後の直線へ。ゴール板までの距離はAコース使用時が約404m、B~Dコースは約399mとなっています。京都競馬場の芝コースは幅員が広く、A、B、C、Dと4つのコースを使用できるため、他場と比べると馬場の傷みの進行は遅いと言われています。

中枠有利/先行有利

京都競馬場芝3000mの特徴や過去傾向、攻略方法の詳しい解説はこちら
関連京都競馬場芝3000mの特徴と傾向まとめ|攻略方法も一挙公開

出馬表

枠順馬名馬齢・脚質
斤量
騎手
1トップナイフ牡3【逃先・・】
57.0
横山典
2ウインオーディン牡3【・先差・】
57.0
三浦
3シーズンリッチ牡3【・先差・】
57.0
角田河
4ダノントルネード牡3【・先・・】
57.0
西村淳
5パクスオトマニカ牡3【逃・・・】
57.0
田辺
6リビアングラス牡3【逃・・・】
57.0
坂井
7タスティエーラ牡3【・先・・】
57.0
モレイラ
8サヴォーナ牡3【・先・追】
57.0
池添
9ノッキングポイント牡3【・・差・】
57.0
北村宏
10マイネルラウレア牡3【・・・追】
57.0
岩田望
11サトノグランツ牡3【・先差・】
57.0
川田
12ハーツコンチェルト牡3【・先差追】
57.0
松山
13ナイトインロンドン牡3【・先・・】
57.0
和田竜
14ソールオリエンス牡3【・・差・】
57.0
横山武
15ファントムシーフ牡3【・先差・】
57.0
武豊
16ショウナンバシット牡3【・先・・】
57.0
Mデムーロ
17ドゥレッツァ牡3【・先・・】
57.0
ルメール

過去のレース結果(動画)

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菊花賞2023|過去10年間レース傾向・データ分析

ここからは、菊花賞過去10年の傾向と、重要データを紹介します。

阪神・芝3000メートルで行われた2021年と2022年を含む過去10年のレース結果です

枠順別

枠順着順複勝率
1枠1-0-0-195.0
2枠5-3-0-1240.0
3枠1-0-0-195.0
4枠0-0-1-195.0
5枠0-2-3-1525.0
6枠1-2-1-1620.0
7枠2-2-3-2323.3
8枠0-1-2-2710.0

2枠が極端に良い成績をあげており、ここへ入った馬には注目しておくべきでしょう。しかし、まわりの1枠、3枠、4枠は非常に成績が悪いので、2枠以外の内枠は疑ってかかったほうが良さそうです。

脚質別

脚質着順複勝率
逃げ1-0-1-1115.4
先行4-5-4-3228.9
差し5-5-4-6018.9
追込0-0-1-472.1

逃げ、追い込みといった極端な脚質の馬はこちらのレースでの好走は難しいようです。特に追い込みは、過去10年で3着が1回だけ。基本的には消しでよさそう。中心は先行馬、差し馬となっています。

人気別

人気着順複勝率
1番人気4-0-2-460.0
2番人気1-2-0-730.0
3番人気2-1-1-640.0
4番人気1-2-1-640.0
5番人気1-1-1-730.0

1番人気は、比較的好走する傾向にあります。ただ、それ以下の上位人気馬の成績があまり良くありません。1番人気以外は、上位人気でも過信しすぎないようにしましょう。

過去5年間の3連単配当

開催年3連単配当
2022年30,010円
2021年79,560円
2020年8,740円
2019年23,510円
2018年100,590円

単勝1.1倍のコントレイルが勝利した2020年は4ケタ配当となっていますが、それ以外は5ケタ配当がメインに。大波乱には期待しにくいものの、固い決着ばかりではないようです。

前走レース

レース名着順複勝率
神戸新聞杯6-5-4-5122.7
セントライト記念3-3-1-4314.0
ラジオNIKKEI1-0-0-150.0
小牧特別0-1-0-0100
札幌記念0-1-0-233.3

阪神競馬場芝2400mで行われる菊花賞のトライアルレース、神戸新聞杯組が中心。次いで、同じくトライアルレースの中山競馬場芝2200mで行われるセントライト記念と、前哨戦を経由した馬が好走する傾向となっています。

東西別

もの着順複勝率
関東馬3-1-2-4511.8
関西馬7-9-8-10518.6

関西馬のほうが関東馬に比べて複勝率が優秀です。京都競馬場までは、滋賀県の栗東トレセンから30分なのに対し、茨城県の美浦トレセンからは10時間もかかってしまいますまだ若い3歳馬は長距離輸送で力を発揮できない馬が多いのかもしれません。

重要データ①:基本的には前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走の着順が3着以内だった。一方、4着以下だった馬は3着内率3.8%と苦戦している。前走4着以下の馬は過信禁物とみるべきだろう。なお、前走の着順が4着以下だったにもかかわらず3着以内となった3頭は、いずれも皐月賞で4着以内に入っていた。前走好走馬と皐月賞の上位馬が強いレースと言えそうだ。

JRAデータ分析

前走4着以下
・ウインオーディン
・ショウナンバシット
・シーズンリッチ
・ダノントルネード
・ナイトインロンドン
・ハーツコンチェルト
・パクスオトマニカ
・マイネルラウレア

重要データ②:4月以降の実績がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、同年4月以降のJRAのGⅠ・GⅡにおいて4着以内となった経験がある馬だった。この経験がない馬は疑ってかかりたい。なお、同年4月以降のJRAのGⅠ・GⅡにおいて、4着以内となった経験がなかったにもかかわらず3着以内となった5頭のうち3頭は、“同年8月以降のJRAの2200メートルのレース”において1着となった経験がある馬だった。この経験がなかった馬は、3着内率2.4%と苦戦している。

JRAデータ分析

同年4月以降のJRAのGⅠ・GⅡにおいて4着以内となった経験あり
・サヴォーナ
・サトノグランツ
・ソールオリエンス
・タスティエーラ
・ダノントルネード
・トップナイフ
・ハーツコンチェルト
・ファントムシーフ
・リビアングラス

同年8月以降のJRAの2200メートルのレースにおいて1着となった経験がある
・ドゥレッツァ
・ウインオーディン
・リビアングラス

重要データ③:キャリア「8戦以内」の馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中28頭は、通算出走数が8戦以内だった。一方、9戦以上だった馬は3着内率3.3%と苦戦している。キャリア9戦以上の馬は割り引きが必要だ。

JRAデータ分析

キャリア9戦以上
・サヴォーナ
・トップナイフ

重要データ④:前走の距離も見逃せないポイント

過去4年の3着以内馬12頭は、いずれも前走の距離が2000メートル超2500メートル未満だった。近年の傾向を重視するならば、前走が2000メートル以下や2500メートル以上のレースだった馬は苦戦必至とみるべきだろう。

JRAデータ分析

前走距離が2000メートル以下や2500メートル以上
・トップナイフ
・ノッキングポイント
・パクスオトマニカ


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菊花賞2023|追い切り評価トップ3

出走馬の追い切りタイムは下記記事でご確認ください
関連:【菊花賞2023】追い切りタイム・調教総まとめ

3位:タスティエーラ

1週間前追い切り(10/12・木)
美浦 W 良
6F 80.5-64.5-50.4-35.9-11.2

最終追い切り(10/18・水)
美浦 W 良
6F 81.4-65.4-50.4-36.2-11.7

一週前追い切りは南Wコースで2頭併せ。僚馬の内側を3馬身追走から直線で楽に並ぶと、ダイナミックなフットワークでグイグイと加速し突き放しました。堀厩舎らしく、ラスト長めに追われたので時計以上の負荷がかかっているでしょう。最終追い切りは、南Wコースで3頭併せの内側。真ん中の僚馬と並ぶ形で、外の僚馬を2馬身追走。持ったままで楽に先着しました。

もともと調教で動くタイプであるにしても気合い乗りが良く、走る気マンマンといった感じで休み明けを感じさせない活気がありました。とはいえ、力んでいる様子はありません。いつもの力強いフットワークは健在で、勝利したダービーの時と比べても全く見劣りはせず、ここへ向けて万全の仕上がりと言えそうです。

2位:ドゥレッツァ

1週間前追い切り(10/12・木)
美浦 W 良
5F 65.6-51.0-37.1-11.6

最終追い切り(10/18・水)
美浦 W 良
6F 81.9-65.5-50.5-36.3-11.4

一週前、南Wコースで2頭併せ。外側を1馬身追走から直線では楽に僚馬に並び、直線で軽く促されると一気に加速。抜群のフットワークでグイグイと伸びていきました。最終追い切りも、南Wコースで2頭併せ。強めに追われる僚馬をほぼ馬なりにもかかわらず楽に先着。かわしてからも促されると反応しているところを見ると、操縦性は高そうです。そこまで追っていないのにこの時計が出せるのは、能力が高い証拠でしょう。

3月末の映像と比較して、もともと綺麗なフットワークだったところに、芯が入り力強さが増した印象。距離が伸びてプラスだとは思わないが、調教を見る限り状態は良さそうで、なにより今回のメンバーで一番スピードを感じる追い切りでした。素質はかなり高いと思うので、相手強化となるここでどこまでやれるか楽しみな一頭です。

1位:サトノグランツ

1週間前追い切り(10/12・木)
栗東 CW 良
6F 84.8-69.0-53.2-37.0-11.1

最終追い切り(10/18・水)
栗東 坂路 良
800m 52.7-38.4-25.0-12.3

一週前はCWコースで3頭併せの真ん中。1馬身抜けてから僚馬を並ばせて、鞍上が気合いをつけると素早く反応し、素晴らしい推進力で差し返しました。時計面を見てもラスト1F11.1と負荷も十分で、内容、負荷ともに素晴らしい追い切りでした。最終追い切りは、友道厩舎のいつものパターンで、栗東坂路で単走で調整程度の調教。終始馬なりで登坂し、非常にリラックスしてリズム良く走れていました。鞍上はほとんど促しておらず、軽く流している程度に見えるのに、この好時計。

何より鞍上の指示に従順なことと反応の良さを見る限り、長距離向きだなと感じたことを高く評価しました。勝った前走から好調をキープしており、力を出せる状態にありそうです。

菊花賞2023|展開予想

予想ペース:スローペース~ミドルペース

位置馬番
逃げ⑤⑥
先行①③④⑦⑧
中団⑨⑩⑬⑭⑮⑰
後方②⑫⑯

道中の位置取り

逃げ候補は、リビアングラスパスクオトマニカの3枠2頭。坂井騎手はスタートが上手く、ペースを作れる騎手なので、ここはリビアングラスが逃げるのではないかと予想します。

2列目にシーズンリッチ、ダノントルネード、それから人気の筆頭、タスティエーラもスタートセンスが良く前につけたいタイプなので、4枠8番からならスムーズに3.4番手あたりにつけれそう。サヴォーナも先行集団につけたいものの、スタートがやや遅いので少し後ろになるか。トップナイフはスタートさえ決めれられれば、1枠1番を生かして先行集団の内目を狙う。8枠15番のファントムシーフも前目つけたかったはずですが、スタートして坂があり最初のコーナーまでがかなり短いコース設定となると、外から無理をして位置を取りに行くと最後スタミナ切れの心配があるため、出たなりで中団と考えるのが妥当だと考えます。

そのすぐ後ろ、3列目はノッキングポイント、ナイトインロンドン、マイネルラウレア、サトノグランツがつけるか。大外に入ってしまったドゥレッツァはスタートを決めてこの集団の前目につけるのが理想だろうが簡単ではなく、もう少し後ろのポジションになる可能性も。

ショウナンバシットは後方から。想定1番人気のソールオリエンスは、ダービーのような中団で追走するが理想ですが、7枠14番に入ってしまったため少し厳しいか。上手く馬群に潜り込めれば良いが、無理なら後方外目でロスの多い、大味な競馬になってしまう可能性は十分あるでしょう。ハーツコンチェルトもスタートがイマイチなので後方で脚を溜め、向正面からロングスパートを仕掛ける可能性が高い。ウインオーディンも後方から末脚に賭けるが、1枠2番になってしまったため一度下げてから外に出すようではロスが多いのでどうでしょう。ただ、幸い周りが速い馬ばかりなので、意外とすんなりと良い位置をとれるかもしれません。

展開まとめ

3000mの長丁場でもありますし、リビアングラスが割とゆったりしたペースで逃げると予想。早くてもミドルペースまででしょう。一週目のスタンド前ですでに隊列は決まり、前半は各馬無理に動かず折り合いに専念して、スタミナを温存したいところ。

淡々と進むレースが動くのは、向正面にある急坂の頂上付近。ロングスパートが持ち味のウインオーディン、ノッキングポイントや、瞬発力勝負では分が悪く粘り込みを図りたいサヴォーナ、ファントムシーフなどが坂の下りを利用して仕掛けていくことが予想されるため、そこで一気にペースがあがり、4コーナーでは前がゴチャつき各馬横に広がるでしょう。

約400mと比較的長くて平坦な直線での攻防ですが、前にいたリビアングラスやパスクオトマニカは、直線を向く頃には捕まっているのではないかと考えます。内の馬場が良ければその後ろ、4.5番手あたりの内側に位置し、脚を溜めていた馬に展開が向くでしょうし、馬場の内側が悪ければ、外を回して自慢の末脚を繰り出すタイプに展開が向きそうです。前日の開催で、どこを通った馬が上位にきているかは、絶対にチェックしておくべきでしょう。私も、土曜日の馬場状態を見てから印を決めようと思います。とはいえ、いずれにせよ4コーナーで10番手より前につけていないと厳しいでしょう。馬券の中心が先行馬、差し馬であることは間違いなさそうです。

菊花賞2023|有力馬

ソールオリエンス【牡3・横山武】

通算成績3-2-0-0
キタサンブラック
母(母父)スキア(Motivator)

皐月賞の1着馬。ダービーで2冠を目指すもタスティエーラにクビ差届かず2着。その後、夏は休養にあて、秋の始動戦にセントライト記念を選択。中団後ろで控え、4コーナーで外から進出を試みるも外に振られる不利がありスパートが遅れる。なんとか盛り返すも、先に抜け出した勝ち馬を捉えきれず2着に終わりました。不完全燃焼だったものの、陣営は「距離はかなりもつことがわかった」と手応えを感じた様子。

皐月賞をほぼ最後方から大外を回し、豪快に差し切ったかと思うと、ダービーでは一転、道中6番手と好位で進め、坂を登り切ってから鞍上のゴーサインに素早く反応、勝ち馬にクビ迫る惜しい2着。全く違うレース内容から、どこからでも競馬ができる自在性があることを示しました。ただ、この馬の持ち味が生きるのは皐月賞のように後方で控えて一気に差し切る競馬でしょう。キャリア2戦目からコンビを組む横山武史騎手とともに、2冠目を狙います。

タスティエーラ【牡3・モレイラ】

通算成績3-1-0-1
サトノクラウン
母(母父)パルティトゥーラ(マンハッタンカフェ)

ダービー馬、タスティエーラが世代チャンピオンとして直行ローテで参戦します。その前走ダービーは、スタート良く先行すると、勝負所までじっくりと脚を溜め、直線で早めに抜け出し最後までしぶとく粘って後続の猛追をしのぎました。スッと前につけられる競馬センスの高さと、勝負強さが光る内容だった。また、前走レーン騎手も初騎乗でのダービー制覇だったように、テン乗りは苦にしないタイプ。今回は”マジックマン”モレイラ騎手を背に、ライバル達を迎え討つ。

サトノグランツ【牡3・川田】

通算成績4-1-0-2
サトノダイヤモンド
母(母父)チェリーコレクト(Oratorio)

皐月賞には出走しなかったものの、京都競馬場で行われた京都新聞杯を勝利し、ダービーへ挑戦するも11着に敗退。その後、夏を休養にあて、始動戦に選んだ菊花賞トライアルの神戸新聞杯で見事レコード勝ちを収めた。スタート良く中団内目で折り合うと、直線を向きジワジワと位置をあげる。坂を登り切ったあたりで一気に加速し、馬群を縫って前をかわし、アタマ差先頭でゴールしました。エンジンがかかるのに少し時間がかかるものの、長く脚を使えるタイプ。スパートに3コーナーからの下り坂を利用できる京都コースは、脚質的に合っていそう。先週、リバティアイランドで牝馬3冠を達成した川田騎手を背に、祖父ディープインパクト、父サトノダイヤモンドに続く、3世代での菊花賞制覇に挑戦します。

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菊花賞2023|激推し穴馬2選

激推し穴馬①:1トップナイフ(想定6番人気)

激推しポイント①:ダービーの大敗は度外視

2走前14着と大敗したダービーは、スタートでつまづいてしまい後方からの競馬に。道中スローで流れて、結局前にいた馬の瞬発力勝負になり、後方にいた同馬にはキツい展開になってしまいました。さらに横山典弘騎手は、厳しいと判断したのか、途中で追うのをやめています。最後まで力を出し切っていればもっと上の着順でゴールしていた可能性が高く、14着という着順はあまり気にしなくて良さそう。むしろ、これで評価を落とすようなら妙味があると考えるべきでしょう。

激推しポイント②:前走、札幌記念を評価

前走、シャフリヤールやジャックドール、ダノンベルーガ、プログノーシスといった古馬の一線級が、秋の始動戦に選択し集結したスーパーGⅡ札幌記念で2着に好走。能力の高さを示す内容でした。その前走は、スタートで不利を受けるも素早くリカバリーし、中団インピタを追走。他の馬が馬場の悪い内を避けて外を選ぶ中、内目でじっくりと脚を溜める。後半は、広いコーナーを利用してロングスパートをかけると、直線を向くころには後続を突き放しました。最後一頭強いのに差されたものの、負けて強しの素晴らしい内容でした。古馬より斤量が軽かったとはいえ、GⅠで勝ち負けする馬たちを相手に非常に強い内容。同世代が相手のここなら、地力は上位と見ていいでしょう。

激推しポイント③:内枠に入った

1枠1番に入りました。この馬にとって、絶好枠と言えそうです。前述のように、前走インコースを上手く立ち回って好走。操縦性が高く、馬群で揉まれても平気なタイプ。しかも、他の馬が力を出し切れない荒れた馬場でも同馬は苦にしないので、内側が荒れていてもまったく問題はなく、むしろ距離ロスが少なくてラッキー。ただ一点気になるのは、スタートがイマイチなので、出負けして前が塞がって、後方からの競馬になると決め手では劣るので厳しいということ。せめてリカバリーできる程度の出遅れにしてほしいですね。

激推し穴馬②:8サヴォーナ(想定7番人気)

激推しポイント①:2走前、信夫山特別を評価

2走前、福島2600mで行われた信夫山特別では、古馬相手にとても強い内容で、高く評価できます。ゲートはイマイチだったものの、促してハナに立つとそのまま逃げる展開に。11頭立てということもあり、前半は他に動く馬もおらず溜め逃げ。3コーナーで馬群は一気に凝縮し、ほとんどリードはなくなっていました。しかし、直線を向くと二枚腰を発揮して後続を突き放し、終わってみれば2着に3馬身差をつける圧勝。終始馬場の良いところを通れたとはいえ、他の先行勢が全滅したことを考えると、非常に強い内容でした。パトロールビデオを見る限り、2600mを走り切った後でもまだ余裕があったようで、スタミナは十分。操縦性も高く、3000mの長丁場でも不安は全くなさそうで、楽しみです。

激推しポイント②:前走が同レースと相性の良い神戸新聞杯

前走神戸新聞杯組は、同レースとの相性が非常に良く、推せるデータと言えます。詳しくは【前走レース別データ】をご覧ください。

激推しポイント③:サトノグランツと2度差のない競馬

今回人気を集めそうなサトノグランツと、これまで2度対戦し、どちらも敗れはしたものの0.1秒差以内の接戦を演じています。単純な比較は出来ませんが、サトノグランツを評価するのなら、この馬ももっと評価されて良いはずです。

菊花賞2023|予想印発表

◎:14ソールオリエンス

菊花賞2023の本命はソールオリエンスにしました。

展開考察で述べたとおり、土曜日の馬場傾向に注目していたところ、外差しが決まる印象そうなれば、同馬の持ち味である、抜群の決め手を存分に生かせるでしょう。皐月賞ほど極端ではないものの、直線で外から一気に差し切る映像が、脳内に映し出されました。輸送、外枠、4コーナーで外に膨れてしまうクセなど不安点も多いですが、それらを割り引いても、極端に内前が残る展開以外なら、同馬が馬券になる確率は高いと思います。

◯:17ドゥレッツァ

理由は、同馬の抜群の決め手は、GⅠのここでも通用すると思ったからです。前述のとおり、土曜日の馬場傾向から、外差しが決まる展開になると予想。そうなれば、ここまでの4連勝で見せた鮮やかな末脚に期待したくなりました。前走なんかは余力残しでの1着でしたからね。もう一段階ギアがありそう。加えて、ゴーサインが出てからの反応が素晴らしい。さらに【追い切り評価】でも述べたように調教の動きも良かったです。とてもしなやかで無駄のないフォームは、ついつい見とれてしまうほど。

….少し褒めすぎましたね。不安点も挙げておきましょう。大外枠に入ったことは確実にプラスではありません。陣営は「このあたりの枠なら最後入れの大外で良かった」と前向きにコメントしていますが、本音はもっと内側が良かったはず。とはいえ、スタートさえ決めてソールオリエンスにくっついていけるようなら、なんとかなるでしょう。それに鞍上は、安心と信頼のルメールさんですからね。上手いことやってくれますよ、きっと。

▲:7タスティエーラ

安定したスタート、操縦性の高さ、適度な前向きさ、一度抜け出したら抜かせない勝負根性。優等生タイプですね。ただ、今回は決め手勝負になると予想したため、考えていたよりは下の印にしました。同馬はキレキレの瞬発力はなく、持続的に良い脚を使えるタイプ。ダービーのように内前が残る展開なら、本命の最有力候補。とはいえ、間違いなく地力は上位で重い印は必要だと思い、3番手評価としました。ただ、ソールオリエンス→タスティエーラの馬券は、期待値がかなり低くなってしまうため、工夫しないといけないなと思っています。

△:1トップナイフ

理由は【激推し穴馬】でお話ししたとおりです。内前が残りそうならもっと重い印を打ちたかったのですが…

△:8サヴォーナ

理由は【激推し穴馬】で解説したとおり。トップナイフ同様、前残りなら楽しみな一頭です。

菊花賞2023|買い目公開

3連複フォーメーション

1頭目 ⑭
2頭目 ①⑧⑰
3頭目 ①⑥⑦⑧⑨⑪⑫⑭⑮⑰

計21点 4000円を配当が均等になるよう分配

ワイドボックス

①⑧⑰

計3点 1000円を配当が均等になるよう分配

合計5000円勝負!

菊花賞2023|予想まとめ

今回は、菊花賞2023を徹底分析し、予想しました。

牡馬クラシックには昔から、皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、ダービーは「最も運のいい馬が勝つ」、そして菊花賞は「最も強い馬が勝つ」という格言があります。この世代のここまでのレース内容を見てみると、本当にそのとおりでおもしろいですね。そして「菊花賞は強い馬が勝つ」の格言が示す通り、歴代の菊花賞優勝馬はタイトルホルダーやキタサンブラックをはじめ、タフで屈強な牡馬がズラリ。さて、今回「最も強い馬」の称号を手にするのはどの馬でしょうか。展開含め、見応えたっぷりの一戦となりそうでレースが楽しみです。

それでは、みなさんに爆益あれ!

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●マイルCSデータ紹介
今年5月の葵S以降京都で行われた8頭立て以上の重賞は11Rありますが、 その内9Rで好走しているのが「8枠」を引いた馬 G1でも秋華賞ではステレンボッシュが3着、 菊花賞ではヘデントールが2着、アドマイヤテラが3着、 そして先週エリザベス女王杯では12番人気のラヴェルが2着に好走しています マイルチャンピオンシップは昨年も8枠16番ナミュールが優勝、今年も「8枠」には注目ですね
●東京スポーツ杯2歳Sデータご紹介
過去10年人気別成績を見ると1番人気(4-1-2-3)複勝率70%、 2番人気(1-4-1-4)複勝率60%、4番人気(3-2-1-4)複勝率60% 過去10年の好走馬30頭中19頭を占めるのが1.2.4番人気です 馬連で3頭BOX買い続けるだけでも6回的中で回収率186.3%と優秀、 人気のチェックをお忘れなく!!
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この記事を書いた人

競馬歴17年
9歳の時ダビスタ3で競馬を知った
オルフェーヴルのような男に憧れている

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