- 香港ヴァーズ2023の予想を様々な角度(過去傾向・データ)から分析
- 競馬歴17年の筆者が予想印と買い目を公開
- 当記事を見れば香港ヴァーズ2023の予想が網羅できる
こんにちは、ジナケイバのイノウエです。今回は香港ヴァーズ2023を徹底分析し、予想します。
- 香港ヴァーズってどんなレース?
- どんなメンバー?
- 過去傾向は?
そんな人は、ぜひこの記事読んでいただき、馬券検討の参考にしてください!
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香港ヴァーズ2023|概要
12月10日(日曜) シャティン競馬場(香港)2400m(芝・右)
4R 香港ヴァーズ(GⅠ)3歳以上 牡・牝 定量
賞金総額 24,000,000香港ドル 1着賞金 13,440,000香港ドル
発走予定時刻 日本時間12月10日(日曜)15時10分(現地時間14時10分)
まずは香港ヴァーズ2023はどんなレースなのか、以下の3つを紹介します。
- コース解説
- 出走馬
- 過去のレース動画
シャティン競馬場 芝2400mコース解説
コース図
シャティン競馬場概要
シャティン競馬場の大きな特徴は二つで、坂がなく平坦な点と、右回りで施行される点。
そして芝コースには、日本で言うところの『洋芝』が採用されており、札幌競馬場や函館競馬場の芝コースの感覚に近いです。ホームストレッチの直線は約430m、新潟競馬場のように、4コーナーから奥へ1000mの直線コースも伸びています。最大幅員は30.5mと、中山競馬場よりやや狭い設定ですが、国際G1はフルゲートが14頭に設定(中山の芝レースは最大18頭)されているため、窮屈になることはありません。
出馬表
馬 番 | ゲ ー ト 番 | 馬名 レーティング | 性齢・国 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | ジュンコ R117 | セ4・フランス 57.0 | M.ギュイヨン |
2 | 3 | セニョールトーバ R115 | セ6・香港 57.0 | C.ホー |
3 | 2 | ゼッフィーロ R114 | 牡4・日本 57.0 | D.レーン |
4 | 9 | ファイブジーパッチ R113 | セ5・香港 57.0 | A.バデル |
5 | 6 | ウエストウインドブローズ ※取り消し | ||
6 | 4 | ラシティブランシュ R106 | セ5・香港 57.0 | Z.パートン |
7 | 5 | ジェラルディーナ R115 | 牝5・日本 55.5 | W.ビュイック |
8 | 7 | レーベンスティール R115 | 牡3・日本 55.0 | J.モレイラ |
9 | 1 | ウォームハート R117 | 牝3・アイルランド 53.0 | R.ムーア |
過去のレース結果(動画)
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●マイルCSデータ紹介
今年5月の葵S以降京都で行われた8頭立て以上の重賞は11Rありますが、 その内9Rで好走しているのが「8枠」を引いた馬 G1でも秋華賞ではステレンボッシュが3着、 菊花賞ではヘデントールが2着、アドマイヤテラが3着、 そして先週エリザベス女王杯では12番人気のラヴェルが2着に好走しています マイルチャンピオンシップは昨年も8枠16番ナミュールが優勝、今年も「8枠」には注目ですね
●東京スポーツ杯2歳Sデータご紹介
過去10年人気別成績を見ると1番人気(4-1-2-3)複勝率70%、 2番人気(1-4-1-4)複勝率60%、4番人気(3-2-1-4)複勝率60% 過去10年の好走馬30頭中19頭を占めるのが1.2.4番人気です 馬連で3頭BOX買い続けるだけでも6回的中で回収率186.3%と優秀、 人気のチェックをお忘れなく!!
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香港ヴァーズ2023|過去10年間レース傾向・データ分析
ここからは、香港ヴァーズ過去10年の傾向を紹介します。
ゲート番別
ゲート番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0.0 | 20.0 | 30.0 |
2 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
3 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0 | 40.0 | 40.0 |
4 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0 | 20.0 | 40.0 |
5 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0.0 | 20.0 | 30.0 |
6 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0 | 0.0 | 10.0 |
7 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0 | 20.0 | 30.0 |
8 | 1 | 1 | 1 | 6 | 11.1 | 22.2 | 33.3 |
9 | 2 | 0 | 0 | 6 | 25.0 | 25.0 | 25.0 |
10 | 1 | 1 | 1 | 5 | 12.5 | 25.0 | 37.5 |
11 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0.0 | 0.0 | 14.3 |
12 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7 | 33.3 | 33.3 |
13 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
14 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0.0 | 0.0 | 33.3 |
傾向に大きな偏りは見られませんし、コース形態からしてゲート番による大きな有利不利はなさそう。加えて今回は登録9頭と少頭数のため、ゲート番を気にする必要はないでしょう。
年齢別
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 2 | 0 | 1 | 9 | 16.7 | 16.7 | 25.0 |
4歳 | 4 | 7 | 3 | 21 | 11.4 | 31.4 | 40.0 |
5歳 | 3 | 1 | 4 | 22 | 10.0 | 13.3 | 26.7 |
6歳 | 1 | 2 | 0 | 22 | 4.0 | 12.0 | 12.0 |
7歳以上 | 0 | 0 | 2 | 11 | 0.0 | 0.0 | 15.4 |
連対率、複勝率を見る限り、4歳馬が中心と考えて問題なさそう。加えて、3歳馬は勝率が最も高く、出走頭数が比較的少ないにもかかわらず2勝をあげていることは覚えておきましょう。一方で7歳以上の高齢馬は連対こそないものの、3着には来ているので、年齢だけで馬券から除外してしまうのは早計だといえそうです。
単勝オッズ別
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|
10倍未満 | 19.4 | 44.4 | 58.3 |
10倍~29.9倍 | 10.0 | 13.3 | 26.7 |
30~49.9倍 | 0.0 | 0.0 | 6.3 |
50~99.9倍 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
100倍以上 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
一言で言うと「単勝オッズ30倍以上の馬は軽視」で問題なさそう。過去の傾向から、波乱には期待しにくいレースだと言えるでしょう。
牡牝別
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
牡馬・セン馬 | 9 | 7 | 8 | 77 | 8.9 | 15.8 | 23.8 |
牝馬 | 1 | 3 | 2 | 8 | 7.1 | 28.6 | 42.9 |
どちらが良いとは言えませんが、牝馬は出走頭数が少ないわりに、非常に好走率が高いのは事実。実力があるうえに1.5㎏の負担減は大きなアドバンテージとなるようです。牝馬は必ずチェックするようにしましょう。
前走レース
凱旋門賞における成績 | |||
---|---|---|---|
前走レース | 1着 | 2着 | 3着 |
ブリーダーズカップターフ(米G1) | 3 | 3 | 0 |
ジョッキークラブカップ(香G2) | 2 | 2 | 2 |
エリザベス女王杯(日G1) | 1 | 2 | 0 |
京都大賞典(日G2) | 1 | 0 | 1 |
コックスプレート(豪G1) | 1 | 0 | 0 |
天皇賞(秋)(日G1) | 1 | 0 | 0 |
オールカマー(日G2) | 1 | 0 | 0 |
凱旋門賞(仏G1) | 0 | 1 | 0 |
ドラール賞(仏G2) | 0 | 1 | 0 |
チャーチルステークス(英L) | 0 | 1 | 0 |
ジャパンカップ(日G1) | 0 | 0 | 1 |
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米G1) | 0 | 0 | 1 |
ジャンロマネ賞(仏G1) | 0 | 0 | 1 |
ギヨームドルナノ賞(仏G2) | 0 | 0 | 1 |
アメリカのGⅠ、ブリーダーズカップターフを経由してここへ挑んできた馬がいれば必ずチェックするようにしましょう。日本からならエリザベス女王杯を使った馬が、天皇賞(秋)やジャパンカップを使った馬に比べ好走する傾向にあるようです。
調教国別
調教国 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 4 | 2 | 2 | 8 | 25.0 | 37.5 | 50.0 |
アイルランド | 3 | 1 | 1 | 11 | 18.8 | 25.0 | 31.3 |
香港 | 2 | 2 | 3 | 31 | 5.3 | 10.5 | 18.4 |
フランス | 1 | 3 | 4 | 10 | 5.6 | 22.2 | 44.4 |
イギリス | 0 | 2 | 0 | 16 | 0.0 | 11.1 | 11.1 |
ドイツ | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
オーストラリア | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
香港国際競争4レースの中で、日本勢は同レースを最も得意としています。アイルランド勢も日本に次ぐ3勝をあげておりチェックが必要。ちなみにこの3勝は全てA.オブライエン厩舎があげたもの。一方で、地元香港勢はなかなか長いところでは苦戦を強いられているようです。
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香港ヴァーズ2023|情報
視聴方法
テレビ
グリーンチャンネル(ケーブルテレビ)「2023香港国際競争中継」
12月10日(日曜)16時30分から18時30分
(詳細はこちら:グリーンチャンネル公式HP)
香港ヴァーズ2023|展開予想
位置 | 馬番 |
---|---|
逃げ | |
先行 | ①⑨ |
中団 | ②④⑦⑧ |
後方 | ③⑥ |
香港ヴァーズ2023|有力馬
レーベンスティール【牡3・日本】
父 | リアルスティール |
母(母父) | トウカイライフ(トウカイテイオー) |
ソールオリエンス、タスティエーラ、ドゥレッツァと同じ現3歳世代。体質的な弱さから、詰めて使えないところがありクラシックには出走できませんでした。実績こそ乏しいものの、前走セントライト記念では新馬戦でクビ差届かなかった、皐月賞馬ソールオリエンスにリベンジを果たしており、世代でも屈指の素質があることは明らか。近走は小回りコースばかり使われていますが、本質的には広くて直線の長いコースのほうが合いそう。直線の比較的長いシャティン競馬場はプラスではないでしょうか。とはいえ今回は、初の海外遠征、初めての古馬との対戦、これまでで最も長い2400mなど未知な部分が多いのも事実。どこまでやれるか試金石の一戦となります。
ジェラルディーナ【牝5・日本】
父 | モーリス |
母(母父) | ジェンティルドンナ(ディープインパクト) |
名牝ジェンティルドンナの第3子。若い内から期待されていたものの、難しい性格から思うような結果が出なかった同馬。しかし、昨年のオールカマーで悲願の重賞初制覇を成し遂げると、続くG1エリザベス女王杯も優勝し、G1ホースの仲間入りを果たしました。勢いそのままに同年のG1有馬記念に出走。強い牡馬が大勢いる中、見事3着と好走。福永祐一元騎手に競馬を教えられ、4歳夏以降に才能が一気に開花し、2022年度の最優秀4歳以上牝馬に選ばれました。今年は始動戦の大阪杯(G1)で6着、続くクイーンエリザベス2世C(G1)でも6着と、2戦続けて掲示板を外したものの、阪神2200mで行われたG1宝塚記念では、武豊騎手との初コンビで4着に好走。勝ち馬であり、先日引退を発表したイクイノックスと0秒2差ということを考えると、全くもって悲観する内容ではありません。近走は、年齢のせいか行き脚がつかなくなっており、位置を悪くする傾向があってなかなか結果が出ていない印象。とはいえ、難しい競馬ながら大きく負けてはおらず、何か一つでも歯車がかみ合えばいつでも好走出来る雰囲気はあり、復活に期待がかかります。
ウォームハート【牝3・アイルランド】
父 | Galileo |
母(母父) | Sea Siren(Fastnet Rock) |
すでにGⅠを2勝しており、前走のBCフィリー&メアターフでは勝ち馬にクビ差の2着に好走。初めてのアメリカ遠征もなんら問題にはなく、しっかりと結果を残しました。名門A.オブライエン厩舎の管理馬で、同厩舎は2015年以降で同レースを3勝しており、相性抜群。好位で運び、勝負どころでギアを上げ、スッと抜け出ししぶとく脚を伸ばすことが出来る、競馬センスの高さと勝負根性が持ち味。今回2F の距離延長となりますが、同馬にとってはプラスに働きそうです。日本馬に立ちはだかる大きな壁の筆頭と言えます。
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香港ヴァーズ2023|予想印発表
◎:OYAYUBI競馬内『無料情報(土)(日)+香港G1』の【1頭目】
◯:7ジェラルディーナ
近走結果が出ていませんが、力負けではないと思っています。年齢からズブさが出ているのは間違いないですが、スピードに乗ってからの加速はまだまだトップクラスでしょう。ビュイック騎手で変わり身に期待します。
▲:OYAYUBI競馬内『無料情報(土)(日)+香港G1』の【2頭目の左から2番目の馬番】
香港ヴァーズ2023|買い目公開
買い目の番号は『馬番』。『ゲート番』ではありませんのでご注意ください!
馬連流し
◎ー〇▲
計2点 2,000円を配当が均等になるよう分配
合計2,000円勝負!
香港ヴァーズ2023|予想まとめ
今回は香港ヴァーズ2023について紹介し、さまざまな角度から分析、予想しました。
2021年グローリヴェイズ、2022年ウインマリリンと、日本馬が連覇している同レース。強い欧州馬もいますが、今回のメンバーなら十分に3連覇に期待が出来るのではないでしょうか。非常に楽しみな一戦です。
それでは、みなさんに爆益あれ!
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