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鳴尾記念2023予想|過去傾向・展開・激推し穴馬・買い目公開

鳴尾記念2023予想
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 2023年鳴尾記念の予想を様々な角度(過去傾向・展開)から分析
  • 2022年度、年間回収率125%を出した筆者が激推し穴馬と買い目を公開
  • 当記事を見れば鳴尾記念の予想が網羅できる

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目次

鳴尾記念2023

2023/6/3(土) 阪神競馬場11R
鳴尾記念(G3)  3歳上オープン(国際)(特指)別定
芝右2000m(Bコース)

阪神競馬場芝2000mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線右の4コーナー出口付近。1コーナーまでの距離は325m。内回りコース使用で一周強回る。最後の直線距離は359.1m。残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を駆け上がる。向正面直線の真ん中付近。緩やかな上り坂を120m進んだ後、緩やかな下り坂に入る。3〜4コーナー部分はすべて下り坂で、最後の直線へ。ゴール手前340m地点より240m地点にかかけて高低差2mの急な上り坂。ラスト240mはほぼ平坦。

枠順フラット、逃げ・先行馬有利

出馬表

馬番 馬名馬齢・脚質騎手
1グラティアス牡5【・先差・】北村友
2カラテ牡7【・先差・】菅原明
3ディアマンミノル牡6【・・・追】藤岡康
4フェーングロッテン牡4【逃先・・】松若風
5モズベッロ牡7【・・差追】
6インプレス牡4【・・・追】鮫島駿
7マリアエレーナ牝5【・先差追】松山弘
8ワンダフルタウン牡5【・・差追】和田竜
9アドマイヤハダル牡5【・先差・】岩田望
10サトノルークス牡7【・先差追】荻野極
11ヒンドゥタイムズセ7【・先差追】武豊
12ボッケリーニ牝7【・・差・】浜中俊
13マイネルファンロン牝4【・先差・】坂井瑠
14ソーヴァリアント牡5【・先差追】ルメール
15スカーフェイス牡7【・・・追】西村淳

鳴尾記念2023|過去9年間レース傾向・データ分析

2022年・2021年は中京開催でしたので、今回のデータは2012年~2020年の数字です。

枠順別

枠順着順複勝率
1枠1,0,0,109%
2枠0,1,2,827%
3枠1,0,1,1017%
4枠0,1,3,833%
5枠1,1,1,1023%
6枠0,1,2,1220%
7枠2,4,0,1135%
8枠4,1,0,1328%

複勝率で見ると4枠・7枠が30%超えで高く、2枠・8枠もほぼ30%なので優秀。1枠の複勝率が極端に低いのは要注意。少頭数で行われる事が多いレースなので馬番で見ると6〜12番ぐらいが強い傾向にある。

脚質別

脚質着順複勝率
逃げ馬2,1,0,827%
先行馬3,2,3,2127%
差し馬3,4,4,2332%
追込馬1,2,2,3014%

後方からの追い込み馬は割引傾向。複勝率では差し馬優勢だが、勝率で見ると逃げ・先行馬が強く、包まれるリスクなどを考えると軸馬は逃げ・先行馬から選びたい。

逃げ・先行馬
・アドマイヤハダル
・カラテ
・グラティアス
・サトノルークス
・ソーヴァリアント
・ヒンドゥタイムズ
・フェーングロッテン
・マイネルファンロン
・マリアエレーナ

追い込み馬
・インプレス
・スカーフェイス
・ディアマンミノル

人気別

人気着順複勝率
1番人気2,4,0,367%
2番人気2,1,1,544%
3番人気2,0,1,633%
4番人気1,0.3.544%
5番人気0.1.1.722%

1番人気はまずまずの複勝率。2~4番人気は横ばい。5番人気が少し割引か。

過去5年間の3連単配当

少頭数で行われる事が多いので、比較的金額は少なめ。と言っても、2020年には10番人気のパフォーマプロミスが1着となり3連単で10万円を超える配当も。

2016年123,600円
2017年14,460円
2018年5,690円
2019年11,410円
2020年83,670円

前走レース

レース名着順複勝率
天皇賞春3,0,0,260%
中山記念2,0,0,0100%
新潟大賞典1,3,3,1729%
都大路S1,1,1,1715%
福島民報杯1,0,0,233%

天皇賞春・中山記念組の複勝率が優秀。都大路S組は、出走頭数が多いものの好走率で見るとイマイチだが、来た時は人気薄が多いので注意が必要。出走頭数が多く、好走率もそこそこなのが新潟大賞典組。

中山記念組
・ソーヴァリアント

都大路S組
・アドマイヤハダル

東西別

東西着順複勝率
関東馬0,0,1,109%
関西馬9,9,8,7226%

圧倒的に関西馬が優勢。

重要データ:4・5歳が優勢

過去10年の年齢別成績では、4歳馬の3着内率が56.3%、5歳馬が同33.3%となっており、4・5歳馬が6歳以上の馬よりも好走率で上位となっている。ちなみに、阪神競馬場で行われた2013年から2020年において、単勝6番人気以下の馬は8頭が3着以内に入っているが、そのうち6頭は6歳以上だった。

JRAデータ分析

4・5歳馬
・アドマイヤハダル
・インプレス
・グラティアス
・ソーヴァリアント
・フェーングロッテン
・マリアエレーナ
・ワンダフルタウン

重要データ:前走で格の高いレースに出走していた馬が強い

過去10年の前走別成績では、出走馬のほとんどが前走でオープンクラスのレースに出走しており、そのうちGⅠに出走していた馬が3着内率47.4%、GⅡに出走していた馬が同30.4%と上位の成績を残している。まずは前走が格の高いレースだった馬に注目したい。なお、前走が3勝クラスだった馬も優勝しているが(2021年ユニコーンライオン)、前走が条件クラスだった馬は過去10年で4頭しか出走していないので、これはレアケースと捉えるべきだろう。

JRAデータ分析

前走G1・G2馬
・グラティアス
・サトノルークス
・ソーヴァリアント
・ヒンドゥタイムズ
・フェーングロッテン
・ボッケリーニ
・マイネルファンロン
・マリアエレーナ
・ワンダフルタウン

重要データ:前走6着以下でも軽視は禁物

過去10年の前走の着順別成績では、競走中止だった馬を含め前走で6着以下だった馬が3着以内に19頭入っている。前走で6着以下に敗れていたとしても軽視はできないだろう。ただし、過去4年の勝ち馬に限れば、いずれも前走で3着以内に入っていた。近年の傾向を重視するならば、1着の欄には前走で3着以内に入っていた馬をマークしてみる手もありそうだ。

JRAデータ分析

前走3着以内馬
・アドマイヤハダル
・カラテ
・フェーングロッテン
・ボッケリーニ

鳴尾記念2023|追い切り評価トップ3

追い切りタイムは下記記事でご確認ください。

関連【鳴尾記念2023】追い切りタイム・調教総まとめ

3位:ソーヴァリアント

1週前追い切り(5/25・木)
美浦 南W 重
6F 80.7-66.1-51.5-36.6-11.0(直強め)

最終追い切り(5/31・水)
美浦 南W 稍重
5F 68.5-52.4-37.1-11.1(馬なり)

1週前追い切りで6F-80.7秒のかなり速い時計を出して僚馬に先着。2年連続1着のチャレンジCの時と変わらない動きで調子は良さそう。最終追い切りでは馬なりでラスト11.1の脚を見せていて、力を出せる状態にあるのでは。

2位:ヒンドゥタイムズ

1週前追い切り(5/24・水)
栗東 CW 良
6F 84.5-68.9-53.4-37.9-11.5(直強め)

最終追い切り(5/31・水)
栗東 CW 稍重
6F 84.5-68.3-52.9-37.4-11.2(一杯)

1週前追い切り・最終追い切り共に良い脚を見せている。一気にキレる脚という感じではないが、最後までしっかりと伸び続ける持続力のある走りで、今回の舞台に向いた粘り強い走りが期待できそう。

1位:フェーングロッテン

1週前追い切り(5/24・水)
栗東 CW 良
6F 82.4-66.9-52.0-37.4-11.7(動画なし)

最終追い切り(5/31・水)
栗東 坂路 稍重
800m 53.4-38.7-24.3-11.9(馬なり)

映像は観れなかったが、一週前追い切りでは金鯱賞や中山金杯とほぼ同等の時計を出していて順調そう。最終追い切りの坂路は馬なりでゆったり走ってきてラスト200mで一気に加速できていて、持ち前のスピードをしっかり発揮できるのでは。

鳴尾記念2023|展開予想(ペース予想)

ペース予想・・・ミドルペース

過去のレースを見る限り、ペースはそれほど速くはならなさそうで、今年はミドルペースを想定する。
ハナ候補は中山金杯・金鯱賞で共に逃げて好走している4番フェーングロッテンで、よほど先行争いが激化しなければ淡々とした流れを作りそう。
番手集団には7番マリアエレーナ、9番アドマイヤハダル、おそらく1番人気の14番ソーヴァリアントもある程度前に出してきそう。
他に人気しそうな2番カラテ、12番ボッケリーニは中団前後に構えると予想。

金曜日に降った大雨の影響で水分を多く含んだ馬場になっていて、ラストはややタフな展開になりそう。
が、開幕週&内回りコースということもあり、ある程度前目でスムーズに運べる馬を狙いたいところ。

展開予想(ポジション予想)

・逃げ・・・4,
・先行・・・7,9,14
・中団前・・・1,2,11
・中団後・・・5,8,10,12,13
・後方・・・3,6,15

鳴尾記念2023|有力馬

ソーヴァリアント

通算戦績[5-2-1-3]前走中山記念は1番人気ながら9着と凡走。が、1800mへの距離短縮で速い流れに戸惑った感もあり。阪神芝2000mでは[2-0-0-0]と負けなしで、チャレンジCで2年連続勝利している得意舞台。能力の高い馬だけに前走凡走からの巻き返しに期待したい。

マリアエレーナ

通算戦績[5-4-3-7]前走大阪杯では5着に敗れたが、相手レベルは相当高く、ポジション的にも厳しかったか。小倉記念で牡馬相手に圧勝や、マーメイドSで2着など、小回り2000mでは強い走りを見せてるので、今回巻き返してきても驚けない。ただ、近走ではスタート後に二の脚がつかずポジションが下がってしまっているのが少し気になる。

フェーングロッテン

通算戦績[3-2-4-3]今年に入って中山金杯3着、金鯱賞2着と好調をキープ。小回りのラジオNIKKEI賞で勝利していて、同じく小回りの中山金杯では最後に差し馬が突っ込んでくる展開を前受けして3着に残す強い走り。スムーズに運べればチャンスは十分ありそう。

カラテ

通算戦績[8-2-1-24]前走新潟大賞典では斤量59.0kgのハンデをものともせずの勝利。2021年の東京新聞杯から覚醒し、G1レースでは少し足らない結果が続いているが、G2以下のレースではほぼ馬券内・負けても大崩れせずの強い走りが続いている。雨の影響でタフな馬場になればこの馬の持つパワーに期待したい。

ボッケリーニ

通算戦績[6-8-2-8]2022年AJCCから前走日経賞まで、G1以外では3着内を外していない安定感抜群の馬。主に中~長距離レースでの好走が目立つので2000mへの距離短縮を克服できれば今回も安定した走りが期待できそう。

鳴尾記念2023|激推し穴馬

激推し穴馬

3枠5番 モズベッロ 幸騎手 単勝8番人気想定

モズベッロ激推しポイント

モズベッロは通算戦績4-4-1-17で決して安定した走りが出来ているとは言えない。
が、雨で馬場が渋った時の戦績は1-1-1-4で馬券を外した4回もほぼ掲示板を確保している圧倒的な道悪巧者。
重馬場開催の2021年大阪杯ではコントレイル、グランアレグリアを抑えての2着、稍重開催の2020年宝塚記念ではサートゥルナーリアに先着の3着と最強馬クラスを相手に強さを見せている。
7歳を迎えてさすがに全盛期の力は無い可能性はあるが、『雨で馬場が渋った阪神』では何かを起こす可能性がある馬なので、ココは念のため抑えておきたい。

鳴尾記念2023|予想発表

◎:4枠7番 マリアエレーナ 松山弘

本命は前走大阪杯5着のマリアエレーナとしました。追い切り評価トップ3には入りませんでしたが、今回の仕上がりは前走の大阪杯にも劣っておらず、G1で5着になれる能力があればココでも充分すぎるぐらいやれるハズです。近走はスタート後にポジションが取れず持ち味を活かせない競馬が続いていますが、鞍上もソレを理解しているでしょうし、復活に期待したいところです。また、非常に個人的な話ですが大阪杯で本命にした馬なので、一度負けただけで相手レベルの下がる今回に軽視するのは違う気がしますよね。

◯:3枠4番 フェーングロッテン 松若風

金鯱賞・中山金杯は決してラク逃げではなく強い走りでしたので、今回もそう簡単には止まらないでしょう。松若騎手もこの馬の乗り方は完全に把握できてるでしょうし、積極的に怖がらずに逃げてくれるジョッキーなので腹は括れてると思います。雨の影響で馬場の内側を走った馬が苦しくなる可能性は若干ありそうですが、阪神内回りの渋った馬場は意外にも前が止まりにくく。追い切り評価1位と仕上がりは抜群ですので、前走に引き続き力を見せてくれるでしょう。

▲:6枠11番 ヒンドゥタイムズ 武豊

前走の大阪杯では最下位でしたが、大外枠から終始外を走り続けたのでどうしようもなかったのかなと。今回はやや力の要る馬場になりそうで、重馬場の小倉記念で勝利しているこの馬にはプラスだと考えます。追い切りでは長く持続する末脚を見せていますし、前走の大敗で人気を落とすようであればココは拾っておきたい1頭です。また阪神競馬場の武豊騎手はホント上手いので、元祖天才の騎乗にも期待したいですね。

☆:3枠5番 モズベッロ 幸

前述した「激推し穴馬」で紹介した通りの理由で積極的に狙っていきます。

△:5枠9番 アドマイヤハダル 岩田望

前走都大路S組が来る場合は人気薄という過去データがありますので、唯一該当するこの馬は抑えておきます。実績で見ても2022年中山記念でカラテ(今回2番人気想定)と同タイムの2着、その前の白富士Sでは大阪杯優勝馬のジャックドールと0.2秒差の2着になれるレベルです。めちゃくちゃ強いと言われたエフフォーリアやタイトルホルダー世代の皐月賞4着馬ですので、舐めると怖そうです。

△:8枠14番 ソーヴァリアント ルメール

前走中山記念では人気を裏切る結果になってしまいましたが、2戦2勝と相性抜群の阪神2000mでは普通に走ればまず3着をはずす事はなさそうな。とはいえ、前走の負け方があまりにもあっさりし過ぎてたのと、想定1番人気で妙味的に微妙なので抑えまでとします。普通に勝ちそうですけど。

鳴尾記念2023|買い目公開

三連複
◎(1頭軸)→〇▲☆△△

三連複
◎-〇-全頭

鳴尾記念2023|予想まとめ

日本ダービーが終了し、日曜には安田記念が控えてますのでなんとなく一息つくか…みたいな雰囲気が漂ってますが、今回も重賞常連馬の強い馬がたくさん集まってます。

この土曜のレースをしっかり的中して、続く日曜の安田記念に勢いに乗って挑みたいところです。

個人的にはソーヴァリアントが復活の勝利を挙げ、やっぱり強い!ってところを見たい気持ちがありますが、馬券を買う側としてはちょっと複雑な気持ちでして。

また、『じな競馬』さんでの記念すべき初予想ともなるので、良い結果を出せる事を願ってます。

それではみなさんに爆益あれ!

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この記事を書いた人

競馬との出会いは小学生の頃に遊んだスーファミのダビスタ3でした。じなんぼーさんの競馬予想記事を読んだのがキッカケで、noteに自分の予想(妄想)を書き続けていたら、いつの間にか『じな競馬』さんの競馬予想記事を書かせてもらえるという夢のような体験を現在進行中のお小遣い制サラリーマンです。

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