- 2023年宝塚記念の予想を様々な角度(過去傾向・展開)から分析
- 2022年度、年間回収率125%を出した筆者が激推し穴馬と買い目を公開
- 当記事を見れば宝塚記念の予想が網羅できる
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宝塚記念2023
2023/6/25(日) 阪神競馬場11R
宝塚記念(G1) 3歳上オープン(国際)(指)定量
芝右2200m(Bコース)
阪神競馬場芝2200mコース解説
春のグランプリ・宝塚記念が行われるコースで、外回り4コーナー出口からスタートし、3~4コーナーは内回りコースを使用します。1コーナーまでの距離が525mと長く、スタートが下り坂ということで前半は速いラップになりやすいです。ただし、向こう正面ではペースが落ち着き、全体を通してはゆったりとした流れになり、前が快調に飛ばすと隊列は縦長になりやすいです。
内回りのため、瞬発力よりも長くいい脚を使う持続力勝負になりがちで、スピードの出る前半でタメて後半で前の馬よりもさらに長い脚を使うことが要求される差し馬は展開が不利で、後方一気もほとんど決まらず、スピードを持続できる先行馬を狙うのがセオリーとなってます。ただし、宝塚記念は例年、テンから緩みないハイペースになることが多く、下級条件とは異なり、ラップが大きく前傾するのが特徴です。梅雨時期で馬場が悪化しやすいことも影響しているからか、持続力に富んだ差し馬の活躍が目立っています。
真ん中より内目の枠有利(宝塚記念の8枠は特別強い)、差し馬有利(これも宝塚記念特有)
出馬表
馬番 | 馬名 | 馬齢・脚質 | 斤量 | 想定騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ライラック | 牝4【・・差追】 | 56.0 | Mデムーロ |
2 | カラテ | 牡7【・先差・】 | 58.0 | 菅原 |
3 | ダノンザキッド | 牡5【・先差・】 | 58.0 | 北村友 |
4 | ボッケリーニ | 牡7【・・差・】 | 58.0 | 浜中 |
5 | イクイノックス | 牡4【・先差・】 | 58.0 | ルメール |
6 | スルーセブンシーズ | 牝5【・・差・】 | 56.0 | 池添 |
7 | プラダリア | 牡4【・・差・】 | 58.0 | 菱田 |
8 | ヴェラアズール | 牡6【・先差・】 | 58.0 | 松山 |
9 | ジャスティンパレス | 牡4【・先・・】 | 58.0 | 鮫島克 |
10 | ディープボンド | 牡6【・先・・】 | 58.0 | 和田竜 |
11 | ジェラルディーナ | 牝5【・・差追】 | 56.0 | 武豊 |
12 | アスクビクターモア | 牡4【・先・・】 | 58.0 | 横山武 |
13 | ジオグリフ | 牡4【・先差・】 | 58.0 | 岩田望 |
14 | ブレークアップ | 牡5【逃先・・】 | 58.0 | 川田 |
15 | ユニコーンライオン | 牡7【・先・・】 | 58.0 | 坂井瑠 |
16 | モズベッロ | 牡7【・・差追】 | 58.0 | 角田大河 |
17 | ドゥラエレーデ | 牡3【逃・・・】 | 53.0 | 幸 |
出走馬紹介(動画)
過去5年のダイジェスト(動画)
宝塚記念2023|過去10年間レース傾向・データ分析
枠順別
枠順 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1枠 | 0-2-1-6 | 28.6% |
2枠 | 1-1-2-11 | 26.7% |
3枠 | 1-1-1-12 | 20.0% |
4枠 | 0-1-1-14 | 12.5% |
5枠 | 1-3-0-14 | 22.2% |
6枠 | 0-0-1-19 | 5.0% |
7枠 | 0-2-1-19 | 13.6% |
8枠 | 7-0-2-14 | 39.1% |
複勝率で見ると8枠が圧倒的に高いです。逆に低いのが6枠。8枠が異常なぐらい好成績となってるレースですが、基本的には真ん中よりも内目の枠が好走する傾向にあるようで、外枠が有利という訳ではなさそうです。
脚質別
脚質 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ馬 | 0-2-2-6 | 40.0% |
先行馬 | 8-2-3-25 | 34.2% |
差し馬 | 2-2-4-40 | 16.7% |
追込馬 | 0-3-1-41 | 8.9% |
脚質別の複勝率は逃げ・先行馬が高くなってます。が、この先行馬の中には差し馬の位置からポジションを押し上げて直線入り口で前目の位置に居た馬を含みますので、先行馬と差し馬はほぼ同等と考えて良さそうです。また、逃げ馬の複勝率が40.0%と高くなってますが、ユニコーンライオン(京都競馬場改修の影響で開催前半の阪神競馬場で行われた2021年)を始め、キセキ(全盛期)・キタサンブラック(歴代最強クラスの逃げ馬)など、馬場状態が味方した・並みの馬ではなかった点は頭に入れておいた方が良さそうです。追い込み馬の複勝率は8.9%と低くなっていて、極端に後から競馬するタイプで直線まで動かないようなタイプは割り引いた方が良さそうです。
人気別
人気 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
1番人気 | 2-2-1-5 | 50% |
2番人気 | 3-0-2-5 | 50% |
3番人気 | 2-0-0-8 | 20% |
4番人気 | 0-0-2-8 | 20% |
5番人気 | 0-3-0-7 | 30% |
1番人気が2勝、複勝率50%はオッズ妙味を考えると少し微妙に感じますので、人気サイドで狙うのであれば2番人気の方がオイシイと言えるのかなと。3,4番人気の複勝率は20%と低く、人気とのバランスを考えると積極的には狙いにくいです。6番人気~12番人気までは複勝率はさほど変わりませんので、3着内という見方をすればどこからでも狙えると考えて良さそうです。
過去5年間の3連単配当
2018年 | 492,560円 |
2019年 | 14,560円 |
2020年 | 183,870円 |
2021年 | 13,340円 |
2022年 | 25,220円 |
過去5年間の三連単配当を見ると、各年によって金額に差があります。『荒れるときはかなり配当が高くなる』といった感じでしょうか。
前走レース
レース名 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
天皇賞春 | 4-3-2-32 | 22.0% |
大阪杯 | 2-2-1-16 | 23.8% |
鳴尾記念 | 1-3-0-13 | 23.5% |
ドバイシーマ | 1-1-2-6 | 40.0% |
目黒記念 | 1-0-1-12 | 14.3% |
前走天皇賞春組が馬券の中心になりそうです。複勝率で見ると前走ドバイシーマ組が40.0%と高く、目黒記念組は14.3%と低くなってます。出走頭数の関係で好走数は天皇賞春が高いですが、複勝率で見ると大阪杯・鳴尾記念組が優秀です。
東西別
東西 | 着順 | 複勝率 |
---|---|---|
関東馬 | 3-3-0-23 | 20.7% |
関西馬 | 7-6-9-90 | 20.4% |
東西別で見ると関西馬の好走数が多いです。が、複勝率で見れば同等です。
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重要データ①:キャリア22戦以内の馬と牝馬が好成績
過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、通算出走数が22戦以内だった。一方、23戦以上だった馬は3着内率6.7%と苦戦している。キャリア23戦以上の馬は過信禁物とみるべきだろう。
JRAデータ分析
また、過去10年の3着以内馬延べ30頭中11頭は牝馬だった。牝馬は3着内率が42.3%と優秀な水準に達している。牝馬は牡・せん馬よりも高く評価した方がよさそうだ。
重要データ②:前走の着順と距離に注目
過去10年の3着以内馬延べ30頭中19頭は、前走の着順が4着以内だった。一方、5着以下だった馬は3着内率15.1%とやや苦戦している。
JRAデータ分析
なお、前走の着順が5着以下だったにもかかわらず3着以内に入った延べ11頭のうち10頭は、前走の距離が1600メートルか3200メートルだった。前走が2200メートル前後のレースだったにもかかわらず、そのレースで上位に食い込めなかった馬は評価を下げたい。
JRAデータ分析
重要データ③:前年以降のGⅠで8着以内のある馬が優勢
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、“前年以降のJRAのGⅠ”において8着以内となった経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率9.8%と苦戦している。2022年以降のGⅠで8着以内に入っていない馬や、GⅠ以外のレースに出走し続けてきた馬は、扱いに注意するべきだろう。
JRAデータ分析
なお、“前年以降のJRAのGⅠ”において8着以内となった経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った4頭のうち3頭は、“同年5月以降のJRAの重賞”において3着以内に入った経験がある馬だった。2022年以降のGⅠで8着以内に入っておらず、5月以降のJRA重賞で馬券に絡むこともできなかった馬は、割り引きが必要だ。
JRAデータ分析
重要データ④:近年は阪神のGⅠで実績のある馬が堅実
過去4年の3着以内馬延べ12頭中9頭は、“阪神競馬場のGⅠ”において2着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率6.8%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、まずは今回と同じ阪神のGⅠで連対したことがある馬に注目したい。
JRAデータ分析
なお、“阪神競馬場のGⅠ”において2着以内に入った経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った3頭は、いずれも“同年に中山・阪神競馬場で行われた出走頭数が14頭以上のレースにおいて着順が4着以内、かつ4コーナー通過順が5番手以下”となった経験のある馬だった。この経験がなく、阪神のGⅠで連対を果たしたこともない馬は疑ってかかるべきだろう。
JRAデータ分析
重要データ⑤(優勝馬の傾向):近年は阪神のGⅠで実績のある馬が堅実
過去4年の優勝馬延べ4頭は、いずれも“前年以降のJRAのGⅠ”において1着となった経験がある馬だった。また、この4頭は通算出走数が19戦以内だった点、前走の着順が3着以内だった点、“阪神のGⅠ”で2着以内に入った経験があった点も共通している。
JRAデータ分析
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宝塚記念2023|追い切り評価トップ3
3位:スルーセブンシーズ
1週前追い切り(6/15・木)
栗東 CW 良
5F 66.4-51.8-37.1-11.4(馬なり)
最終追い切り(6/21・水)
栗東 CW 良
5F 64.4-50.2-35.7-11.2(馬なり)
一週前追い切り・最終追い切り共に好時計で、中山牝馬S(1着)の時と比べても更に調子は上向いてそうです。
大きく負けたマーメイドSや秋華賞の追い切りと比べても終いの脚は相当キレていて、今回は力を出せる時の良い仕上がりにあると考えます。また、脚をかなり前に出して掻き込むように走るスタイルが良い意味で気になります。
2位:ジェラルディーナ
1週前追い切り(6/15・木)
栗東 CW 良
6F 82.1-65.9-51.1-36.2-11.4(直強め)
最終追い切り(6/22・木)
栗東 CW 稍重
5F 72.4-55.6-38.6-11.4(馬なり)
一週前追い切りは4F51.1-1F11.4の好時計、見せ鞭(肩鞭?)に反応しての脚はなかなかのモノに見えます。最終追い切りではコーナーをゆったりと回してきて、直線では併せ馬(強め)に一旦前に出られそうになるものの、最後は馬なりで差し返して11.4とキレてます。有馬記念(3着)の最終追い切りでも同じような動きを見せているので、当時と同等のデキにあるのであれば状態良しと判断します。
1位:イクイノックス
1週前追い切り(6/14・水)
栗東 CW 良
6F 79.3-65.0-50.8-36.8-11.6(馬なり)
最終追い切り(6/21・水)
栗東 CW 良
6F 82.4-67.9-53.1-37.4-11.3(馬なり)
『結局イクイノックスかよw』とは思いますが、しっかり走れてるんでココは仕方ないですね。
一週前は7Fが79.3の速い時計を出しながらもラストは馬なりで11.6でまとめていて、強めに追う併せ馬に楽に先着する良い動きを披露。最終追い切りは3頭併せの真ん中から馬なりで抜け出してラスト11.3と相当キレていて、有馬記念(1着)の時と比べても遜色なく、コレはやれる状態にありそうです。
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宝塚記念2023|展開予想(ペース予想)
ペース予想
予想ペース:ミドル~ハイペース
展開予想(ポジション予想)
位置 | 馬番 |
---|---|
逃げ | 15、17 |
先行 | 3、9、10、12、14 |
差し | 2、4、5、6、7、11、13 |
追込 | 1、8、16 |
ハナ候補は17ドゥラエレーデ(幸さん)か15ユニコーンライオン(坂井瑠くん)で悩むところですが、外から被されて気分を害したくないユニコーンライオンがハナを取り切ると予想します。続いて12アスクビクターモア・10ディープボンドが逃げ馬のすぐ後ろのポジションに収まりそう。今回逃げると想定しているユニコーンライオンはそれほどハイペースで走る馬ではないのですが、外枠からのスタートですし、更に外に逃げたそうなドゥラエレーデがいるのでしっかりと出していくと考えると、序盤の流れは結構速くなりそうです。また、テンの速さというか基礎スピードの高いアスクビクターモアが2,3番手からプレッシャーをかけるとなると、ペースはミドル~ハイペースを想定します。
注目のイクイノックスは中団ぐらいにのポジションで折り合いに専念、ジャスティンパレス・ダノンザキッド・ブレークアップも同じぐらいの位置になり、中団後方ではジェラルディーナ・ヴェラアズールが脚を溜めるカタチでしょうか。ラストの直線が短い内回りコースなので、勝負は下り坂の始まる残り1000mあたりから。
前を走る逃げ馬を捕まえて早め先頭から押し切りたいアスクビクターモアやディープボンドを始め、イクイノックスやジャスティンパレスら有力どころも勝つためにポジションを押し上げてくるでしょうし、後方からはミルコのライラック・スルーセブンシーズ・ジェラルディーナなど小回り巧者達がコーナリングスピードを活かして外目を突いて上がってきます。となると、序盤の先行争いで脚を使ってしまった逃げ・先行馬にとって最後は結構しんどい状況になりそうで、開催が進んでのタフな馬場も重なるとなると、展開は差し馬に向くと考えます。
前日土曜日の傾向を見ていると、時計が速いなかでも前が残る展開が多く見られました。が、そのほとんどが短距離レースで、中距離以上では差しが決まっているレースも見られましたし、『時計が速い馬場』となるとなかなかペース配分は難しく、ジョッキーが思ったよりもペースが上がってしまうことも…?
となると、いくら前が残ると言っても限界があり、最後は流石に苦しくなってくると予想します。
ということで、序盤は脚を溜めつつ、3,4コーナーから捲り気味にポジションを上げて最後の直線で前を捕まえれそうな中団前後の馬を狙いたいところですね!
宝塚記念2023|有力馬
イクイノックス
通算戦績[5-2-0-0]
もうあまり多くを書く事がないぐらい、みんな知ってる現役最強馬ですね。
前走のドバイシーマはまさかの前で競馬での圧勝劇、昨年末の有馬記念では中団から4コーナーを手応え抜群で上がっていき、直線早め先頭からの完勝、天皇賞秋は最後方から直線大外一気の末脚で差し切り勝ちで、逃げて良し・差して良しというトンでもない馬になっちゃいました。実績・能力は最強クラスなのは間違いなく、まぁこの馬でいいのでは…と考えるのが的中への近道だとは思います。
が、関西への初遠征・海外帰りによる仕上がり具合・開幕最終週のタフな馬場などなど、いくつか気になる点はあり。馬自体が超強いのは間違いないので、あとは周りの環境的な部分との勝負になりそうですね。
ジャスティンパレス
通算戦績[5-1-1-3]
天皇賞春で2着馬ディープボンドに0.4秒差をつけての完勝とめちゃくちゃ強い走りをした現役最強ステイヤーですね。若い頃にもホープフルSで2着と素質は見せてましたが、まだ体が出来てなかったのかムチを入れるとヨレる場面が目立ってました。が、年が明けて馬体を一気に増やしてからは阪神大賞典→天皇賞春と連勝で一気に本格化した感があります。(神戸新聞杯ぐらいから徐々に馬体が増えて成長してきてたか)
開催が進んでややタフな馬場が予想される阪神でどこまでと言った感じですが、天皇賞春は稍重馬場でめちゃくちゃ強かったんでね…距離短縮が悪い方に出ない限りはまぁ普通に走るんでしょうな。
鞍上は最強ジョッキーのルメールがイクイノックスに乗るので鮫島克くんへ戻り。ルメールと比べるのは流石に酷な話ではあるものの、神戸新聞杯で圧勝・菊花賞でレコードタイムのアスクビクターモア&ボルドグフーシュと僅差の3着としっかり乗れてますし問題なさそうな。
ジェラルディーナ
通算戦績[6-2-3-8]
昨年の有馬記念3着馬でエリザベス女王杯の優勝馬ですね。年が明けてからの大阪杯では6着と敗れましたが、最内枠からスタートして直線ではひたすら包まれてたのでどうにもならなかったような…また、休み明けでもありましたし、クイーンエリザベス2世Cへの叩きレース的な雰囲気もあったのであのレースの結果で見限るのはちょっと早そうです。
元々素晴らしい末脚を使える馬でしたが、直線の長い東京や阪神外回りコースより、小倉・中山・阪神内回りなどの小回りコースで一気に覚醒した感があり。有馬記念ではスタートで出負けしながらも最後3着まで詰めてきましたし、今回の宝塚記念と同舞台のエリザベス女王杯では大外一気の凄まじい末脚を見せてるあたり、開催後半のタフな馬場はこの馬にピッタリハマりそう。
脚質的に後方からの競馬になりそうなので、他馬との位置関係や展開による不利などを受ける可能性はありますが、鞍上は阪神競馬場でめちゃ強い武豊さんなので、元祖天才の腕の見せ所ですかね。
ディープボンド
通算戦績[5-5-1-11]
前走の天皇賞春は得意の『長く持続する脚』を見事に使って2着。念願のG1タイトルに手が届くかと思いきや、ジャスティンパレスが強過ぎましたね…。(2着でも充分凄いんですけど)
阪神開催の天皇賞春で2年連続2着や、阪神大賞典で連覇など、阪神内回りコースは完全に得意な舞台と言えるので今回も強い走りを期待したいところですが…前走は4コーナーが下り坂でスピードに乗せやすい京都競馬場でして、近走は得意の阪神でも4コーナーでなかなかポジションを押し上げられないレースが続いていたのは気になるところで。
おそらく競馬界で最も天皇賞春のタイトルが欲しかった馬なので、前走が究極メイチだと考えると、残り弾が残ってるかどうかはちょっと心配ですよね。
ブレークアップ
通算戦績[5-3-4-8]
前走の天皇賞春での4着は今回ライバルとなるジャスティンパレス・ディープボンドに次いでの着順で、少し前は条件クラスで勝ったり負けたりしてた馬が一気にG1クラスとの差を詰めてきた印象ですね。どちらかと言うと京都開催に戻った天皇賞春よりも、その前の阪神大賞典での走りが強く、斤量58.0kgを背負ってジャスティンパレス(57.0kg)と0.3秒差の3着は評価したいところです。
ただ、コレまで勝ってきているレースを見るとゆったりとしたスロー気味な流れからのスピード勝負というか持続力勝負な展開が多く、今回タフな展開が予想されるの宝塚記念とはマッチし難い印象も?
鞍上が川田神に乗り替わり、更に強さを発揮する期待感はあるもののその分人気するでしょうし、馬券妙味という面ではイマイチに感じるところですかね…
アスクビクターモア
通算戦績[4-1-3-3]
年が明けてから日経賞で9着、続く天皇賞春で11着と大敗していて、若い頃から戦い続けてきているジャスティンパレスには大きく差をつけられた印象ですかね…。(古い話ですがハンカチ王子とマー君みたいな)
とは言え、日経賞は出遅れが致命傷だったと思いますし、天皇賞春でもスタートで後手を踏み、巻き返したところでかかった的な感じだったように見えますので、まぁ負けた理由は一応あり。
菊花賞馬なので長い距離が得意に見えますが、ベストはドウデュースを倒した小回りの2000m前後でもおかしくなく、今回の舞台がビタっとハマる可能性はあり。鞍上の横山武くんもテン乗りでこの馬を制御するのは流石に難しかったと思います。今回は2度目の騎乗ですし、前走のタイトルホルダーのように自身よりテンの速い逃げ馬はいませんので、気持ちよく走れるパターンはありそう。
日本ダービー(3着)や皐月賞(5着)など、先行馬にとっては相当しんどい流れを前で残せてるあたり、能力は世代上位のモノを持ってると考えますし、自分のペースで走ればかなりの粘りを見せる馬です。そんな馬が近走の負けで人気を落とすようであればコレは怖い1頭ですよね。
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宝塚記念2023|激推し穴馬
3 ダノンザキッド(想定9番人気)
激推しポイント①:阪神競馬場で強い
これまでの阪神戦績が[1-1-2-0]で舞台適性は間違いなさそうです。大跳びな走り方から、阪神と言っても直線の長い外回りコース専門やろ?と思ってましたが、前走の大阪杯ではジャックドール・スターズオンアースと同タイムの3着だったので内回りコースでもしっかりと強さをみせてます。内容としても4コーナーで手応え良く外を回して直線を迎えてますし、なんかコーナリングが上手くなってそうで、ココは阪神巧者の激走に期待したいところです。
激推しポイント②:強豪馬とやり合ってきている
上で書いたように前走の大阪杯ではジャックドール・スターズオンアースと、マイルCSでは57.0kgを背負ってセリフォス(56.0)と、安田記念ではソングライン・シュネルマイスターらG1で強い走りを見せる馬達と僅差の走りが出来ていて、過去に遡ると怪物グランアレグリアとも結構やり合えてるレベルで、今回の強力なライバルを相手にしても決して負けない能力を持ってると考えます。
激推しポイント③:非根幹距離実績が〇
今回の宝塚記念は非根幹距離と呼ばれる2200mで行われ、1600m・2000m・2400mなど王道の根幹距離とは若干違った適性が求められます。で、この馬は2200m実績こそありませんが、1800m(コレも非根幹距離)での実績が[2-0-1-2]で、全3勝のうち2勝を挙げていて優秀です。
※4着以下が2回ありますが、どちらも中山記念でこの馬は中山では別馬になるのでノーカンですw
激推しポイント④:実績の割に人気しないタイプ
阪神で強い&猛者相手と互角レベルでやり合えていて、G1実績で見れば[1-2-2-3]で複勝率62.5%(G1でコレはなかなか…)の馬なのですが、なぜか毎回あまり人気しないタイプです。確かに近走でG1勝利がありませんし、不意にポロっと負ける脆さみたいなモノはありますが、『強いのに当たった時に配当がデカい』は穴馬にとって最高の条件ですし、ココは買っておきます。大阪杯(10番人気)やマイルCS(8番人気)こそが買い時で、今回飛びつくのは遅いパターンな可能性はありますが、それでも人気してないのであればもう一度を狙いましょう。
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宝塚記念2023|予想発表
◎:11 ジェラルディーナ 牝5 武豊
今回の本命馬はジェラルディーナとします。展開予想で書いた通り、今年の宝塚記念は『馬場が荒れてる&外枠から逃げ馬が速い流れをつくる』と予想してますので、流れ的にはこの馬の外差し競馬にドンピシャでハマると考えます。エリザベス女王杯・昨年の京都記念を見る限り、阪神2200mで末脚は鈍りませんし、有馬記念で3着になれる能力があればココではしっかり勝負できるはずです。3,4コーナーでの仕掛け&コーナリングが勝負どころになると思いますが、そこは阪神に強い元祖天才武豊さんの腕次第。同舞台をドウデュースで制した腕に賭けましょう。
〇:5 イクイノックス 牡4 ルメール
総合的にはこの馬が最強で間違いないとは思いますが…。阪神競馬場というのはホント特殊でして、あのエフフォーリアですら輸送やらなんやらにヤられて力を出せなかった舞台です。もう強いのは間違いないですし、大楽勝しても全く驚けませんが、『じゃあその馬を1倍台で軸にするか?』と言われると、やっぱ最強の2番手にしてしまうのが僕のスタイルですねw
▲:6 スルーセブンシーズ 牝5 池添
能力的には少し足りないイメージがありますが、今年に入って連勝で重賞制覇と勢いに乗っていて、『牝馬は格より勢い』『夏は牝馬』などの格言もありますし舐めると怖いですよね。展開的には差し馬に向くという前提でジェラルディーナやイクイノックスが差してくる想定ですので、そこに一緒に突っ込んでくるのは中山重賞で勝てるコーナリング性能を持ったこの馬なのかなと。また、鞍上がルメールから池添さんに変わるのもポイントの一つで、『ココでグランプリ男が仕事するんか!』のタイミングは整ってる気がします。
☆:3 ダノンザキッド 牡5 北村友
前述した「激推し穴馬」で紹介したとおりの理由で積極的に狙っていきます。
△:9 ジャスティンパレス 牡4 鮫島駿
阪神大賞典・天皇賞春と連覇、しかも完勝なのでその強さに疑いは全くありません。が、ジェラルディーナとイクイノックスを評価している以上、どうしてもこのあたりに収まるのかなと。
宝塚記念2023|買い目公開
三連複軸1頭流し
軸馬:11ジェラルディーナ
相手:3、5、6、9
※5、9、11の3頭での組み合わせは1~3番人気での決着となり、オッズ妙味がないので省いてます
3連単フォーメーション
今回は上半期総決算のグランプリレースということで、とある大蔵省から特別軍資金が出ましたので、普段の馬券とは別に3連単を◎11ジェラルディーナを中心に購入します
パターン①
1頭目:11ジェラルディーナ
2頭目:5イクイノックス
3頭目:3ダノンザキッド、6スルーセブンシーズ
パターン②
1頭目:5イクイノックス
2頭目:11ジェラルディーナ
3頭目:3ダノンザキッド、6スルーセブンシーズ
パターン③
1頭目:5イクイノックス
2頭目:3ダノンザキッド、6スルーセブンシーズ
3頭目:11ジェラルディーナ
※5、9、11の3頭での組み合わせは1~3番人気での決着となり、オッズ妙味がないので省いてます
宝塚記念2023|予想まとめ
ついに1年の上半期を締めくくるグランプリレースですね。今年も超強いメンバーが集まっていて、可能性のありそうな馬をピックアップしていくとお金がいくらあっても足りないぐらいの点数を買わないといけませんw
今回は実績・人気が圧倒的ナンバー1のイクイノックスに注目が集まっていて、戦前から推し材料や不安材料がいろいろ飛び交ってますが、まぁ余程のことがない限り大崩れはしないのかなと個人的には考えてます。
人気馬を心から応援するも良し、その人気馬が不覚を取った時の高配当を獲るのに力を入れるも良しだと思いますし、自分が後悔しない馬券を買い続けていきたいですね!
それではみなさんに爆益あれ!
\勝ってる人は情報量が多い/
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