- 福島競馬場ダート1000mがどんなコースか分かる!
- 8つの傾向とデータを紹介!
- 福島競馬場ダート1000mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!
今回紹介するコース福島ダート1000mです。このコースは2013年以降使われていませんが、ぜひ次回レースが施工された際はこの記事を参考に馬券を予想して見てください。
データを制するものは馬券を制す!
福島競馬場ダート1000mの概要・特徴
はじめに、福島競馬場ダート1000mのコースの概要や特徴、レコードタイムや平均タイムについて解説していきます。
コース概要
スタート地点は向こう正面の左側、第2コーナーの出口付近からのスタートになります。フルゲートでも12頭しかゲート入りできないほどスタート地点の幅員が狭いことが特徴です。3コーナーまでの距離はおよそ330mでやや上り坂を登りながらのコーナリングで、3〜4コーナーはスパイラルカーブが採用されています。
スパイラルカーブとはコーナーの入り口から出口にかけて半径が短くなるコーナーで、スピードが落ちにくいコーナーと言われている
最後の直線は、295.7m、ゴール手前の上り坂を駆け上がってゴールになります。
レコードタイム
福島ダート1000m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
2歳レコード | 0:59.1 | 牡2 | ベガスカラノテガミ | 1997年10月25日 |
3歳以上レコード | 0:58.0 | 牝3 | オースノムスメ | 2007年10月20日 |
2歳レコードを持っているベガスカラノテガミは名前にもあるとおりアメリカ産馬。デビュー2戦目の未勝利戦で1番人気の期待に応え、菊沢騎手を背に逃げ切りでのレコード勝ちを収めています。
3歳レコードを持っているオースノムスメは、道悪の500万下戦でレコードタイムを記録。道中は3〜4番手でレースを進め徐々に進出、4番人気とまずまずの人気で上がり最速の脚を使い見事レコード勝ちをおさめました。
平均タイムとラップタイム
クラス | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 |
---|---|---|---|---|
新馬 | – | – | – | – |
未勝利 | – | – | – | – |
1勝 | – | – | – | – |
2勝 | – | – | – | – |
3勝 | – | – | – | – |
OP・重賞 | – | – | – | – |
平均タイムとラップ数については過去10年使用されておらず施工回数が少ないため、割愛します。
福島競馬場ダート1000mで行われる重賞レース一覧
当該コースで行われる重賞はありません。
福島競馬場ダート1000mの傾向データ
ここからは、各項目別に傾向とデータを解説していきます。馬券の予想に直結するポイントになりますので、ぜひ予想に役立ててください。
人気別
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 71 | 86 | 100 | – | – |
2 | 14 | 43 | 57 | – | – |
3 | 14 | 29 | 29 | – | – |
4 | 0 | 0 | 14 | – | – |
5 | 0 | 0 | 14 | – | – |
6 | 0 | 0 | 0 | – | – |
7 | 0 | 0 | 0 | – | – |
8 | 0 | 0 | 0 | – | – |
9 | 0 | 0 | 0 | – | – |
10〜 | 0 | 0 | 0 | – | – |
人気順にみると、ある程度人気通りの結果になることが多く、1〜3番人気馬が好成績を残しています。6番人気以降の馬については馬券に絡んでいないことから、非常に固い決着になることが多いということが読み取れますが、施工回数が少ないため、参考程度に止めるのが良いでしょう。
枠順別
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
3 | 0.0 | 14.3 | 28.6 | 0.0 | 121.4 |
4 | 0.0 | 14.3 | 42.9 | 0.0 | 81.4 |
5 | 0.0 | 0.0 | 15.4 | 0.0 | 32.3 |
6 | 0.0 | 7.7 | 7.7 | 0.0 | 12.3 |
7 | 21.4 | 35.7 | 35.7 | 86.4 | 160.7 |
8 | 28.6 | 42.9 | 57.1 | 65.0 | 160.7 |
枠順別にみると7・8枠と、外の枠が好走しています。施工回数が少ないコースのため過信は禁物ですが、馬券を購入する際は外枠の馬に注目するのがいいかもしれません。
脚質別
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 28.6 | 85.7 | 85.7 | 48.6 | 328.6 |
先行 | 20.8 | 33.3 | 58.3 | 74.2 | 160.8 |
差し | 0.0 | 0.0 | 3.7 | 0.0 | 12.6 |
追込 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
脚質別にみるとやはり1000mという距離から、ポンと出てから前に行ける加速力を持った逃げ・先行馬が好走しています。
血統別
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サウスヴィグラス | 20.0 | 40.0 | 60.0 | 28.0 | 390.0 |
マイネルラヴ | 33.3 | 66.7 | 66.7 | 86.7 | 140.0 |
サクラバクシンオー | 20.0 | 40.0 | 40.0 | 62.0 | 60.0 |
ダイワメジャー | 33.3 | 33.3 | 66.7 | 76.7 | 503.3 |
フレンチデピュティ | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 660.0 | 180.0 |
キングカメハメハ | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 160.0 | 65.0 |
スターリングローズ | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 100.0 | 55.0 |
クロフネ | 0.0 | 66.7 | 66.7 | 0.0 | 90.0 |
タニノギムレット | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 100.0 |
ヒシミラクル | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 510.0 |
血統別にみると、勝利数ではサウスヴィグラス産駒が一番ですが、やはり施工回数が少ないレースのため、「この産駒がオススメ!」と一概に言えないのが本音です。ですが、サウスヴィグラスやマイネルラヴ、サクラバクシンオーと、やはり短距離戦線で活躍した馬の産駒がこのコースでは好成績を残しています。
父系統別
父系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | – | – | – | – | – |
ノーザンダンサー系 | – | – | – | – | – |
ミスタープロスペクター系 | – | – | – | – | – |
ロベルト系 | – | – | – | – | – |
ナスルーラ系 | – | – | – | – | – |
ヘイロー系 | – | – | – | – | – |
エクリプス系 | – | – | – | – | – |
父系統別についてはデータが集まっていないため割愛しますが、上記の血統別成績でランキング上位のサウスヴィグラスやマイネルラヴはミスタープロスペクター系です。抜群のスピードが特徴的かつ魅力的なミスプロ系ですので、短距離レースでは注目の系統になります。
騎手別
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
吉田 隼人 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 170.0 | 105.0 |
江田 照男 | 25.0 | 50.0 | 50.0 | 77.5 | 60.0 |
中館 英二 | 33.3 | 33.3 | 66.7 | 76.7 | 83.3 |
勝浦 正樹 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 320.0 | 130.0 |
柴田 善臣 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 660.0 | 180.0 |
大野 拓弥 | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 65.0 | 27.5 |
横山 典弘 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 135.0 |
荻野 琢真 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 510.0 |
木幡 初広 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 310.0 |
後藤 浩輝 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 160.0 |
騎手別にみると吉田隼人騎手が抜群の成績を残しています。2013年以降行われていないレースのため、すでに現役を引退されている騎手もランクインしていますが、吉田騎手はもちろん、ランクインしている江田照男騎手、勝浦正樹騎手、柴田善臣騎手、横山典弘騎手などベテランと言われる騎手もまだまだ現役で活躍していますので、もしこのレースが開催された際は注目してみてください。
調教師別
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
和田 正道 | 20.0 | 60.0 | 60.0 | 52.0 | 76.0 |
岩元 市三 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 660.0 | 180.0 |
小西 一男 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 320.0 | 130.0 |
斉藤 誠 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 140.0 | 100.0 |
田村 康仁 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 230.0 | 120.0 |
堀井 雅広 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 310.0 | 140.0 |
岩戸 孝樹 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 100.0 | 55.0 |
清水 美波 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 310.0 |
牧 光二 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 160.0 |
的場 均 | 0.0 | 100.0 | 100.0 | 0.0 | 1310.0 |
調教師別にみると和田正道調教師が勝利数でトップとなっています。次いで岩元調教師、小西調教師が挙げられますが、和田調教師と岩元調教師についてはすでに引退しているため、注意が必要です。
厩舎別
厩舎 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | – | – | – | – | – |
栗東 | – | – | – | – | – |
厩舎別についても、レースの施工回数が少ないことからデータがありません。
福島競馬場ダート1000mの傾向・データまとめ
ここまで、これまでの傾向とデータを項目別に解説していきました。
それら項目のポイントを1つの表にまとめましたのでご覧ください。
- 1〜3番人気馬が安定。6番人気以降の馬は馬券に絡んだことがなく、配当的には固い決着になりやすい。
- 7・8枠が好成績。外枠有利のコースと言える。
- 脚質は逃げ・先行脚質の馬が好成績。
- サウスヴィグラス産駒が安定。マイネルラヴやサクラバクシンオー産駒の現役馬はいないため注意!
- 抜群のスピードが特徴のミスタープロスペクター系が活躍。
- 騎手は吉田隼人騎手が抜群の好成績。江田、勝浦、柴田、横山典騎手などのベテラン騎手にも注目!
- 調教師は和田、岩元、小西調教師が好成績だが引退している調教師や施工回数の少なさから参考程度で。
傾向・データをまとめると上記のようになりました。次の章からはこれらを踏まえた馬券攻略法を解説していきます。
福島競馬場ダート1000m|の攻略方法
ここからは、先ほど解説した傾向とデータをもとに福島ダート1000mにおける馬券の攻略方法を解説していきます。
データから見るここが買い
馬・騎手・調教師の3つの項目に分けて、攻略方法を解説していきます。
この馬が買い
この福島ダート1000mコースは、7・8枠の外枠に入った逃げ・先行馬が圧倒的に好成績を残しているコースのため、馬券を購入する際は枠と脚質に注目して予想をするのが得策です。フルゲートが12頭ということもあり、この2つのファクターに注目をすると、簡単に取捨選択ができそうです。
血統別でみた場合、ミスタープロスペクター系の産駒が活躍しているのがデータから読み取れます。現在のミスタープロスペクター系というと、ロードカナロア、エイシンフラッシュ、ドゥラメンテなどが挙げられます。上記の枠と脚質に加え、血統も予想の材料に加えると、より買うべき馬が見えてきますね。
外枠の逃げ・先行馬、さらにミスタープロスペクター系の馬は買い!
この騎手が買い
馬券率100%であり、単勝・複勝回収率ともに安定の吉田隼人騎手を推します。ただ、長距離になればなるほど騎手の手腕が問われると言われることから、この1000mの距離では騎手の実力やコースの得意不得意を考えるよりも、もしかすると騎手よりも出走馬の方に目を向けて予想するのが良いかもしれません。
吉田隼人騎手が安定!しかしそこまで騎手の得意不得意が考えなくても良いかも…!
この調教師が買い
ランクインしている現役の調教師の中では小西調教師が好成績であり、狙っていきたい調教師ですが、先ほどのデータの章でも解説した通りレースの施工回数が少ないことや、騎手と同様調教師の得意不得意を考え馬券を予想するよりも、出走馬をメインに馬券を予想しましょう。
調教師で買うなら小西調教師!ただ、あくまで参考程度に止めるのがオススメ!
データから見るここが割引
差し脚質の馬は苦戦傾向にある
傾向・データの章でまとめたとおり、差し脚質の馬は苦戦傾向にあります。1000mという距離の短さと、最後の直線の短さゆえ、やはりレースの最終盤で力を発揮する馬よりも、スタートからトップスピードで走ることができる馬の方が有利という結果の表れでしょう。また、追込脚質の馬のデータはありませんが、おそらく陣営としても上記のコースの特性から追込脚質の馬を出走させるのは渋った結果かもしれません。
差し馬は素直に割引しよう!追込馬のデータはないが、おそらく差し馬同様苦戦すると予想!
データの裏を狙う
すでに解説した、スタートが得意な逃げ・先行馬、外枠、さらにはミスタープロスペクター系の血統の馬という材料が、施工回数が少ないゆえにあまりにも目立った形になっているため、今回データの裏を狙えるような材料は特にありません。
このコースは裏を狙わず、単純に過去のデータを参考に予想をするのが得策!
開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬
人気別データで解説したとおり、1〜5番人気の馬しか馬券に絡んでいない(うち勝利・連対は1〜3番人気馬のみ)ことから、開催時期や馬場状態によって狙える穴馬や危険な人気馬はここでは見受けられません。
固い決着が多いため、これまで解説したデータを使ってトリガミにならないよう上手に馬券を予想しましょう。
福島競馬場ダート1000mまとめ
ここまで、傾向とデータ、そこから導き出される攻略法を解説してきました。改めてまとめます。
- データ上人気上位の馬しか馬券に絡んでいない!固い決着になりやすい傾向!
- 7・8枠の逃げ・先行馬は買い!
- ロードカナロアやドゥラメンテ産駒をはじめとしたスピードが特徴のミスタープロスペクター系が強い!
- 騎手は吉田隼人騎手、調教師は小西一男調教師に注目!
- 差し・追込馬は素直に割引!スタートしてからの加速力が重要なコース!
- 施工回数が少ないコースのため、データや傾向はあくまで参考程度に止めると考えるか、逆にこれ以上ない好材料と捉えるかはあなた次第!
ぜひ、この記事を馬券の予想のお供にしてみてください!
それでは、よき競馬ライフを!
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