今回紹介するコースは福島芝2600mです。
福島競馬場で行われるダートレースを含む全レースの中で1番距離が長く、コーナーを6回も回るコースになります。また過去に三連単配当248万円を超える高額配当も記録していているこのコース。
ぜひこの記事で解説するデータと傾向を参考に、馬券を購入してみてください!データを制するものは馬券を制す!
福島競馬場芝2600mの概要・特徴
まずはじめに、福島競馬場芝2600mのコースの概要や特徴、レコードタイムや平均タイムについて解説していきます。
コース概要
スタート位置は向こう正面の真ん中。スタンドから見てもちょうど真ん中付近からスタート。コーナーを6回、ゴール板を2回通る、芝コースを1周半する長丁場のコースです。
6回もコーナーを回らないといけないため、分かりやすく1回目のコーナー、2回目のコーナーとして解説します。
スタート直後から緩い上り坂を登り、頂上は1回目のコーナーに入るところ。そのまま2回目のコーナーで下り坂を降りながらホームストレッチの直線に入ります。なお、この1回目のコーナーから2回目のコーナーについてはスパイラルカーブとなっています。
コーナーの入り口から出口にかけて半径が短くなるコーナーでスピードが落ちにくいコーナーのこと
ゴール板前の直線は残り150m付近から緩やかな上り坂になっているのも福島競馬場の特徴です。1回目のゴール盤を通り過ぎ、ほぼ平坦の3回目・4回目のコーナーに向かっていきます。4回目のコーナーを抜け、再び向こう正面へと進み、真ん中ほどにあるスタート地点を通り過ぎると残りはあと半周です。5回目のコーナーに向けて緩やかな坂を登っていき頂上へ。最後のコーナーである6回目のコーナーは、スパイラルカーブでスピードを上げながら下り坂を駆け降り、最後の直線へと入っていきます。最後の直線距離はAコース使用時は292.0m、Bコース使用時は297.5m、Cコース使用時は299.7mとなっており、残り150m付近から始まる上り坂を全速力で駆け上がりゴールです。
コース全体の高低差は1.8mとそこまで急な坂はありませんが、2600mという距離ゆえアップダウンも多いため、通常の2600mよりも豊富なスタミナが要求されるコースです。
レコードタイム
福島芝2600m | タイム | 性齢 | 馬名 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|
2歳レコード | ー | ー | ー | ー |
3歳以上レコード | 2:37.1 | 牡4 | サクセスパシュート | 2012/11/3 |
このコースでレコードを持っているのは当時牡馬4歳のサクセスパシュートです。
2000〜3400mの中距離から長距離までを主戦とする馬でしたが、2012年11月3日の磐梯山特別を道中3番手でレースを進め、上がり2番目の早さで1番人気の期待に応えレコード勝ちをおさめました。現役引退後はとある牧場にて乗馬として活躍しているという情報もあり、優しく穏やかな性格ということが伺えますね。
なお、2歳レコードについては該当レースが行われていないためデータはありません。
平均タイムとラップタイム
クラス | タイム | 前3F | 後3F | 後/前 |
---|---|---|---|---|
新馬 | ー | ー | ー | ー |
未勝利 | 2:42.8 | 38.0 | 38.2 | 101 |
1勝 | 2:41.7 | 37.7 | 37.2 | 99 |
2勝 | 2:41.5 | 37.6 | 37.5 | 100 |
3勝 | ー | ー | ー | ー |
OP・重賞 | ー | ー | ー | ー |
未勝利戦については前半ラップの方が早い傾向にありますが、1勝クラス以上になると若干ではありますが後半ラップが早い傾向に変わります。
福島競馬場芝2600mで行われる重賞レース一覧
福島競馬場芝2600mで行われる重賞レースはありません。
2勝クラスの奥の細道特別や、信夫山特別、磐梯山特別、3勝クラスのフルーツラインカップが挙げられます。
福島競馬場芝2600mの傾向データ
ここからは、各項目別に傾向とデータを解説していきます。
馬券の予想に直結するポイントになりますので、ぜひ予想に役立ててください。
人気別
人気 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 36.5 | 59.6 | 75.0 | 101 | 106 |
2 | 13.5 | 26.9 | 44.2 | 60 | 77 |
3 | 7.7 | 21.2 | 44.2 | 46 | 58 |
4 | 5.8 | 13.5 | 21.2 | 45 | 43 |
5 | 5.8 | 19.2 | 26.9 | 59 | 67 |
6 | 3.8 | 13.5 | 19.2 | 52 | 63 |
7 | 11.5 | 17.3 | 25.0 | 205 | 108 |
8 | 3.8 | 5.8 | 15.4 | 74 | 77 |
9 | 2.0 | 4.1 | 12.2 | 69 | 83 |
10〜 | 2.0 | 4.0 | 6.5 | 124 | 94 |
人気別に見ると1番人気の馬の勝率・連対率・複勝率がずば抜けていることがわかります。
単勝・複勝回収率も100%を超えていることから、1番人気馬の信頼度は高いと言えるでしょう。あえて穴を狙いたいのであれば、その他の低人気馬に比べると連対率・複勝率ともに高い、7番人気馬が面白い存在になるかもしれません。
枠順別
枠 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 6.9 | 12.1 | 17.2 | 84.3 | 58.4 |
2 | 9.4 | 17.2 | 21.9 | 285.3 | 188.9 |
3 | 6.0 | 13.4 | 19.4 | 63.1 | 61.9 |
4 | 4.3 | 8.6 | 17.1 | 36.1 | 64.3 |
5 | 10.8 | 24.3 | 32.4 | 233.4 | 114.7 |
6 | 6.6 | 14.5 | 19.7 | 52.6 | 94.5 |
7 | 7.4 | 13.6 | 22.2 | 40.4 | 50.5 |
8 | 6.2 | 11.1 | 21.0 | 54.4 | 58.4 |
枠順別にデータを見ると2枠と5枠が好成績を残しています。
この2つの枠にフォーカスを当てると、勝率や連対・複勝率では5枠が2枠を上回っていますが、単勝・複勝回収率を見ると2枠が大きく5枠を引き離す成績です。その他の枠について見ると、特に大きな差は見受けられませんが、複勝回収率以外の項目で最低数値を叩き出している4枠は要注意です。
脚質別
脚質 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 14.3 | 19.6 | 32.1 | 219.1 | 121.4 |
先行 | 13.2 | 27.8 | 38.9 | 126.9 | 135.1 |
差し | 6.6 | 13.8 | 21.4 | 142.4 | 102.3 |
追込 | 0.6 | 2.3 | 4.1 | 2.3 | 13.5 |
脚質別に見ると、逃げ・先行脚質が有利というデータになりました。
逃げ馬は各脚質の中で1番高い勝率となり、単勝回収率も高い傾向にあります。勝率は逃げ馬に劣ってしまいましたが、先行馬の連対率と複勝率はとても高く、同時に馬券を予想する際の軸として信頼度も高いと言えます。逃げ・先行馬とは逆に、成績を残せていないのは追い込み脚質の馬です。各項目で他の枠と比べて桁違いに数値が低いので、追い込み馬が出走した際は「消し」となる可能性が高いです。
血統別
血統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
オルフェーヴル | 21.1 | 28.9 | 44.7 | 225.0 | 125.3 |
ゴールドシップ | 15.4 | 23.1 | 41.0 | 103.8 | 111.5 |
ディープインパクト | 4.2 | 18.8 | 22.9 | 17.9 | 40.4 |
ルーラーシップ | 7.1 | 17.9 | 25.0 | 79.6 | 76.4 |
ハーツクライ | 4.9 | 12.2 | 12.2 | 17.3 | 137.1 |
エピファネイア | 18.2 | 27.3 | 27.3 | 41.8 | 40.9 |
ロジユニヴァース | 50.0 | 50.0 | 100.0 | 167.5 | 312.5 |
ジャスタウェイ | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 1148.8 | 367.5 |
キングカメハメハ | 4.5 | 27.3 | 36.4 | 37.7 | 122.7 |
スクリーンヒーロー | 8.3 | 25.0 | 25.0 | 63.3 | 65.8 |
血統別に見ると、オルフェーブル、ゴールドシップ産駒が勝利数の2トップかつ好成績となりました。
同じステイゴールドを父にもつ2頭ですが、各項目で高い数値を残しており、特にオルフェーブル産駒の単勝回収率は目を見張るものがあります。その他の種牡馬にも注目すると、やはり現役時代は有馬記念や菊花賞などの長距離レースを走ってきた馬の産駒が活躍しているのが見受けられます。
父系統別
父系統 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 9.7 | 17.5 | 25.1 | 92 | 85 |
ノーザンダンサー系 | 4.1 | 6.8 | 14.9 | 47 | 51 |
ミスタープロスペクター系 | 4.3 | 13.0 | 21.0 | 57 | 85 |
ロベルト系 | 6.2 | 12.5 | 16.7 | 69 | 72 |
ナスルーラ系 | 6.7 | 16.7 | 23.3 | 104 | 94 |
ヘイロー系 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0 | 0 |
イクリプス系 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0 | 0 |
父系統別に見ると、サンデーサイレンス系が好成績を残している結果になりました。勝率・連対率・複勝率において他の系統の中でトップの成績です。
次に注目すべきはナスルーラ系です。勝率・連対率・複勝率の数値では、サンデーサイレンス系に劣りますが、単勝・複勝回収率の数値ではサンデーサイレンス系を上回る数値となりました。
父系統も予想のファクターとして組み込む際は、ぜひサンデーサイレンス系とナスルーラ系をお見逃しなく!
騎手別
騎手名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
柴田 善臣 | 44.4 | 44.4 | 44.4 | 1576.7 | 294.4 |
菅原 明良 | 16.7 | 16.7 | 33.3 | 223.9 | 84.4 |
津村 明秀 | 16.7 | 41.7 | 41.7 | 124.2 | 125.8 |
斎藤 新 | 12.5 | 31.3 | 31.3 | 98.1 | 89.4 |
川又 賢治 | 20.0 | 40.0 | 50.0 | 249.0 | 648.0 |
丸山 元気 | 12.5 | 18.8 | 37.5 | 40.0 | 88.8 |
西村 淳也 | 9.5 | 14.3 | 28.6 | 51.9 | 61.0 |
石橋 脩 | 28.6 | 42.9 | 42.9 | 365.7 | 98.6 |
横山 武史 | 20.0 | 30.0 | 30.0 | 112.0 | 69.0 |
木幡 巧也 | 14.3 | 14.3 | 21.4 | 555.7 | 170.7 |
騎手別でデータを見ると超ベテランジョッキー、柴田善臣騎手が抜群の好成績を残しています。
しっかりと当該コースでの出走回数をこなす中でのこの数値は、驚異的としか言いようがありません。逆に、菅原明良騎手や斎藤新騎手も奮闘しています。この福島芝2600mはベテラン柴田騎手と、若手の菅原、斎藤騎手に注目です。
調教師別
調教師名 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
石坂 公一 | 20.0 | 50.0 | 70.0 | 255.0 | 165.0 |
田村 康仁 | 28.6 | 57.1 | 57.1 | 384.3 | 151.4 |
奥村 武 | 20.0 | 30.0 | 40.0 | 96.0 | 84.0 |
菊川 正達 | 22.2 | 33.3 | 33.3 | 46.7 | 46.7 |
高木 登 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 770.0 | 240.0 |
奥村 豊 | 33.3 | 33.3 | 33.3 | 1638.3 | 513.3 |
大江原 哲 | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 1656.3 | 282.5 |
高橋 祥泰 | 20.0 | 40.0 | 60.0 | 130.0 | 130.0 |
根本 康広 | 9.1 | 18.2 | 27.3 | 167.3 | 71.8 |
小手川 準 | 8.3 | 16.7 | 25.0 | 235.8 | 85.8 |
調教師別で見ると、石坂公一、田村康仁調教師が勝利数トップとなりました。
それぞれ出走回数も少ないわけではないため、得意としているコースと言えるでしょう。この2人に続いてピックアップしたいのは、高木登調教師です。出走回数は2回と極めて少ないですが、2戦2勝という成績を残しています。高木登調教師が管理する馬が出走する際はぜひ注目して見てください。
厩舎別
厩舎 | 勝率 | 連対 | 複勝 | 単回 | 複回 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 7.9 | 14.8 | 21.4 | 91 | 83 |
栗東 | 6.0 | 14.2 | 22.8 | 58 | 77 |
厩舎別データは若干ではありますが美浦所属厩舎の成績が良いです。
勝率や連対率、複勝率はそれほど大きく変わりませんが、単勝回収率を見ると、美浦組の成績の良さが浮き彫りになります。
福島競馬場芝2600mの傾向・データまとめ
ここまで、これまでの傾向とデータを項目別に解説していきました。
それら項目のポイントを1つの表にまとめましたのでご覧ください。
- 1番人気馬の信頼度は高い。穴を狙いたいなら7番人気馬が面白い。
- 2・5枠が好成績。それ以外の枠は目立った優劣はないが、4枠は要注意。
- 脚質は逃げ・先行馬が有利。特に先行馬は軸に最適。追込脚質の馬は凡走しがち。
- オルフェーブル産駒、ゴールドシップ産駒の2強。
- 父系統は、サンデー系がおすすめ。単勝・複勝回収率が高いナスルーラ系も見逃せない。
- 騎手は大ベテランの柴田善臣騎手がおすすめ。
- 調教師は石坂、田村調教師が抜群の成績。2戦2勝の高木調教師にも注目!
- 厩舎は栗東よりも美浦厩舎が好成績!
福島競馬場芝2600mの攻略方法
ここからは、先ほど解説した傾向とデータをもとに福島芝2600mにおける馬券の攻略方法を解説していきます。
データから見るここが買い
馬・騎手・調教師の3つの項目に分けて、攻略方法を解説していきます。
この馬が買い
馬券を予想する際は、脚質や枠順、血統など、いくつかのファクターを総合的に見て予想するかと思いますが、長距離レースおいて、最も重要視してほしいファクターは「血統」です。
先ほど血統別で紹介したオルフェーブルやゴールドシップをはじめとする、現役時代に長距離レースで活躍した馬の産駒は注目したいところ。血統について、父系統にまで遡って買いの馬を探す場合は、サンデーサイレンス系とナスルーラ系がおすすめです。「サンデー系はわかるけど、ナスルーラ系?」とピンと来ない競馬初心者の方のために、ナスルーラ系の種牡馬を何頭か挙げるとすると、ジャングルポケット、トーセンジョーダン、マジェスティックウォリアーが挙げられます。
ジャングルポケットは2021年没のため、今後産駒の数が減っていくことに注意
次にこの福島芝2600mを予想する上で重要にしたいポイントは「脚質」です。
データでは逃げ・先行馬が好成績を残していて、前から行く馬が強い傾向にあります。その理由としては、最後のコーナーにスピードの落ちにくいスパイラルカーブが採用されているため、スピードに乗った逃げ・先行馬がそのままのスピードで最後の直線まで走って来られることが挙げられるでしょう。
最後に、「枠順」についてです。データにもあるように、2枠と5枠が好成績を収めています。
この理由として考えられるのは、2枠はロスなく最短距離で走れるからと考えられますが、5枠は他の馬に囲まれることで走る気を削がれる馬もいますし、たとえ走る気でいたとしてゴーサインを出しても前の馬が壁になってスムーズに前に進めないこともあります。このことから、枠で「買い」の馬を見つける際は2枠を優先するのが良いでしょう。他の馬に関係なく、自分のペースで走ることができる逃げ馬が5枠に入った際は注目すべきかもしれません。
改めて「買い」の馬の条件をまとめると、
オルフェーブルorゴールドシップ産駒×逃げ・先行馬×2枠は好走確率が高い!
ただでさえオルフェーブルとゴールドシップ産駒の好走率がずば抜けてる上、脚質と枠も好走データに当てはまった場合はとても信頼度の高い軸馬となりえる可能性が高いため、積極的に狙ってみてください。
この騎手が買い
「買い」な騎手については傾向とデータの章でも解説したとおり、柴田善臣騎手がイチオシです。
「競馬は長距離になればなるほど騎手で買え」という格言がありますが、それは、長距離になればなるほど、集中力はもちろん、他の騎手との駆け引きや馬のペース配分などが必要になり、さらにレース中の変わり続ける状況に対し、騎手は常にベストな選択をしなければならないからです。
まさにこの格言を体現してくれているのが、柴田騎手です。菅原明良騎手や斎藤新騎手など、若手騎手も好成績を残していますが、長距離のレースではやはりベテランの騎手を推したいところです。
この調教師が買い
傾向とデータの章でも解説したとおり石坂公一、田村康仁調教師がおすすめです。
出走回数も多く、その中でも安定した成績を残しているのは、この福島芝2600mコースと相性が良いと言えます。特に田村調教師については、2022年菊花賞馬となったアスクビクターモアの他、重賞は未勝利ながらも長距離戦線で活躍中のシークレットラン、過去には3400mダイヤモンドステークスを勝利したグロンディオーズといい、長距離の馬を育てるのが上手なのでしょうか?
石坂、田村調教師の次に挙げられるのは高木豊調教師です。2戦2勝ということで、「買い」の調教師として挙げるにはデータが少ないですが、かといって軽視するのは難しいです。
ということで当記事では、石坂、田村、高木調教師が「買い」の調教師として推奨します。
データから見るここが割引
続いて傾向、データから見る割引の馬を解説していきます。
それはズバリ、4枠にはいった馬と、追い込み脚質の馬です。どちらも他の項目よりも低い数値を記録していて、馬券を予想する上で明らかにマイナス材料になります。
データの裏を狙う
続いて、傾向とデータの章ではあまり触れなかった、裏を狙った攻略法を解説していきます。
今回解説するデータの裏を狙った攻略法は、「種牡馬」と「騎手」からです。
データの裏を狙った種牡馬
傾向とデータの父別の章ではオルフェーブルとゴールドシップ産駒を推してきました。
ですが、あえてもう2頭挙げると、ロジユニヴァースとジャスタウェイが挙げられます。オルフェやゴルシと違いこの2頭は現役時代長距離を走ってきませんでしたが、この福島芝2600mでの産駒の成績はロジユニヴァース産駒は勝率連対率50%で単勝回収率は167.5%、ジャスタウェイ産駒は勝率連対率25%で単勝回収率1148.8%と、馬券になる確率だけでなく回収率の面においても優秀です。出走回数が少ないことが若干の不安要素ではあるので、出走した際は見極めが必要です。
データの裏を狙った騎手
傾向とデータの騎手別の表にランクインしていない騎手を1人ピックアップします。
ズバリ、その騎手は団野大成騎手です。団野騎手は2023年2月現在、まだ22歳と若い騎手ではありますが、実はこのコースと相性が良いです。勝利数こそまだ0勝ではありますが、連対率25%、複勝率62.5%、複勝回収率308.8%と、抜群の安定感を見せています。団野騎手が騎乗する際は、福島芝2600m初勝利の応援もかねて、馬券に組み込んでも良いかもしれません。
開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬
逃げ・先行馬が有利なコースですが、人気の無い逃げ馬は他の馬でマークされることもなく単騎逃げの形をとり、スパイラルカーブによってスピードが維持されたままゴール、という結果も考えられます。
特に開催前半の場合、コースの内ラチがまだ荒れていないので、その可能性が高くなります。逆に、いくら人気馬であっても追い込み馬は危険な人気馬となり得ます。先ほ傾向とデータの脚質別の章で解説したとおり、追い込み馬の成績が圧倒的に悪いです。これはやはりスパイラルカーブによって前にいく逃げ・先行馬がなかなか止まらないことが原因と考えられます。
- 開催前半の人気のない逃げ馬は穴馬になる可能性がある!
- 人気があっても追い込み馬は危険!
予想の取捨選択や、高額配当に近づけるため、しっかりポイントを押さえましょう!
福島競馬場芝2600mまとめ
ここまで、傾向とデータ、そこから導き出される攻略法を解説してきました。
改めてまとめます。
- 1番人気馬の信頼度は高い。7番人気の好走例も目立つ!
- 2・5枠の成績は良いが、4枠は要注意!
- 逃げ・先行馬が好成績で、追込脚質の馬は極端に成績が悪い!
- オルフェーブル・ゴールドシップ産駒が馬券の軸に最適!ロジユニヴァース・ジャスタウェイ産駒にも注目!
- サンデーサイレンス系とナスルーラ系種牡馬の産駒が好成績!
- ベテラン柴田善臣騎手と若手の菅原明良・斎藤新騎手がおすすめ!団野大成騎手の今後にも注目!
- 石坂公一・田村康仁調教師が安定の成績。2戦2勝の高木豊調教師も外せない!
- 厩舎は栗東よりも美浦!
- 人気の無い逃げ馬は開催前半では思わぬ穴馬になる可能性がある!
- 実力のある人気馬であっても追込脚質の馬は危険!
1番人気馬の信頼が厚いことや、追込脚質の馬が不利であること、オルフェーブル・ゴールドシップ産駒が圧倒的好成績であることなど、予想をする上で参考にしやすい材料が揃っている福島芝2600m。
ぜひ当記事を馬券予想のお供にしてみてください!
それでは、よき競馬ライフを!
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