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新潟競馬場芝1400mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

新潟競馬場芝1400mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
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この記事をざっくり言うと…
  • 新潟競馬場芝1400mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 新潟競馬場芝1400mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、新潟競馬場芝1400mの特徴と傾向です。

新潟芝1400mと言えば、2012年に3連単2000万馬券が飛び出していますし、ファンにとっては荒れるイメージが強いのではないでしょうか。データや傾向を調べてみても、一筋縄ではいかない雰囲気がプンプン漂います。

しっかり分析して高額配当を得るチャンスを逃さないようにしましょう。

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目次

新潟競馬場芝1400mの概要・特徴

新潟競馬場芝1400mコース図

新潟競馬場芝1400mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

以前の新潟競馬場は右回りでしたが、2001年から左回りとなりました。芝1400mは内、外回りと2種類設定されていますが通常は内回りコースを使用しています。

左回りコース

全国に10場あるJRAの競馬場でコースが左回りなのは東京、中京、新潟の3場。その他は右回りコース。

スタートは向正面右側の2コーナーポケット。まずは3コーナーまで648mに及ぶ長いバックストレッチを走ります。3コーナーから4コーナーは緩やかな下り坂ですが、内回りコースの高低差は0.8m。外回りの2.2mと比べると勾配はきつくありません。その3、4コーナーはJRAのローカル競馬場や地方競馬場で導入されているスパイラルカーブとなっています。

スパイラルカーブ

3コーナーのカーブ入口は緩やかに、出口となる4コーナーは小回りに設定。3コーナーはスピードをそれほど落とさずに進入できるが、曲がりがきつい4コーナーで馬たちはスピードを緩めなければならず、最後の直線での瞬発力勝負を誘発するという特徴がある。また、スピードを落とせなかった馬が外に振られるため、馬群がバラけやすくなりやすい。先行有利で単調なレースになりやすい小回りコースのローカル競馬場では差し、追い込み勢の不利を緩和するために広く採用されている。

最後の直線は358.7mでJRAメーン開催場である中山競馬場の310mより長く設定されています。

ほぼ平坦と言えるコースなので、スピード自慢の馬なら一本調子でも押し切れそうなイメージですが直線が長いだけに差し勢の台頭も目立ち、予想に難解さを加えています。

レコードタイム

新潟芝1400mのレコードタイムを見てみましょう。

新潟芝1400mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1:20.8牡2ジャズブルース2021年7月24日
3歳以上レコード1:19.0騙6マグナーテン2002年7月14日

2歳レコードはジャズブルースが2021年の未勝利戦でマーク。その後はやや伸び悩みましたが、ダート路線に目先を変えると高い素質が開花。オープン馬へと出世しました。3歳以上のレコードホルダーはマグナーテン。2002年に行われたオープン競走のNSTオープンで記録しました。同馬は新潟重賞のGⅢ関屋記念を2001、02と連覇しており、新潟巧者としての活躍が目立っています。

ちなみにマグナーテンのこのタイムは他場を含め、芝1400mの日本レコード(2023年4月時点)2015年には京都外回りでウリウリがタイ記録をマークしています。

新潟競馬場以外の3歳以上芝1400レコード

競馬場タイム性齢馬名記録年月日
東京競馬場1:19.4牡4タワーオブロンドン2019年5月11日
中山競馬場1:23.2牡3リンドユウホウ1987年4月11日
中京競馬場1:19.2牡5クリノガウディー2021年5月30日
京都競馬場(内)1:19.9牡3エイシンペペラッツ2014年4月26日
京都競馬場(外)1:19.0牝5ウリウリ2015年5月31日
阪神競馬場1:19.2牝4レシステンシア2021年2月28日

平均タイムとラップ

新潟競馬場芝1400mの過去5年間の平均タイムは以下の通りです。

R数タイム前3F後3F後/前
新馬231:23.236.236.6101
未勝利331:22.635.336.9104
1勝271:22:135.435.8101
2勝81:20:934.935.1101
3勝51:20.234.634.7100
重賞・OP151:21:335.035.3101

全ての条件で前半の入りの方が速くなっていますね。ローカル開催の短距離戦でよく見られる傾向で、要因としては高低差が緩やかな平坦コースであることから、騎手たちもペース配分にあまり気を使わず、馬の行く気にある程度任せているのではないかと考えられます。

新潟競馬場芝1400mで行われる重賞レース一覧

新潟競馬場芝1400mで行われる重賞レース一覧

新潟競馬場芝1400mでは現在、重賞レースは行われていません。

それでも、古馬オープンの朱鷺Sや2歳のダリア賞など、競走馬の試金石となる注目レースの舞台としてファンにはおなじみです。GⅢの新潟2歳ステークスは新潟競馬場が2001年に改修されるまで芝1400mを舞台としていました(2000年まで名称は新潟3歳ステークス)新競馬場がオープンとなった2001年も芝1400mで実施されましたが、2002年から芝1600mに変更されています。

新潟競馬場芝1400mの傾向データ

新潟競馬場芝1400mの傾向データ

ここからは新潟競馬場芝1400m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
120.746.861.36189
214.425.241.46771
312.627.937.87773
417.126.132.414379
56.316.225.26873
69.012.623.412384
77.212.618.012785
82.710.015.56382
91.84.69.25467
10~1.32.44.88969

1番人気の勝率は約20%。複勝率も60%以上ありますから信頼度はまずまずといったところでしょうか。勝率2番目は4番人気。2、3番人気を差し置いて良績を残しています。また、6、7番人気の勝率が5番人気よりも上。データ的にも新潟芝1400mの予想の難解さが浮き彫りになっていると言えます。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
17.616.222.38884
26.311.220.98181
34.310.015.26475
47.011.616.310277
54.29.715.75162
67.813.818.810588
77.212.219.19885
85.212.517.86576

最も勝率がいいのは6枠ですが、1枠が勝率、連対率、複勝率ともに高い数字をマークしているのが目立ちます。短距離戦ですからやはりコースロスの少なさが有利に働いているのかも知れません。それでも、外枠は7枠の勝率がまずまずですし、有利不利は気にならないレベル。8枠も勝率こそ物足りませんが、連対率、複勝率は悪くありません。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ3.615.522.63579
先行8.715.622.38879
差し10.420.031.97383
追込20.030.040.020385

ローカル開催の平坦コースは逃げ、先行が有利などと言われますが、新潟芝1400mにおいては差し勢の台頭が目立ちます。逃げ馬の勝率が低いのは意外ですよね。やはり長い直線が影響しているのでしょうか。追い込み馬はサンプル不足で参考になるとは言えません。ただ、数値は高いですし、単勝回収率を見ても荒れるレースを演出する存在ではあります。ラストの豪脚が持ち味の馬が出走してくれば積極的に狙う、という考え方でいいでしょう。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
モーリス20.028.028.0243114
アドマイヤムーン17.623.526.5172102
マンハッタンカフェ16.725.041.7110109
リーチザクラウン15.821.126.3303115
キングズベスト14.321.421.416567
ミッキーアイル14.321.428.613081
ジャスタウェイ13.817.224.113296
ドゥラメンテ13.627.345.597116
キズナ11.114.829.6158125
ダイワメジャー10.819.328.98771

モーリスの勝率が優秀。代表産駒にGⅢエリザベス女王杯勝ちのジェラルディーナや、GIスプリンターズS覇者のピクシーナイトがいて、距離の長短を問わないイメージですが、ローカル開催でもしっかり結果を出しています。単勝回収率も魅力ですよね。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ミスタープロスペクター系7.613.918.78977
サンデーサイレンス系7.212.519.89279
ロベルト系7.114.218.78876

勝率が最も良いのはミスタープロスペクター系ですが、突出しているレベルではありません。新潟芝1400mでは父系統についてそれほど気にする必要はなさそうです。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
永島まなみ57.157.171.4459200
岩田望来20.035.035.013078
大野拓弥19.023.823.8240102
鮫島克駿18.227.340.9183124
北村宏司15.423.123.117085
石橋脩14.314.320.012568
M.デムーロ13.521.624.37357
荻野極12.012.012.022663
杉原誠人11.414.317.127193
田辺裕信10.721.428.69486

女性騎手の永島まなみに注目です。2021年デビューでまだサンプルは少ないとはいえ、勝率、複勝率とも超優秀。同期の今村聖菜騎手とともにその手綱さばきは高く評価されており、特に新潟では永島まなみ騎手の騎乗馬から目を離さない方が良さそうです。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
今野貞一50.050.050.0489151
木村哲也27.354.554.5147110
尾関知人22.222.238.915587
牧浦充徳21.136.847.4174122
角田晃一18.227.327.323090
中内田充正16.725.041.75885
杉山晴紀16.716.716.718053
斎藤誠15.826.326.3182112
高野友和15.430.838.581103
鹿戸雄一15.025.035.0130115

今野貞一調教師の管理馬が勝率5割。新馬戦で2勝しているほか、3歳未勝利では18頭立て13番人気の馬が勝っており、単勝回収率も高くなっています。木村哲也調教師の管理馬も2回に1回は馬券にからんでおり、軸馬として狙えそうですね。

厩舎別

厩舎勝率連対複勝単回複回
美浦6.312.617.79284
栗東6.212.220.56373

美浦、栗東の成績は拮抗しています。位置的に馬の輸送距離などは大きな差がなさそうですし、関東、関西はあまり意識しなくていいかもしれません。

新潟競馬場芝1400mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って新潟競馬場芝1400mの傾向を紹介してきました。特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

新潟競馬場芝1200m傾向・データまとめ
  • 1番人気はまずまずも7番人気くらいまで手広くマークが必要
  • 目立つ1枠の好走歴
  • 脚質では差し馬に注目
  • 逃げ馬は苦戦気味
  • モーリス産駒の勝率高し
  • 永島まなみ騎手の成績が優秀
  • 今野貞一調教師の勝率5割

新潟競馬場芝14000mの攻略方法

新潟競馬場芝14000mの攻略方法

ここからは新潟競馬場芝1400mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

1番人気の信頼度はまずまずとはいえ、下位人気の数字も悪くなく、人気はアテにならないと言えます。

難解な新潟芝1400mは特にデータを重視して、例えば永島まなみ騎手の騎乗馬やモーリス産駒など、回収率のいい条件を買い続けるなどした方が、好配当にありつけるチャンスは多くなるかもしれません。

データから見るここが割引

新潟は平坦コースですし、脚質別で逃げ馬の勝率が物足りないのは意外でした。平坦での逃げ馬は人気になりやすいせいか、単勝回収率も35%と馬券的妙味は全くなしと言っていいくらい。何が何でも逃げる、といったタイプは軸馬としては見ない方が良さそうです。

データの裏を狙う

逃げ馬の苦戦については説明しましたが、先行タイプの成績は悪くないですし、前々で競馬をした馬たちで上位を占めるケースが多々あるのは確かです。

2983万2950円の3連単JRA史上最高配当(2023年4月終了時点)が飛び出した2012年8月4日新潟5Rの上位3頭3、4コーナー通過順を見ても完全な前残り決着で逃げ馬も2着に食い込みました。

2012年8月4日新潟5R(2歳新馬)成績

着順馬名騎手タイム(着差)通過順単勝人気
1ミナレット嘉藤貴行1:23.52ー214
2ヘイハチピカチャン木幡初広クビ1ー112
3ファイヤーヒース石神深一同着3-310

3頭ともに10番人気以下だったので後続のマークも緩かったのかもしれませんし、逃げ馬でも人気薄なら上位候補に加えてもいいでしょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

JRA開催場の芝コースは、水分が少なく硬めで高速決着となりやすい野芝と、水分が多く時計がかかる洋芝の2種類があり、新潟競馬場は野芝100%で開催されています。

注意を払いたいのが夏競馬。この時期は札幌、函館競馬場でもローカル開催が行われていますが、この2場は洋芝を使用。新潟と北海道の両方でローテを組む競走馬もいますが、同じ芝でも条件は大きく違います。例えばパワータイプの好走例が多い北海道で好成績を残し、新潟に乗り込んできた馬の過信は禁物。高速決着になりやすい新潟の適性は十分なのか、見極めが大切になります。

新潟競馬場芝1400mまとめ

中山競馬場芝2000mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

新潟競馬場芝1400mまとめ
  • 1番人気の成績はまずまずもアテにはならない
  • 1枠は好走歴多し
  • 目立つ差し馬の台頭
  • 逃げ馬は苦戦気味だが人気薄なら狙う手も
  • モーリス産駒が活躍
  • 永島まなみ騎手、今野貞一調教師の回収率が優秀
  • 芝の質が違う札幌、函館の競走成績を重視して検討するのは危険

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

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参考文献

新潟競馬場コース一覧

芝1000m芝1200m芝1400m芝1600m
芝1800m芝2000m(内回り)芝2000m(外回り)芝2200m
芝2400mダート1200mダート1800mダート2500m

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この記事を書いた人

競馬歴20年以上、好きな馬はサイレンススズカ、ディスコードで毎週競馬予想を配信しています。

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